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ツイてない日

ツイてない日のツイてなさ加減には限りがない。青天井だ。いや、底なし沼か?

メシ屋を探せばことごとく開いてないし、電車を待てば快速も急行も来ず、各駅停車オンリー。普段の1.5倍の時間をかけて移動する。やっとのことで乗り換え駅に着くとお客様トラブルで電車は遅延、ホームは見渡す限りの人の海。酔っ払いが駅員に叫んでおりもはや地獄絵図。ようやく電車が到着するが当然超満員なので、「焦っちゃ駄目だ、一本待とう」と見送るが、次の電車が接続待ちで10分遅れる。10分と言っといてやっぱり15分遅れる。やっと乗れたが次に来た電車も結局超満員で見送った意味はゼロだった。それでも何とか目的駅に着きメシ屋を探すがチェーンのラーメン屋しか開いておらず、特にラーメン食いたくもなかったので一番安い奴を食べて何故か損した気分になった上に、ここで食いたくもないラーメン食ったロスタイムのせいでさらなる悲劇が襲う。自転車置き場が1時半で閉まってた。マジか。今日は朝、運動のために一駅隣まで自転車で来ていたので必然的に「一駅歩く」か「タクシー」しかない。歩けば20分はかかるだろう、かったるい、タクシーに乗る。そしてまたしても引いてしまった、ナビの使い方がわからんタクシー運ちゃん。あれホントにプロとしてどうなんだ。社員教育しっかりしてよ、タクシー会社さん。仕方ないからスマホで俺がナビする。クタクタなんだが俺がナビするしかないので俺がナビする。すると途中で別のタクシーが中途半端な位置に停車して道を塞いでおり、気の短い運ちゃんがクラクションを鳴らした。すると前のタクシーから支払いを終えたチンピラ×2とホステス女×2がぞろぞろ降りてきて運ちゃんとケンカになる。タンクトップ着て金髪角刈り、上腕は入れ墨で両耳はピアスだらけと、まぁそういう類のチンピラで、相手するのも死ぬほど面倒だから運ちゃんに「ケンカはいいから、出しちゃって下さい」とお願いして振り切ってもらう。しかし勢い込んで発車した運ちゃんが曲がる角を間違え一通地獄にハマりどんどん家から遠ざかる。「あのさ、コレどこまで行くの?」と訊ねると「次の角で折れます。ここ」と言うがその小路には黄色いテープが貼られ警官が一人立っており、何があったんだか知らんが通行止めになっている。「次で折れます」と言うが「次ってどこ?」と訊ねると「さぁ、行ってみないと」などと抜かすので、さすがに呆れ果てて「もういいや。ここで降ろして下さい」と料金払ってタクシーを降り、何故かタクシーを選んだのに5分歩く羽目になり、内心「いやもはやタダにしてくれよ」と呪いながらも、

ツイてない日は何をしても本当にツイてないのだ。犬にでも噛まれたと思って忘れるしかない。受け入れよう。受け入れよう。受け入れよう……。

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