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DULL-COLORED POP第25回本公演『岸田國士戦争劇集』

作:岸田國士 構成・演出:谷賢一
2022年7月5日(火)~7月19日(火)全30ステージ@アトリエ春風舎にて

出演
赤組:阿久津京介、東谷英人(以上DULL-COLORED POP)、越前屋由隆、齊藤由佳、原田理央(柿喰う客)、ふじおあつや、松戸デイモン、渡辺菜花 白組:倉橋愛実(DULL-COLORED POP)、荒川大三朗、石川湖太朗(サルメカンパニー)、石田迪子、伊藤麗、函波窓(ヒノカサの虜)、國崎史人、古河耕史 声の出演:石井泉、小野耀大、小幡貴史、勝沼優、椎名一浩、田中リュウ、服部大成、間瀬英正、溝渕俊介、宮部大駿

作:岸田國士 構成・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP) 演出助手:刈屋佑梨、石井泉 美術:濱崎賢二 映像:松澤延拓(株式会社カタリズム) 照明:緒方稔記(黒猿) 音響:佐藤こうじ( Sugar Sound) 衣裳:友好まり子 制作:DULL-COLORED POP 協力:アゴラ企画、アトリエ春風舎 助成:公益財団法人セゾン文化財団

公演情報詳細は以下のリンクから。

日本一うまいハイボールを飲んだ

朝起きて子供を保育園に送り、今日は珍しくどこにも行かず家の中でつまらない用事を片付けていた。今度行く旅先の宿の確認を取ったり健康診断の予約を取ったり、あとはもちろんそう、部屋を片付けたり、そういう本当につまらない用事なんだが、こんなにじっと家にいるということが久しぶりなので非常に楽しい。昼からは少し読書もできた。最近では読書をするのが一大事だ。スマホの通知を切らないとソワソワして読めないし、考えごとや提出する書類があるときはついうっかりそのことを考えてしまうので読めない。「本が読める」というのが極めて特殊な時間になってしまった。

平凡社のHさんに連れられて、「日本一うまいハイボール」を飲みに行った。銀座のとあるビルの7階で隠れ家のようにひっそりと営業している店で、店内の雰囲気はいい。そして何より、本当にハイボールが美味かった。何だろう、なめらかというか、味がとても柔らかい。

うちで早速真似して作ってみたが、もちろん同じような味にはならない。でもまぁいいんだ。新しい味を知った、ハイボールがこんなにおいしいなんて!

今年に入って、……正確にはプルーフと演劇学校が終わってから、新しいことをたくさん始めている。

  • Macを買った。Macの使い方を覚えたかったんだ。中学生の頃、MS-DOSを触ってからずっとMicrosoft、Windowsを使ってきた。一時期Ubuntu(Linux)に浮気したりもしたけれど、基本的にずっとWindows。しかし最近、データを全部クラウドに置くようになって、PCはほとんどデータにアクセスするための器に過ぎなくなってしまった。平たく言えば「なんでもよくなった」のだ。実際今は、WindowsデスクトップPC、WindowsノートPC、Macbook Air、Androidタブレット+Bluetoothキーボード、ChromebookノートPCと、一応PCと呼べそうなものだけでも5台は併用している。最近ではMacbook Airですら持ち歩くのが重たくなったので、Androidタブレット+Bluetoothキーボードだけで全部やれないか、環境構築しているところだ。Excelも使わなくなった。ぜんぶGoogleスプレッドシート。Googleドキュメント系では縦書きができないので、Wordだけは使っているがこれも時間の問題かもしれない。
  • 自動車学校に通って免許を手に入れた。運転、これは今後仕事で使うためでもあるけれど、今まで全くやったことないことだったので楽しい。もともと全く車には興味がなかったので、逆に覚えることが多くて大変な思いをしている。
  • ジムに通い始めた。以前も区の施設で無料のジム施設があって通ったことはあったのだが、今回はちゃんと会費のかかるジムである。ランニングマシンがとても楽しい。こんなもの、路上を延々走ればいいじゃないかと思っていたけれど、マシンのホルダーのところにスマホを置いて、講談とかアニメを見ながら走っている。これがとても楽しい。どうしても今まで、お外の路上を走っていてもどっかのタイミングで飽きちゃっていたんだ。僕は情報がない状態に耐えられない性分なので。でもこれなら永遠に走っていられるかもしれない。それくらい楽しい。ゆくゆくはジム内でやってるダンス教室とかヨガ教室にも参加したいなぁ……なんて考えているところ。

福島にいます

ずっとずーっと働き詰めで、正月三が日はさすがにお休みもらったが、『シラノ』『プルーフ』と続け様で3ヶ月ほどお休みっ際なしで動き回っていた。4月に入って、ちょっと野心があり、福島に来ています。

何しに来たかはそのうち書きます。厳密には僕が生まれ育った郡山や石川町と、今滞在してる県北では風土も風習も随分違うのだが、それにしても風景を見ると「懐かしい」という気持ちが湧いてくる。東北の風景は、山肌や川、田んぼや畦道の感じが、どこか似ているところがあるのだろう。元々こういう田舎で育ったものだから、東京に長くいると精神がどんどんガタガタになってくる。たまにこうして誰もいない、何もないところで過ごす必要がある。いま泊まっている宿が一人部屋なのに8畳もあってちょっと広過ぎるし、周りは夜でも昼でもほとんど何の物音もしない。人の気配もしないくらいだ。こういう静けさに浸っていると、少しずつ自分が自分の形を取り戻してくるのがわかる。異常に忙しく働いていた東京での日々もまた幸せではあったが、こうして何もないところでじっと過ごすのは本当に良いものだ。

