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政経東北の偏向報道・人権侵害について(反論、および裁判記録の公開)

先日、政経東北宛に公開質問状を出しました。しかし、彼らはほとんどまともに回答をせず、ほぼすべての質問を無視しました。痛いところは答えず、いまだに私のことをレイプ犯だと書き立てています。

「記事を書くとき、裁判記録を読みましたか?」

こんな簡単な質問にさえ、答えていません。もちろん「答えられない」ということは、どういうことか。多くの人には、すでにおわかりかと思います。

この記事では以下のことを扱います。

1.政経東北の報道における重大な問題点
2.裁判記録の公開による具体的反論

少し長いですが、ぜひ詳しく読んでいただき、ご意見をもらえたらと思います。

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1.政経東北の報道における重大な問題点

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批判1.取材・事実確認を怠った「コタツ記事」

政経東北の小池航記者が、裁判記録を読んだり、原告本人以外の関係者に独自取材をした形跡は一切ありません。原告だったO氏の発言や文章の都合のいいところだけを切り取り、繋ぎ合わせただけの、いわばコタツ記事です。

政経東北が「答えなかった」質問を、もう一度、貼っておきます。これです。

「記事を書くとき、裁判記録を読みましたか?」

「尋問の中の一部分のみを切り取って印象操作するのは、報道機関として、中立といえないのではないでしょうか?」

Yes/Noで答えられるこんな簡単な質問にも、政経東北は「答えませんでした」。

私は劇作家として、先輩からこう教わりました。まず足で稼ぐこと。現地を訪れ、人に会い、話を聞く。そして一つの戯曲を書くのに100冊は本を読めと教わりました。それで私は2か月以上、福島でフィールドワークをして、あの戯曲を書きました。

あなたたちはそれをしましたか? 「多様化時代の福島を読み解く」と掲げるメディアが、裁判記録さえ読まず、関係者の話も聞きに行かず、私への取材もせず、偏向記事で週刊誌的に部数を伸ばそうとする。報道機関として、自らの姿勢を問い直してほしいと思います。

――“Before you point your fingers, make sure your hands are clean.”  by Bob Marley
人を糾弾する前に、君のその手は汚れていないか? よく確認しろ。

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批判2.不都合な事実(裁判所の判断)の矮小化

政経東北は、O氏に有利な部分だけを切り取った偏った裁判傍聴記を公開する一方で、もっとも重要な裁判所の結論については解説しませんでした。

今回の回答で、政経東北は、裁判所の「立証に隘路(あいろ)がある(=説明に無理がある)」との判断について、「コンドーム等の直接証拠が現存していないことを含む立証上の困難があることを意味するにとどまり、レイプ被害の不存在を積極的に認定するものではありません」と反論しています。

裁判所は、そんなこと、一言もいっていません。いくつもの証拠・証言を確認した上で、「立証困難である」とわざわざ結論を明言したのです。司法すら『立証困難』として認定しなかった重大な事実を、独自の裏付け取材も裁判記録の精査もしていない政経東北が、なぜ事実として断定できるのか。これは表現の自由を逸脱した不当な糾弾です。

本件が直接証拠の問題ではなく、O氏の主張・ストーリー自体が、証拠や証言によって崩壊していたことが問題だったことについて、すでに裁判では述べましたが、この文章の後半で再度明らかにしようと思います。

そして、何より大事なことは、立証ができない以上、無罪推定の原則により、私の名誉は守られなければならないということです。それが法治社会であり、人権擁護社会です。政経東北は、司法が丁寧に検討して出した結論、しかも私だけでなく原告のO氏も同意して出した文言を、軽視しています。

取材はしない。裁判記録も読まない。でも勝手な推論で記事を書く。これではさすがに、偏向報道と呼ばざるを得ません。

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批判3.解決済みの事案を蒸し返す悪質性

上記の通り、当事者同士は和解を済ませ、裁判所からは公式に「立証に隘路があった」と声明がありました。私はレイプなどの重大な疑惑が法的に退けられたことで十分だと考え、裁判の長期化を避けるため、自身にも反省すべき点があったことを率直に認めて、その点については解決金を支払い、円満に和解しました。

