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綺麗です

入居から3日が経ち、すでにいろんな人を家に招いているが、みんな口を揃えて言うのは「思ってたよりキレーですねー!」。

……何だろう僕は福島に住むと言ってあばら家と言うかボロ屋と言うか、廃屋みたいなとこを借りてるんでると思われているんだろうか。そんなことはないのです。↑に貼ったような住宅に住んでいます。3LDKです。しかも一階の土間・共有・LDKスペースがあるからもっと広く感じます。これでも東京で1DK、いや1K借りるより遥かに安いです。僕が初めて一人暮らししたのは、杉並区の方南町、ドンキのすぐ裏のトイレが斜めについている1Kでしたが、あそこよりさらに8000円くらい安いです。

今日は家具の搬入などをして、さらに、一般社団法人「ふたばプロジェクト」のS事務局次長とKさんと知り合いになった。見つからないと思っていた双葉町内の空き家が、Sさんの尽力により見つかるかもしれない! ドラマが大きく動いた瞬間である。役場の人でさえ絶望気味であった「空き家ないかもしれない問題」に対し、地元の空き家バンクの主張が「え? この、誰も、物件を買いたいとも思っていない双葉町で、やりますか? AIRを? 誘客を? ……私にやらせて下さい!」みたいな。すげえ味方を見つけたんだが、これも地元で這い回らなければ見つからなかったご縁だ。来る前は「物件は見つからない」と言われていたからね。

昨夜は家族を東京へ送り届け、今日はさてまた福島へ行って家具とか運び入れよう! という日だったので、誰でもいいから一緒に行かねえかと募集をして、実際に全く会ったことない人と一緒に福島まで来た。現地でNHKとか新聞取材を受けながら「こちらの方は?」と聞かれて「今日会った人なので知りません」と言ってもウケるし、嘘ついて「別れた妻の弟で、義理の弟です」とか言ってもウケたのだが、同時にご当人がちゃんとした演劇人だったので、ここで一緒に何かやれるかもしれない、彼が活躍・活動するための手伝いが福島でできるかもしれない……という話に発展している。縁は奇なもの味なもの。だし、やはり私は運を持っている。「劇作家です」と聞いたから車に乗せたのだが、戯曲賞の最終候補になるような人だった。

今は彼と飲んでいる。あとは、まだわからない。さて、また明日。

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