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『丘の上、ねむのき産婦人科』東京・スズナリごあいさつ

8/11(水)から下北沢ザ・スズナリで上演される『丘の上、ねむのき産婦人科』で配布される当パンの「ごあいさつ」です。

当劇団/下北沢ザ・スズナリの感染症対策(稲田美紀医師監修)

◯入場時の検温・手指消毒・常時マスクの着用をお願いしております。 ◯開場前・終演後に場内の換気を行っています。 ◯ロビーは常に換気扇を回しています。 ◯スズナリでは換気装置を増設しました。また劇団でも独自にサーキュレーターを増設しました。 ◯毎公演、座席や人が触れる場所はアルコール消毒をしています。 ◯受付前の整列、ロビー、トイレ待ちの列などでの会話はお控え下さい。係員からもご注意させて頂きます。 ◯終演後は規制退場にご協力ください。 ◯アクリル板やフェイスシールドなどを用い飛沫感染対策を行っています。 ◯お客様と会話をするスタッフは必ず不織布マスクか医療用のN95マスクを着用しています。 ○スタッフがお客様に触れるものに触る際にはビニール手袋を着用しています。 ◯いかなる理由・関係でも面会や差し入れはすべてお断りしております。 ◯出演者・スタッフらは劇場の行き帰りの直行直帰を心掛けています。お客様もご協力をお願い致します。

参考:下北沢ザ・スズナリ 新型コロナウィルス感染予防ガイドラインと対策の現況(2021.7.12更新)
   https://cdn.goope.jp/44157/210712113831-60ebab273a469.pdf (1.77MB)

下北沢ザ・スズナリでご観劇の皆様へ、主宰からごあいさつ

本日はご来場頂き誠にありがとうございます。劇団主宰・作・演出の谷賢一です。開演前にいくつかお願いごとをさせて頂きます。まず携帯電話など音の鳴る電子機器は電源を切るか音の鳴らない状態へ設定をお願い致します。

そして新型コロナウィルス感染対策のため、3つのお願いがございます。
1.QRコードからのお客様情報のご登録をすべてのお客様にお願いしております。お手数ですが必ずご記入下さい。
2.ご観劇中もマスクはつけたまま、ロビーなどでも私語はお控え下さい。客席だけでなくトイレ待ちの列やロビーでの会話による飛沫感染の危険性が指摘されています。
3.終演後は混雑緩和のため規制退場を行います。係の者が声をかけるまでお席にてお待ち下さい。
たくさんお願いしましてどうもすみません。演劇の上演を守っていくために、一人一人のご協力をお願い致します。

今回の上演では「異なる性/生を想像する」をテーマに、男女逆転・A/Bキャスト上演を行っています。女性が女性・男性が男性を演じるAキャストと、女性が男性・男性が女性を演じるBキャストです。どう見えたか・感じたか是非お客様と語り合いたいのですがコロナの影響でアフタートークができません。そこで公演期間中の毎週日曜・22時からYouTube Liveでオンラインアフタートークを配信することに致しました。お手元のQRコードからアンケートにお答え頂くと、配信で紹介されたり質問にお答えしたり、参加・交流して頂けます。アーカイブ視聴も可能です。

劇場の最も重要な機能は上演することだけでなく、対話と交流の場であることです。しかしコロナ禍の今、対話と交流にはこれほどのコストと注意が必要になります。そしてそれすらも私たちのほんの小さな不注意や偶然によりすぐに失われてしまいます。それでも私たちが生の上演にこだわる理由は、今こうして劇場に来て頂いているお客様には再び説明する必要はないでしょう。これが演劇です。これが、演劇です。劇団と観客が共に手を取り合い、いえ適切にディスタンスを取り合う中で、演劇の上演を守っていきましょう。ご協力ありがとうございます。

本作の執筆にあたっては書籍や映像資料を用いた取材の他に、約30名弱の経産婦・ご夫婦へインタビューを行い、収集したエピソードを再編集して演劇化しています。収録し切れなかったエピソードはロビーで販売中のパンフレットに収録してありますのでよろしければ是非お買い求め下さい。また演劇およびフェミニスト批評の専門家である北村紗衣さんに脚本監修を、現役の医師である稲田美紀さんに医療監修をして頂きました。私の作品ですから文責は私にありますがほぼ全てのエピソードが事実に基づいており、現実にこの生を生きた人が存在します。その生の背景に一体どんな思いと考えがあったのか、今まさに、これから、目の前で、その生を生きる俳優たちと共に、想像して頂ければと思います。

間もなく開演致します。上演時間は約二時間弱、途中休憩はございません。最後までごゆっくりお楽しみ下さいませ。

DULL-COLORED POP 谷賢一

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