したがって、私が、名誉を守るために「レイプなどの重大な疑惑が法的に退けられた」と発信することに問題はありませんが、仮に第三者が「レイプはあった」と発信することは、新たに名誉棄損が成立することになります。政経東北の記事は当事者間で解決した事件を不当に蒸し返し、関係にヒビを入れる、極めて悪質な行為です。

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具体的反論

政経東北の記事にいかに「真実性」がないか、短くまとめました。なぜ裁判所が「立証に無理がある」と判断したのか? 「記憶の混濁」では絶対に説明がつかない、決定的な矛盾がいくつもあります。

政経東北は、裁判傍聴記事や準備書面を公開して反論をしました。しかしそれは、都合のいい点だけを切り取ったものでした。このため当方では材料すべてを明らかにするため、裁判で主要な主張をまとめた「準備書面6」の全体を示し、要点を指摘します。

※なお、裁判は公開が原則であり、記録の公開も問題ないと考えますが、本記事の趣旨はあくまで政経東北への反論です。関係者のプライバシーに配慮するため、固有名詞はすべて黒塗りにしています(被告・原告を除く)。ご了承ください。

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対政経東北・名誉毀損裁判(原告・谷) 準備書面6(全文)

この書面は、前回の裁判の詳細な経緯や、和解の経緯がまとまっています。ぜひ多くの方に読んでいただければと思います。

【1:強制セクハラを否定する第三者の目撃証言】
当初「嫌がっているのにムリヤリ胸を触られた」と主張していたが(政経東北記事では「自分が標的になった」)、外部の女性スタッフを含む複数の証言により、実際にはO氏自ら「触っていいですよ」と公言し、胸を押し当てていたことが明らかになった。
裁判所は、それら証言やLINEのやり取り(「谷さんロスです」「早く遊んでください」)などから、「両者間のたわいもないやり取りや、O氏が被告(谷)に対して好意的であると受け取れる対応を取ったやり取りなど、被告側の主張にも沿うやり取りが含まれており、外形的・表面的な両者の関係性に関しては、当事者間に大きな争いがあるとはいえない」と判断した。もし権力利用構図が事実であるのであれば、一部分だけではなくLINE全文を提出すればいいはずだが、最後まで提出を拒まれた。

【2:コロコロ変わる証言、GPSなど客観的証拠とのズレ】
「深夜3時すぎ、レイプされてシャワーを浴びながらシャワー室から助けを求めて送った」とされるLINEだが、GPS記録と照合すると家についた直後の時間であった。後に「レイプ前に危険を感じて送ったもの」と説明が大きく変わった。「記憶の混濁」で説明のつくものではない。他にも「終電前にタクシーに乗った」→「終電後2時間近く路上で飲んでいた」、「コンビニに寄った」→「寄っていない」など、GPS記録とのズレが明らかになった。

【3:類似の事例】
過去に別の既婚男性俳優との不適切な関係が問題になり、ヒアリングをした際、当初はセクハラを否定していた。それが後になって「セクハラを受けていた」と周囲にも吹聴し、大きな問題となっていた。公開されたLINEをみると、不満を言いながらも「精神的に支えてくれる●●さんの方が何億倍もマシだよ」などと自分の意思で関係性を続けていたことがうかがえる。

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補足 準備書面8(抜粋)

書面6の補足となる、重要な証拠部分を列挙します。

【1:カルテの矛盾】
O氏は「性被害を受けて心療内科に通った」と主張しているが、初診の問診書には「仕事が上手くいかず、プレッシャーに負けた」などと答えていた他、被害当時の通院記録を見ても性被害とは無関係の受診をしている。

【2:元カレの存在】
O氏が友人宛に「楽しくレイプされてました~~爆笑」とLINEした際、友人から「元カレ」の存在が返されている記録がある。谷=元カレと取ることは無理がある。

