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10月30日(日)、本広監督たちとトークセッション

丸ビル1階のイベントスペースというめちゃくちゃ目立つ場所でトークイベントがあり、出演してきた。登壇者は『踊る大捜査線』『幕が上がる』ほかあれもこれも撮ってる本広監督ほか映画界で映画製作および映画祭執行にキャリアのある人たちばかり。演劇畑からは僕だけ出張っていたがこれから映画業界とも仲良く連携してやっていきたいので万難を排して駆けつけた。本広監督はが演劇マニアでもあることは有名だがまだ動員1000人にも満たない頃からダルカラを観てくれている。大先輩ではあるが古い友人と会うような喜びがあった。さぬき映画祭の話を諸々伺ったがいくつかの名案を全て福島で企画しているフェスティバルでパクらせてもらおうと思った。「パクらせてもらいます」と言ったら本広監督も目を細めて喜んでいた。たった1時間半しかないトークイベントだったので話したいことの半分も話せなかったので、言えなかったことを少しだけここに書いておくが、各地の映画祭が成功を収めているように今後はコンテンツ事業が地方の鍵になることは間違いない。人口がどんどん減っていく地方都市が工業や商業で勝ち上がるのは逆立ちしたって無理なのだから、文化芸術あるいは技術を用いてユニークな発信をする他ない。僕はこれは日本そのものにも当てはまると思っている。来たる少子超高齢化&人口減少社会において、規模感やマンパワー、資金力はアメリカ中国インドそういった国々に勝てるわけがない。これもやはり文化芸術あるいは技術の力を伸ばすことでしか戦えないだろう。元々日本が持っている文化芸術そして技術の資本力はすごいものがある。今ひとつそれを伸ばしきれていない現在の教育や政策を見直し、浮世絵が19世紀の美術をひっくり返したように、SONYやトヨタや松下が20世紀の産業を引っ張ったように、コンテンツ力で戦うことは可能だ。そして地方でも最高峰の演劇は作れる、それは……この先はまたいずれ書きます。東さんの『コーダ あいのうた』上映@請戸漁港マジで行きたかったな! あれホントいい映画だったよね。

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