"演劇メモ"
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2008年07月21日
第二十六回本読み会:ハロルド・ピンター『帰郷(Homecoming)』ほか
明大OBが中心となって、洋の東西を問わず過去の名作戯曲を声に出して読んでみる、ついでにあれこれ討論してみる会、「本読み会」の第二十六回が、以下の通り催されます。
第二十六回本読み会:ハロルド・ピンター『帰郷(Homecoming)』ほか
日時: 8/23(土) 13:00~17:00
場所: 御茶ノ水の喫茶室「アミ」(東京都千代田区神田小川町3-16. 地図)
参加費: 無料(アミでコーヒー一杯頼んで下さい)
今回のプレゼンターは俺・谷賢一だよ! イギリス本場仕込みのピンター論をでっち上げるので、たくさんの方のご参加お待ちしています。飛び入り歓迎。明大と何ら関係なくても、ピンターなど一冊も読んだことなくても可。どんどん来てね!
2008年06月17日
2008年04月26日
2008年04月15日
2007年12月21日
韓国人俳優が演技で大事にしている三つのこと

今日から24日まで、新宿タイニイアリスに韓国の劇団「前進シアター」と「演劇集団反」が来ていて、そのお手伝いスタッフとして劇場に常駐しています。ソウルで人気を博した演目を持ってきたようで、今日観た感じではどちらもなかなか興味深い公演でした。演出法や脚本にとりわけ革新的な何かがあるわけではないのだけれど、俳優さんが上手い。韓国語、これっぽっちもわからないけど上手いのは伝わる。その分、台詞が聞き取れないのが残念。
で、打ち上げにお邪魔して、俳優さんやら演出さんやらとあれこれ話していたんだけど、納豆だのフジヤマだのSONYだのヤクザだのという話をしてどうする、こういうときこそ演劇の話をしようぜと思い、無理矢理俳優論を問うてみた。難解な話ができるほど向こうが英語を喋れないので、ずばりストレートに、「演技をするとき、何を一番大事にしてますか?」とだけ質問。
2007年12月06日
A4演劇学講座No.02 - 「演技=嘘」という嘘
CoTiKで配るA4演劇学講座の第二回。今日は演技論です。A4で語れる演技論なんかありゃしないので、随分乱暴なまとめ方だし、演技もそりゃあ人による、作品による、演出による。ここに書いていることは完全にスタニスラフスキーの流れを汲む発想で、マジ気で演劇を勉強する人は、それだけじゃあないもんだよ、とわかっても欲しいんだけど、とりあえずの一般論として書いています。
2007年12月01日
ロミジュリ4幕の場転に関するメモ
場転=場面転換の略。演劇において、シーンが別の場所へ移るとき、人物や道具の配置を変えるために行うもの。通常、暗転、見せ転、ブル転などで処理されるほか、素舞台なら明かりの変化や単純に俳優の演技によっても可能とされるが、ぶっちゃけ、難しい。
シェイクスピア『ロミオとジュリエット』を読んでいたら、シェイクスピアがあまりに見事な場転をやっていたのでメモしておく。
2007年11月18日
A4演劇学講座No.01 - 『演劇』を英語で言うと
今日からCoTiKの稽古が始まる。下は15歳から上は70歳まで参加、地元で作って地元でやる芝居だよー。
で、お芝居の素人さんも多い、というか大半なので、小出し小出しに、すごくイージーに、コラムみたいな感じで演劇に関するよもやま話を紹介していこうか、という企画を立てた。と言うか、俺が勝手に書いて勝手に配るだけの、非常に人力ハンドメイドな企画なのだが。三日坊主の自分にどこまでやれるか。これ、稽古のたびにやってたら、No.50くらいまで行くよね。そしたらすげーなぁ。
文章量は毎回A4一枚限定。なので、A4演劇学講座と名付けたよ。最終的にはA4一枚でブレヒトの異化効果やスタニスラフスキーの身体的行動の方法や、風姿花伝の読解や、ハイナー・ミュラーのハムレットマシーン解説とかやれたらいいですね。参加者誰一人喜ばないだろうし、100%無理なのだが。
というわけで、第一回の原稿をここに載せておく。
2007年11月11日
日本橋学館大学・芸術セミナー『諸芸術に見られる演技』
明治大学で西洋演劇史の教鞭をとっておられた井上優先生が、俺の地元・柏で演劇に関するセミナーをやるっつうからのこのこ足を運んで来た。大学のサイトに記載されていた「柏駅より徒歩20分」ってのを信じたらえらい目にあった(30分以上はかかったぞ)が、久々に演劇学的に知的好奇心をそそられる時間を味わえた。
2007年07月09日
ヴオジミェシュ・スタニェフスキの演劇について
何度もこのブログに書いたことだが、日本演出者協会主催で行われた六日間のヴオジミェシュ・スタニェフスキ氏のワークショップ・プログラムに参加して来た。その感想を交えつつ、氏の演劇について拙い考察を巡らせて見る。メモ的に。
スタニェフスキWS まとめメモ
もう先々週のことになるが、一週間、計六回かけて参加したヴオジミェシュ・スタニェフスキ氏の集中ワークショップのメモを載せておく。いずれも断片的であり、WS中にとったメモや記憶から再現・再構築されたものなので、あまりあてにしないで欲しい。どちらかというと自分に向けてのメモ。
2007年06月28日
2007年06月27日
柚木佑美/サンフォード・マイズナーワークショップ記録 No.1
スタニスラフスキーの流れを汲むアメリカの「メソッド演技」の巨匠の一人、サンフォード・マイズナー。さらっと触れてみた感じ、アドラーと並んで後期スタニスラフスキーをよく継承していると思われる、かなり実践的な演技指導者であるなぁと思っていたんだが、いかんせん書物だけでは演劇の稽古はできるもんではない。一度体験せねば、と思っていたところに、渡りに船、時間堂主催でやってくれることになったので、おめおめと参加して来た。
全十回構成なので、毎回を記録とはいかないだろうが、ちょいちょい記録していきたい。
2007年06月26日
2007年06月25日
スタニェフスキWS記録No.0 セミナー『ポーランド演劇・近代から現代』
ポーランド出身の世界的な演出家・ヴオジミェシュ・スタニェフスキ氏が来日しており、日本演出者協会主催で六日間の集中ワークショップが開催される。俺、のうのうと参加している。俺は当然俳優ではないのだが、メイエルホリドやグロトフスキーの流れを汲みつつ、全く独自の演劇理論を打ち立てている(ように見える)スタニェフスキ氏の手法、絶対本で読んでもわからんので、出ることにした。
今日はそのワークショップ本番を前に、『ポーランド演劇・近代から現代』と銘打ったセミナーが開かれていたので出席して来たよ。時間がないのでさらっと記録。
2007年05月28日
本読み会・イプセン『ヘッダ・ガーブレル』を読む