【3:GPS記録 VS 苦しい言い訳】
「別の日に駅のホームで羽交い締めにされ胸を揉まれた」という主張も 、GPS記録で「その場にいなかった」という完璧なアリバイを示した。政経東北はこれに対し「日にちが違ったかもしれない」と苦しい反論をしている。

【4:被害があったとされる時間帯の既婚者とのLINEやり取り】
O氏が駅前で胸を触られ、家でレイプ被害を受けたと主張していた時間帯(午前0時5分~午前2時40分)に、既婚男性俳優と何回もLINEをやり取りしていたことが明らかになった。被害主張に従えば、そんな余裕はなかったはずである。

関係者の証言(裁判に提出された公開書類より引用)

以下は、裁判に提出された、関係者の主な証言です。一部抜粋ですので、前後の文脈を含めた正確なニュアンスは公開されている裁判資料をご覧ください。各引用の末尾に、事件番号・証拠番号を記載しています。

1.昔からの劇団員の証言

Q:谷さんが劇作家としての地位をチラつかせたことはありますか?
A:いいえ、僕は聞いたことはありません。そういう文脈(キャスティングをチラつかせるような形)で、受賞の話や大きな現場の話をしたこともありません。

Q:キャスティング権をチラつかせたということはありますか。
A:ないと思います。そんな奴、嫌ですよ。どちらかというと、出演に関してはフェアで、誠意をもってやってきたと思います。(略)僕から見る谷賢一は、地位をチラつかせたということはありませんでした。

Q:(暴力や、見せしめのような罵倒について)
A:聞いたことはないです。谷は暴力的ではありません。(罵倒や見せしめなども)それはありません。思い浮かびません。(若手への注意も)教育的であったと思います。感情的に罵倒というのはなかったと思います。

(東京地裁・令和4年(ワ)第29876号、乙第3号証より)

2.該当期間中に現場にいた女性スタッフの証言

Q:(告発内容について)
A:(原告)ちゃんも「触っていいですよ」と言っていたのになあ、ということです。触ったらそれはセクハラですけど、でも「触っていいよ」って本人がその時には言っていたのに、そうなっちゃうんだなって。でも、それは時間が経って、他の第三者的な人に「それおかしいよ」って言われて、その通りなのかもしれませんが、その時は、少なくともその瞬間は、そうではなかったです。ご本人の気持ちは分かりませんが、難しいなとは思います。

Q:(暴力について)
A:暴力をふるうみたいなものを見たことはないです。
Q:パワハラや指導が厳しすぎるという話について、
A:新型コロナより後でそういう具体的な話を聞いたことはないです。

(東京地裁・令和4年(ワ)第29876号、乙第2号証より)

3.長年出演している客演俳優の証言

Q:(一連の告発や現場での印象について)
A:この裁判で谷さんが主張しているような「減るもんじゃないし触りたきゃ、ちょっとだけならどうぞ」というように聞こえることを(原告)さんが言っていた記憶もあります。(略)どちらかというと、谷さんと(原告)さんとの関係以上に、B男さんと(原告)さんとの関係性の方が強く記憶に残っています。

Q:(パワハラや暴力について)
A:他人に対する暴力は見たことがありません。(略)精神状態がよく素面の状態のときの谷さんは、非常に論理的で明晰で潔直で誠実な人であると、個人的には認識しています。素面で冷静なときの谷さんは、そうでないときの自分の言動を素直に反省したり謝罪したりすることも多くありました。

(東京地裁・令和4年(ワ)第29876号、甲第34号証より)

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以上のことから、政経東北が訴えてきたレイプやセクハラの強要といった印象記事は否定されたものと考えます。反論があるのなら、まず最初の公開質問状に記載した、すべての質問に答えていただきたいと思います。

また政経東北は「今後は回答しない」とも述べていますが、これでは言論機関としての責任放棄です。ぜひ撤回し、対話に応じていただけたらと思います。

私の希望は名誉回復だけです。ご返信をお待ちしています。

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