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6/7(水) 福島3部作・取材報告会を開催します(参加無料・要予約)

ただいま福島・演劇3部作の上演を目指して約3週間の取材旅行の真っ最中ですが、帰京後、取材報告会を行うことにしました。ブログには公開していない写真やエピソードなどをご紹介しつつ、3部作の構想についても触れる予定です。以下詳細。

※定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

福島3部作・取材報告会 詳細

日時 6/7(水) 19時~21時予定
場所 森下スタジオ Sスタジオ
〒135-0004 東京都江東区森下3-5-6<交通案内>
地下鉄都営新宿線、 都営大江戸線「森下駅」 A6出口 徒歩5分
東京メトロ半蔵門線、 都営大江戸線「清澄白河駅」 A2出口 徒歩10分
参加費 無料
ご予約

※定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。

参加無料ですが、人数調整のためメールでのご予約をお願い致します。件名を「取材報告会参加希望」とした上で、お名前とご参加人数をinfo@dcpop.orgまでご連絡下さい。担当:大原よりご返信差し上げた時点でご予約完了とさせて頂きます。

なんでこんなことをやろうと思ったかと言うと。取材でたくさんの話を聞きましたが、ぺらぺらと軽々しくネットで喋れない話も多くあります。デリケートな話題はやはり多く、文字情報だけがどこまでも拡散していくインターネットではほんのちょっとした表現のミスで大きな誤解を生むこともある。そして今、福島の人たちを苦しめているかなり大きな要因がいわゆる風評被害です。そこには自分も慎重でありたい。

(いつぞやの『美味しんぼ』騒動を思い出します。あれ、本編全部読むと、原作者の雁屋哲氏が福島の農業・漁業や食の安全に対して深い畏敬の念を抱きつつ、非常に熱心に取材したのが伝わってくるんだけど、問題になったラスト3話だけ読むと確かに問題のある発言がとても多い。福島編が24話ある中で問題の箇所以外は本当に熱心に食の安全と風評被害の払拭を訴えていたのに、あのミスですべてが台無しになってしまった。そして「鼻血が出た」「福島にはもう人は住めない」という言葉だけが広まってしまい、本人の意図とは逆に風評被害に加担する結果になったのは痛恨の極みだったことでしょう)

そして福島でいろんな人と話してみて、改めて顔の見える場所で話す・伝えることの意味を痛感します。書籍で手に入る情報でも、生の声で聞くと重みが全く違って聞こえてくる。すでに知っていたことでも、現地の農家から直接聞くと文字とは違う痛みが伝わる。演劇屋として改めて肉声の強さを感じています。

また、人に話すことで自分自身も考えが深まるものです。僕も本が書けないときは劇団員やプロデューサーを捕まえて「ただ喋る」ということをよくやるし、その「ただ喋る」ことが糸口になって筆が進むことがよくありますが、どうせなら一般のお客さんも入れて報告会にしようと思いました。なので無料です。かなりたくさん写真を撮っているので紹介しつつ、福島でのエピソードをお話します。

その後、「ネタバレいやだ」という人はご退席いただいて(笑)、現時点での3部作の構想も話す予定です。一応ラストまでの基幹プロットはほぼ出来上がりつつありますが、現時点で決まってることはぜんぶ喋ろうと思ってます。いいんです、どうせ変わるし。

まだスタートできてないけれど、今回の3部作プロジェクトのクラウドファンディングでは【「支援」から「参加」「体験」「共創」へ】というコンセプトを準備してるとこです。ただ出資だけするのではなく演劇を作る過程を参加・体験・共有し、時として知恵や意見も借りながら作っていくイメージです。もともと自分の劇団・DULL-COLORED POPで観客を稽古場に巻き込み応援団組織「猫の手」を作ることで、たとえば昨年の第17回公演『演劇』では劇団として凄まじいサポートを頂きつつ、しかも皆さんにも楽しんで頂けてたたようなので、劇団を再開するのならその試みをさらに進めて演劇創作の場自体をコミュニティとして共有・体験するような形を目指したいと思っていたのですね。その先鞭をつける意味でも、今回「報告会」という形で参加型企画にしてみました。

ちょっと急ですが、たくさんのご参加をお待ちしております。

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