雑誌『悲劇喜劇』に『シラノ・ド・ベルジュラック』劇評が掲載されました

日本シェイクスピア協会・2022年度シェイクスピア祭にゲストとして登壇します

日時:2022 年4 月23 日(土)13:00~16:30
場所:明治大学駿河台キャンパスリバティタワー 1083 教室 (8 階)
   (東京都千代田区神田駿河台1-1)
→YouTube Liveに変更になりました! 詳しくは https://www.s-sj.org/news/detail/1534 をご覧下さい。

2022 年度シェイクスピア祭(日本英文学会・日本シェイクスピア協会=共催、明治大学学部間共通講座「シェイクスピア劇の現代的魅力」=協力)の詳細は下記の通りです。一般公開(事前予約不要)で無料です。お誘いのうえ、奮ってご参加ください。

13:00~ 開会の辞(末廣 幹=日本シェイクスピア協会会長・専修大学教授)
13:10~ 講演 「テクストが語る創作の軌跡~シェイクスピア複数テクスト劇の読解~」 篠崎 実 氏(千葉大学教授)
14:30~ 質疑応答、休憩
15:00~ トーク 「シェイクスピア、演劇教育、そして劇場」
谷 賢一 氏(DULL-COLORED POP 主宰、劇作家・演出家・翻訳家)
聞き手:野田 学 氏(明治大学教授)
16:20~ 閉会の辞(服部典之=日本英文学会会長・大阪大学名誉教授・関西外国語大学教授)

https://www.s-sj.org/?p=6128

DULL-COLORED POP vol.24『プルーフ/証明』

作:デヴィッド・オーバーン 翻訳・演出:谷賢一
2022/3/2(水)~3/13(日)@王子小劇場(配信あり)

シカゴ、冬。天才数学者・ロバートは103冊のノートを遺して世を去った。家に引きこもり人を寄せ付けようとしない次女キャサリンと、ロバートの研究を引き継ごうと家を訪れる青年ハル、キャサリンの身を案じる長女クレア。3人はやがて1冊の「証明」が書かれたノートを発見する。「数学の歴史が始まって以来、あらゆる数学者たちがずっと証明しようとしてきた」「おそらく不可能だろうと思われていた」証明。ロバート最後の偉業と思われるその「証明」について、キャサリンが驚愕の事実を打ち明ける。この証明は……。

出演:阿久津京介、伊藤麗、大内彩加 * 、大塚由祈子(アマヤドリ)、大原研二 * 、柴田美波(文学座)、竪山隼太、中田顕史郎、古屋隆太(青年団)、水口早香、原田樹里(キャラメルボックス)、宮地洸成*

公演情報:
https://www.dcpop.org/vol24/

配信、販売中:
https://www.dcpop.org/vol24/#_32424

あっ

おお、このブログ、放置しすぎていて『プルーフ/証明』の公演情報載せてなかったことに今気がついた……。このあと載せておこう。

池袋をうろうろしていたときに撮った写真。著者近影。

寝る前に撮った写真。これも著者近影。

朝の風景。息子を散歩させてる、のではなく、保育園に連れて行っている。

Apple”MacBook Air”(M1チップ、8コアCPU/7コアGPU、SSD256GB、メモリ16GB)

身の回りのスタッフがみんなもうMacしか使ってなくて、時々たまにMacを触らなきゃいけないことも多くてさ。このパソコンの大先生であるはずの僕が、WindowsもDOSもUbuntuもVimもemacsも使える僕が「Macは使い方わからなくて(>_<)」なんて言うのがつらくて、つらくてたまらなくて、それで買った。MacBook Air。

ちょっと使ってみた感じでは、とても楽しい。別に今段階でWindowsより優れているとか劣っているとかは言わない。そもそも使ってるソフトがChromeとOfficeとJoplin(Markdownメモアプリ)なので環境ほぼ変わってないとも言えるし。でも新しいガジェットを触るのは楽しいね。

なるべく変なカスタマイズをせずに、ストレートで使うよう心掛けている。これでいきなり2画面ファイラとかVimとかemacsとか入れちゃったら、それはもうWindowsいじってるのと変わらないからね。人のMacを触るときに理解できるよう、なるべくプレーンでやっていく所存。

シラノもあるしプルーフもあるし

昨日シラノの衣装付き通し稽古。何度も絶望しかけたが何とか上演できそう。好きなシーンも増えた。壮絶なクリエーションだったな……。

なんて考えているうちにプルーフの初読みリーディングになったけど、まぁ、この、疲れ方。いやあ、大変でした。この真剣勝負を2.2時間✕3本聞くのは。もうほとんと立ち稽古みたいになってるところもあったしね。是非とも頑張って、楽しく、この会話劇に使って頂きたい。3チーム見てみていずれも面白くなりそうだったが、最も自由にやっていた✕チームが今の所もっとも触発されたな。

やっばり演劇の基礎と根幹は俳優だと思うんですよねえ。