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2023年2月、日澤雄介・福島AIR公演 出演者オーディション

一般社団法人 福島ENGEKI BASEでは現在、震災で大きな打撃を受けた福島県浜通り地方に演劇やダンスなどのアーティストたちを呼び込むAIR(アーティスト・イン・レジデンス)事業を準備中です。アーティストたちに宿泊・稽古場無料の集中して創作に取り組める環境を提供すると同時に、現地での発信と交流を通じて地域の魅力発信・関係人口・交流人口の増加などを促すことで、福島県を盛り上げ、復興を支援することを目指します。国や県・各市町村自治体や地元住民とも連携し、2023年度には最大5組・50名程度のアーティストを呼び込む目標です。

このAIR事業のトライアル実施として、劇団チョコレートケーキ主宰で演出家・俳優の日澤雄介氏をお招きし、2023年2月に現地滞在と創作、そして上演を行います。読売演劇大賞をはじめ多数の賞を受賞し、昨年8月には東京芸術劇場にて戦争劇6作品同時上演を行うなど演劇界をリードするアーティストである日澤氏の力を借りて質の高い演劇作品を創作し、県を文化的に盛り上げ話題と魅力を発信することを目指します。

つきましては若干名、出演者を募集します。日澤氏と共に福島に滞在・創作し、2/11(土)と12(日)には劇作家・小説家の柳美里さんが福島県南相馬市にオープンした劇場Rain Theatreにて上演を行います。たくさんのご応募、お待ちしております。

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Contents

上演作品『親愛なる我が総統』 脚本:古川健(劇団チョコレートケーキ)

「私もまた一人の心を持つ人間であった」

--1947年4月16日ポーランド、オシフィエンチム(独語アウシュビッツ)の地で一人の男が絞首刑に処された。アウシュビッツ収容所初代所長 ルドルフ・フェルディナント・ヘース。ホロコーストを実行した男の内面とは?ナチス戦犯の最後の日々。(劇団チョコレートケーキHPより)

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募集する役

  • ルドルフ・フェルディナント・へース(アウシュビッツ強制収容所初代所長)
  • スタニスラウ・バタヴィア(精神科医。クラクフの監獄医。ポーランド最高人民裁判所の依頼で、拘禁中のへースの精神状態を鑑定する)
  • ズビグニェフ・ノヴァク(ポーランド最高人民裁判所所属の裁判官。へースの予審を担当する)
  • グスタフ・シマノフスキ(ポーランド最高人民裁判所所属の裁判官。へースの予審を担当する)

※元々の台本では男性4人キャストでの上演を想定して書かれておりますが、今回はルドルフ・ヘース以外のキャストについては年齢・性別不問で募集いたします。性別や年齢で線引きせず、役にあった方を配役したいと考えております。たくさんのご応募お待ちしております。

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応募条件

  • 2023/2/4(土)~12(日)に福島県内に滞在し、稽古と本番への参加が可能なこと。
  • 上記日程以外に、2023/1/4(水)〜2/3(金)に東京都内で開催されるプレ稽古(5〜10回程度を予定)に参加できること。ただしこちらのプレ稽古はスケジュールの都合上、数回の欠席は相談可能です。

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出演が決まった際の条件

  • 出演料をお支払いします。
  • 東京駅から現地までの交通費および宿泊費は、全額主催者側が負担いたします。ただし滞在中の食費や、私用での外出に際し発生する交通費などは各自ご負担ください。
  • マスクの着用や消毒・検温、会食の禁止など、感染症対策にご協力いただきます。
  • 福島滞在期間中、SNS発信や取材などにおいて(稽古の妨げにならない範囲で)ご協力をお願いいたします。

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オーディションについて

  • 開催日時:2022/12/23(金) 11:00-17:00 いずれかの1時間
  • 開催場所:都内スタジオ(一時書類審査に通過された方にのみお伝えいたします)
  • 参加費:500円(テキスト代および登録料として)
  • 内容:1〜2分程度の簡単な自己紹介の後、事前にお渡ししたテキストを読んで頂きます。その後、審査員から質問などさせていただきます。
  • 応募方法:以下のお申し込みフォームに必要事項を記入し、お申し込み下さい。書類選考にて一次審査を行い、ご連絡差し上げます。

オーディション応募フォーム https://bit.ly/ff-air0-audition

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演出家:日澤雄介

演出家、俳優。劇団チョコレートケーキ主宰。

2000年に劇団チョコレートケーキを旗揚げ。劇団代表を務めながら役者として多数の作品に出演。近年は演出家としても演劇界で高い評価を得ている。 2012年『熱狂』『あの記憶の記録』、2013年『治天ノ君』でCoRich年間ベスト1、日本演出家協会若手演出家コンクール最優秀賞、2014年と2017年読売演劇大賞優秀演出家賞など受賞。(Wikipediaより引用)

 

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谷賢一コメント:

今後も私=谷賢一による創作や発表も行っていきますが、本当に公共性のある事業にしていくためには私一人ではなく、より多くの実力のあるアーティストや将来性のある若手に来てもらうことが必要不可欠です。そこで演劇人として輝かしい実績もあり、個人的に友人として大いに信頼しているひーくん(日澤雄介さん)に依頼しました。まだ何も決まっていないほぼ白紙のプロジェクトだったにも関わらず「ぜひ関わりたい」「どんな形ででも」と快諾してくれました。本当にありがとうございます。

企画当初は「約一週間の滞在だし、リーディングがいいだろう」と話していました。リーディングテキストの候補として『福島三部作』や僕の推薦したイプセン、その他いくつかの古典戯曲が候補に上がりましたが、最終的に日澤さんの方から「どうせならリーディングじゃなくてきちんと上演したい」「短くてセットも要らない、ちょうどいい作品がある」とご提案頂き、「上演」することにしました。2/11(土)・12(日)に南相馬市Rain Theatreにて上演予定です。

俳優の皆さんにとっては、福島という地に日澤さんと泊まり込み、演劇に集中して取り組むまたとないチャンスです。双葉町には飲み屋やカラオケはおろか今のところコンビニエンスストアすらないので、本当にひたすら創作にだけ集中できます。ぜひたくさんのご応募をお待ちしております。

※本来、福島ENGEKI BASEのウェブサイトに掲載すべき内容なのですが、現在作成中のため一時的にこちらで公開しました。

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