6時半起床、8時まで寝床でゴロゴロしつつアイディアメモの整理など行い、銀行業務、役場にて家賃を払う、デスクワーク少々、ウェブ連載の原稿を何度も何度も推敲したのち送付、その後ダルカラ演劇学校の講義準備&教科書執筆。わかりやすくて読みやすい。専門書ほど難しくなくWikipediaよりは整理されてる。そういうバランスを目指して執筆している。読み物として面白いって大事なことだ。たまに読み物として面白い上に勉強になるなんて書物がある。そういうのを目指したい。
午後、新聞取材一件、僕の年末の公演までの足跡を追っかけたいという嬉しいお申し出。企画会議通るといいな。その後雑誌取材一件。演劇雑誌でも福島の新聞でもなく、とあるライフスタイルの雑誌から。県の職員さんも同行されていたが彼曰く僕は双葉町の移住者第一号で確定らしい。ありがたい!
取材後ぐったり疲れて30分だけ仮眠。その後浜通りのアーティストたちが集まるアーティスト・ネットワークの決起集会へ参加。
現地参加27名、オンラインでの参加も加えればもっと。僕は演劇の人間だが映画の人や現代美術の人もいたし、町おこし、地域づくりのNPOや一般社団法人などの他に、アート・ディレクター、キュレーター、デザイナー、プランナー、フォトグラファー、ビデオグラファー、ライター、ディレクター、ヨガの人、シェアハウスやコワーキングスペースの運営、障害者福祉、公共劇場の人、役場の人、内閣府の人……。本当にいろんな人がいた。
福島県浜通り地方というのは原発事故により「全員避難!」と言われて一度もぬけの殻となり、どの町もそこから町を復興するという無理難題にトライしている。なので自然とアーティストやベンチャーの人が増える。今回の議題は「アーティストみんなで連携することでそれぞれの事業や効果を強化・効率化できないか」というものだった。旗振り役を務めてくれたmaruttりかちゃんは本当に賢い女性だ。素晴らしい引き合わせだ。僕もアートで町を立て直そうと考えている若者や同業者たちと出会えて刺激になった。こんなに面白い人が集まっている地域は日本中どこを探してもないだろう。全ての町がフロンティアなのだ。野心家ばかりうごめいている。
興味ある人は是非ご連絡を下さい。このアートネットワーク連携が成功した暁にはマジで福島浜通りが芸術的に言って最も新しい地域になっている可能性が十分にある。そしてそうならなければならないのだ。私は何も「地方にしては面白いよね」なんてレベルのものをやろうとしてるわけじゃない。国内でも最高峰の、そして国際的にも戦えるレベルのコンテンツを発信しようとしている。福島浜通りは大変なビハインド、難しさを抱えてしまった町だ。「それなりに面白い」なんてレベルのものでは戦えない。「世界的なレベルで面白い」コンテンツを作り、発信する。そうでないと勝ち抜けない。僕はそういうものをこの地域に持ち込むつもりでいるのだ。