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1/5(日)演劇史入門

DULL-COLORED POP演劇学校・11月開講分。初日は演劇史入門から。個人的には19世紀、自然主義文学の誕生~リアリズム演劇および演出家の誕生までのあたりを解説しているときが最も興奮する。フランス革命と産業革命という2つの革命が人類に2つの力を授けた。人権そして機械化。そしてダーウィン種の起源をはじめとする科学・化学の進歩もあいまってゾラが自然主義文学を宣言し、やがてリアリズム演劇が生まれ、スタニスラフスキーをはじめとする演出家が演劇を革新した。このあたりはすべての出来事が玉突き事故のように繋がっている。歴史全体のうねりの中で相互に関連しており、美術史とか音楽・建築の話まで入れるともっと楽しいのだが時間が足りない。そしてスタニスラフスキー登場以降、演劇の歴史は一気に進む。スタニスラフスキーの愛弟子・メイエルホリドがリアリズムとは真逆の演劇の可能性を華々しく開花させたのは感動的だ。

アシスタントのH.Kさんがコロナ罹患してしまい一人で映像のセットアップから検温・受付その他すべてやることになったため鬼のように忙しかった。参加者の皆さまが優しく協力的でとっても助かったな……。感想などお待ちしていますのでSNSなどに書き込んで下さい。

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