
大丈夫、明日は書けるさ。
劇作家・演出家・翻訳家、谷賢一のウェブサイト

最高の1日ではあったね。本当にいい出来だった。お江戸ルほーりーと一緒に観た。アクアシティお台場、4DX上映。4DX、椅子が揺れて重力を感じられて、この映画を見るのにはとても合っていた。空気とか水しぶきまで飛んできて、すごく素直に臨場感を味わっておった。

今日は朝イチで長男を保育園に送り、午前中は『ねむのき』取材で50年選手の助産婦さんのお話を聞いた。CoCo壱番屋のカレーを食ってさ。午後は何か具合悪くてぐったりしてたが、頼んでいたモノクロレーザープリンタ複合機が届いた。キヤノンMF232w。
左上。父の日のプレゼントらしい。右上。久々に来たら横浜中華街。KAATにて庭劇団ペニノ『虹む街』観劇。下2つ、美術。終演後に見学タイムが設けられており間近で見れた。このまま保存して新しい観光名所にしたらどうだろう。スチームパンクとか好きな人はたまらないんじゃないかな。
庭劇団ペニノは本当に稀有な劇団だ。終始ヘンなもの観てるなーって実感で。こういうのが本物の芸術家なんだろうな。
十年前に小劇場の最前線で戦っていたスタープレイヤーたち。今夜名前調べてた、みんな消えてしまった。変な業種に飛んだ人とか、怪しい写真撮影で食ってる人とか、隠居した人、実家に帰った人、結婚した人、様々。僕は演劇しか好きじゃないので演劇をやり続ける。僕は演劇がしたいだけだ。
DULL-COLORED POP次回作『丘の上、ねむのき産婦人科』のために取材を続けている。たくさんの妊婦さん、経産婦さん、あるいは不妊治療や人工妊娠中絶の経験者から話を聞いている。産婦人科で起きるドラマ。幅は広い。男性からも女性からも話を聞きたいが、やはり女性の比率が増える。
今日は4人話を伺った。千差万別とはまさにこのこと。妊娠・出産というキーワードがあるだけで、ほとんど共通点のない、非常に個人的な話が聞けた。僕も取材時に言っている、「私だけの/私にしかわからない話でもいいので教えて欲しい」と。
『福島三部作』でたくさんの人の生の声を聞く体験をして、僕の中で取材のイメージがずいぶん変わった。誤解されているかもしれないが、効率だけを考えれば、人に会う取材は非常に効率が悪い。本を読んだりネットの記事や書き込みを読む方が、情報収集の効率は遥かにいいだろう。だから僕も効率だけ考えたらひたすら図書館に通っていた方が広い情報を得られるはずだ。
でも目の前に人がいると(正確には今はほとんどZOOM、オンライン会議だが)、伝わってくるものがある。熱というか、心というか。インタラクティブでもあるから、深掘りしたい話題を掘り下げられる。一般化されない、証明もされていない、統計も出ていない、n=1でしかないが確実にそこに存在する魂の震え、そういうものに出会うことができる。
特に今回のような妊娠・出産のようなプライベートな話題では、直接取材は本当に意味があるなあと感じている。今日話を聞いた4人の違いと言ったら! お腹の子どもを愛せなかった人。十数年のトラウマに取り憑かれていた人。0.9%の奇跡を掴んだ人。母親や祖母への反動を感じていた人。キャリアを中断された人。自己実現できた人。子供を産むことで義務を果たしたような感覚を味わった人。
明日もまた頑張ろう。
先日劇作家協会が発表した文章についてご説明させて頂きます。当該文書における「講師」とは私、谷賢一のことです。「谷賢一本人の口から説明を聞きたい」という声を多く頂きましたので、今、可能な限りお話させて頂きます。