小さなことでイライラしていても、それは時間が解決してくれる。小さなことでイライラしているということは、大きなものと対峙していないということの証左である。より重大な案件が目の前にあるのなら、くだらないことに気持ちはとられない。目の前にでっかいトラがいる場合に、アリに足を噛まれたところでちっとも、まったく、気にならない。アリに足を噛まれたくらいで怯んでいる場合には、アリを憎むのではなくて、いずれ待ち受けているトラとの対峙の仕方を考えるべきである。
しかしトラに出会うまでは、アリの方が気になってしまう。