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稽古人間

朝起きると時計をチェックして、まず遅刻していないか確かめる。ひどく朝の弱い自分は、たまに途方も無いミスをやらかして大寝坊をしている。しかも朝の時間は演劇人にとっても大事だ。今日の稽古方針を立てたり、稽古場に入れる資料を準備したり、やることは山積である。

稽古場に入るのは、稽古開始の2時間前〜1時間前くらい。僕は割と早めに入って、メシ食ってるだけでもいいから準備をしておきたいタイプなんだ。ファミマで買った冷やし中華とか食べながら、稽古場のセットを眺めて、ここはこうしよう、あそこはこうなる、と妄想したりする。あとはただ、自分の書いた台詞をまっさらな気持ちでもう一度読んでみたりもする。舞台監督の竹井をはじめ、すでにいるスタッフらと話をしたりもする。要は準備をしている。

稽古は準備がすべてだ。

8時か9時まで稽古をして、それからスタッフミーティングだ。スタッフの意見はいつも貴重だ。僕は演出家だから客観的に見なければならないのだが、どうしても前のめりに見てしまうので、スタッフの冷静な視点からの意見はいつも参考になる。いいご身分だ! そんないいスタッフに囲まれてよ。

福島三部作、稽古中

2016年から取り組んでいる福島三部作プロジェクトが、いよいよ本番が近づいてきました。今年の夏には第一部〜第三部の一挙上演です。チケット1枚4200円するのに、3部作セット券にすると1万円に爆安化するという小劇場の意地のような価格設定をしております。昨年第一部をご覧になっていない方は是非ご利用下さい。

現在稽古中の第二部『1986年:メビウスの輪』は、実在した有名な福島県双葉町長・岩本忠夫氏をモデルにしています。この人がまぁ数奇な運命を辿った人で、たくさん記事や書籍も出ているのですが、反原発派のリーダーだったはずなのに気がついたら原発推進派として町長に選ばれてしまって、やがて超積極的原発推進派に転向していくんですね。岩本氏のご子息や友人・同僚などにも取材させて頂きまして、事実に基づきながら大胆にフィクション化し、どのように反対派が賛成・推進派に変わって行くか、安全神話が生まれるのか、人は変わるのか、を描きました。濃密な会話劇から一転して描かれる衝撃の結末。特に結末はすごいと思います。

DULL-COLORED POP福島三部作公式サイト

今週の稽古休みには第三部取材のために福島市まで……何度目だろう、足を伸ばして来ます。とても重要な人に会うのです。演劇はフィクションでありファンタジーであり架空・虚構ですが、しっかり事実・ファクトの下地を塗り込んでいるかどうかで、大きくテイストが変わります。第三部は特に演劇的に自由に時間・空間を演出しつつも、内容的にはファクトとエビデンスを下地に敷きたい。

最初に取材に行ったときは、白河駅から数十キロ、自転車旅行でした。そば屋のおかみさんからりんご売りのおばちゃんまで独力で取材して、少しずつ人脈を繋いでいき、最後にはかなり深刻な被災者や役場の広報課や議員さん、ジャーナリストや地元高校生にまで取材することができました。200人近く会ったんじゃないだろうか。今度数えてみたいな。

東京は8/8からですが、ぜひ観にいらして下さい。僕のこれまでの演劇人生の、全力を投じます。

ヤン・フジェベイク監督『幸福の罪』

眠れないからアマゾンプライムビデオで退屈そうなヨーロッパの映画でも観よう。ああ、チェコの映画がある。チェコの映画なんてみんな長くて観念的で退屈に違いねえや、きっと眠くなるぞ、こりゃあいい……と思って見始めたら、最後までバッチリ観てしまった。

FILCO『Majestouch2 108赤軸』

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キーボードは2年に一度はコーヒー引っ繰り返してダメにするので安物しか使わないと決めていたんだが、これからなかなか歯ごたえのある執筆が3本も待ち受けている上に、何か自分にご褒美を、買ってワクワクできるものが切実に欲しくなってしまったので、椀飯振舞、思い切って買ってしまった。

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』から見る、私(谷賢一)という作家

もし僕が死んだあとで、それでもまだ「谷賢一っていう演劇の作家がいてね」と語り継いでくれる人たちがいたとしたら、僕はぜひこの『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』の分析をオススメしたい。

惑い

クッションと電気カーペットの間に足を入れたがる我が子。この表情、どうだい、まさに「何も考えてねえ」カオでしょう。

BotW祝福

ニンテンドーSwitch『ゼルダの伝説 Breath of the Wild』を、昨年10月くらいからコツコツやっていたのだけれど、とうとうクリアしてしまった。本当に素晴らしいゲームだった。ゲームにハマったのなんて、中学生の時にやったFF7とかFFT以来である。

ひっそりと振り返る2018

昨日まで4日ほどロンドンへ行ってきた。これで今年の大仕事もほぼ終わり。正確にはまだ打ち合わせが少し残っているけれど、どれも来年へ向けてのものなので私にとっての2018年はもう終わったと言っていい。

激動の2018年が終わった。