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カテゴリー: 福島3部作

第2回福島取材を終えて

福島県庁脇より、阿武隈川の眺め

17日間東北をぶらついた。いよいよ東京に帰ってきて、人混みにげんなりしつつ、田舎モンが東京出てきて最初に思う「はえー、やっぱ東京ってすげぇなぁ」と思うあの感じを追体験できた。過剰なまでに何でもあるが、やはり過剰にゴミゴミしていて息苦しい。どうして俺たちはこんな街に住みたいって思ってんだろう。

東京と福島は、思ったより近くて離れている。新幹線で1時間半と、とても近い。ただし途轍もなく離れている。

智恵子は東京に空が無いといふ。
ほんとの空が見たいといふ。

私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切っても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。

阿多多羅山の山の上に
毎日出ている青い空が
智恵子のほんとうの空だといふ。

あどけない空の話である。

──高村光太郎『智恵子抄』収録「あどけない話」より

福島を知らない人のために書いておくと、「阿多多羅山(安達太良山)」とは福島にある一番有名な山のことです。安達太良山に限らず、福島には「ほんとの空」があちこちにある。もちろん原発のあった町にも、津波でさらわれた沿岸部にも。

福島取材で見えてきた、歴史の連なりに関するメモ

俺が育ったのは福島県の中でもとりわけ地味な石川町という小さな町で、人口は2万人にも満たない。何にもねぇ、実に王道的に何にもねぇ田舎町なんだけど、福島の歴史を網羅的に調べていくうちに、信じられないような歴史がたくさん眠っていることがわかってきて、ちょっと興奮している。

6/7(水) 福島3部作・取材報告会を開催します(参加無料・要予約)

ただいま福島・演劇3部作の上演を目指して約3週間の取材旅行の真っ最中ですが、帰京後、取材報告会を行うことにしました。ブログには公開していない写真やエピソードなどをご紹介しつつ、3部作の構想についても触れる予定です。以下詳細。

※定員に達したため、募集を締め切りました。たくさんのご応募、誠にありがとうございました。