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カテゴリー: 論考・エッセイ

TVアニメ『けものフレンズ』感想

Twitterでありがたいご意見を目にしたので、一言書いておく。

自慢じゃないが『けものフレンズ』は全話見た。この作品に限らず話題になったアニメや漫画はなるべく見るようにしている。だから最近だと『おそ松さん』も『ラブライブ!』も『ガールズ&パンツァー』も『魔法少女まどか☆マギカ』も『コードギアス』もみんな見た。他にもあるかも。結構見てる。特に『ラブライブ!』は各話ごとの筋立てがあまりにしっかりしている上に音楽の使い所がパーフェクトで、脚本の教科書素材になるんじゃないかと思ったくらいだ(映画版除く)。

世間で流行っているものには必ず何か時代を読み解く鍵があると信じている。『けものフレンズ』はニコニコ動画での第一話の再生数が600万を超えたという。多めに見積もってその半分近くがリピーターだったとしてもニコニコ動画だけで300万人以上、Amazonビデオや地上波放送なども含めれば500万人くらいは見たアニメだと言って間違いあるまい。これに匹敵する大ヒットってさ、もしかしたらもう映画・ドラマ・演劇・小説問わず、ないんじゃないの? ってくらいだよ。だから俺は流行ったアニメは見るようにしてるんだ。

あやめ十八番『ダズリング=デビュタント』が最高だった

いい気分の夜である。自分の芝居以外で素直に「良い!」と思える芝居と出会った。あやめ十八番『ダズリング=デビュタント』@座・高円寺1。見事であった。

壮大なことを話すと今、大きな劇場、大きな空間を演出できる才能が減っている。皆が皆、100か200の客席で満足していて、それ以上大きなところをむしろ「やりたくない」とさえ思っているような風潮がある。大劇場むしろやりたくなさそうという演劇人が増えてきたよねという話は(俺本人はそれと真っ向真逆に生きている人間なのだが)一般論としてあちこちで聞かれる。まぁ現代口語演劇の功罪のうちの罪の一つだ。そんな中あやめ十八番『ダズリング=デビュタント』は、238席という中劇場と言ってもいい広さであり、かつ、とても演出しきるのが難しい空間である座・高円寺1を見事に制圧した。快挙と言っていいし、堀越涼という(元々俳優としては最高級に有能だったが)新人演出家の中劇場クラスのデビューとしてはアッパレという他ない。

三島由紀夫メモ

『白蟻の巣』もすっかり終わった。三島由紀夫関係のメモが机の上にたくさん残っていて、どう整理していいのかもわからないから、ここにペタペタ貼っておく。

ドレスコーズのライブを観てきた(そしてやがて演技、演劇論)

戯曲翻訳を担当しているホリプロ『リトル・ヴォイス』稽古初日、顔合わせ・本読みを終えて、大好きなドレスコーズのライブを観に行ってきた。ベースとギターにドラムにパーカス、そしてホーン・セクションがファンクに唸る、快楽的な音楽体験。演劇屋の自分は普段、主に録音された音楽を聴いているから、たまにこうして行為としての音楽を観る/聴く/触れることで、音楽の本当を思い出す。三日振りに入る風呂とか一ヶ月ぶりのまともなセックスとかと同じで、「あぁ、俺って生きてたんだ」ってな気持ちになる。幸福だ。