油断するな。明日もある。人生はある。そして毎分変わっていく。
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『1961年:夜に昇る太陽』関連企画でいわきへ来て、演出家トークというのをやらせてもらい、2時間話してヘトヘトに疲れた。
演劇における声の表現力の可能性について思う。かつてご一緒した名優・木場勝己も「俳優は声です」と言っていた。昨年、舞台『デジモン』でアニメのプロの、と言うかベテラン・大御所の声優さん達と仕事をさせてもらって、声がただ人物の感情を表すだけでなく、その人物の置かれている状況や体勢、時間さえも表現し得ることを実感した。「体勢って何?」と思われるかもしれないが、声でそのキャラクターの姿勢を表せるし、緊張している・弛緩しているということを表現できるのだ。時間と言うと余計に超常現象めいているが、良い俳優は語り方次第で、流れている時間がリアルに流れている時間なのか、心象風景としての時間なのか、区別して演じ分けることができる。聴いていると、その違いがありありとわかる。
『バリーターク』観劇。良い不条理演劇は良い音楽と同じで、抽象的なのに曖昧なところが全くなく、音符(=言葉)の一つ一つの意味が手に取るようにわかる、そんな印象を与えるものだ。本作もその通り、モチーフ全てが鮮烈にしてクリア。生と死という主題を率直に語り、問い掛けてくる。見事な作品。
— 谷賢一 (@playnote) 2018年5月5日
ちょっと前にヤマダ電機に行ったとき待ち合いのイスに置いてあり、何の気なしに座ってみたのがきっかけだった。完全な一目惚れ、いや一座り惚れ、魅了され、購入。平たく言えば「座ってるだけで姿勢が良くなる」と、まぁそういう商品であり、胡散臭いことこの上ないだろうが効果絶大。自分のような座り仕事の人は是非一度試してみて欲しい。
SMA(ソニー・ミュージック・アーティスツ)が新たに立ち上げたブランド「SMA_Stage」の第一弾として、1990年代にカナダで初演され人気を博した戯曲『ハイライフ』を演出します。Open Reel Ensemble吉田 悠をはじめとした3人の音楽チームと、映像作家・清水貴栄による映像表現をコラージュし、戯曲に新風を吹き込みます。
SMA_Stage第1弾『High Life』
作:リー・マクドゥーガル 翻訳:吉原 豊司 演出:谷 賢一
出演:古河 耕史、細田 善彦、伊藤 祐輝、ROLLY
音楽:吉田 悠(open reel ensemble)、吉田 匡(open reel ensemble)、山口元輝(moltbeats)
映像:清水貴栄(DRAWING AND MANUAL)
2018年4月14日(土) 〜 28日(土)
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)(アクセス)