ビールと岩波イプセン三冊
大野遙・松山立主催「本読み会」、イプセン『ヘッダ・ガーブレル』について。13:00~17:00@御茶ノ水カラオケ館にて。
2007年05月19日
テラ・アーツ・ファクトリー公開ワークショップ
先日の猫道ロックフェス'07で知り合った小櫃川桃郎太さんに紹介してもらい、テラ・アーツ・ファクトリーというとこの公開ワークショップに参加してきた。小櫃川さん曰く、「話してみて/作品(『ベツレヘム精神病院』)を観てみて、きっと波長が合うと思った」とのこと。最近、新しい稽古方法・俳優観を深めたい、広めたいと思っていたので渡りに船。俳優でも役者でもないのにのこのこと参加して来たよ。
2007年04月18日
2007年01月18日
卒業論文『スタニスラフスキーの「身体的行動の方法」(以下略)』をアップしました
卒業論文として執筆した論考をアップロードしました。
スタニスラフスキーの「身体的行動の方法」 ―演技創造における俳優の心身をめぐって―
概要: 二十世紀の演劇と俳優術に多大なる影響を与えたスタニスラフスキーだが、彼がその晩年に提唱した「身体的行動の方法」は、「システム」およびスタニスラフスキー生涯の研究における着地点と呼べるにも関わらず、様々な事情が重なり世間的に広く認知されるに至っていない。本論考では「システム」形成の略譜を振り返った後、「身体的行動の方法」の概略の紹介とその意義の再解釈を試みる。
2006年12月23日
能楽師・山井綱雄による『能舞エヴァンゲリオン』

能舞エヴァンゲリオン
一大旋風を巻き起こしたエヴァンゲリオンを、能に翻案。随分目を疑ったのだが、動画も公開されており本気らしい。
演じるのは金春流シテ方の山井綱雄。印象的だったというシンジの葛藤や初号機の暴走、そして底流に感じた母性愛をテーマに古来から伝わる既存の5曲で構成。
独特な舞と迫力の地謡(じうたい)によって創造される舞台は、見るものを悠久の時へいざないます。
動画が22分もあったのであんまり観なかったが、興味のある人はどうぞ。
2006年12月22日
2006年12月19日
卒論のテーマが決まった
決まったのはせいぜい半月前、十二月に入ってすぐの頃。結局、スタニスラフスキーのいわゆる「システム」の中でも最も馴染みがない割に、彼が晩年もっとも強調して扱った「身体的行動(physical action)」について書くことにした。
あるまとまった文章を書くためには、断片的に未熟な文字列を書き連ねることが極めて有効なので、これからときどき卒論絡みで不完全な断片を書いていくよ。
2006年09月26日
『13歳のハローワーク』―「劇団員」について随想
fringe blog: 続・「舞台俳優」と「劇団員」を読んで、13歳のハローワーク「劇団員」のページを読んだ。
想像以上に鋭い指摘に驚く。基本的には全て同意で、あまり語ることもないのだが、より多くの演劇関係者にこの文章を読んで欲しいなぁと思ったので、あれこれ随想してみる。
2006年07月21日
ITI日本センター『養成プログラム―演劇の再生―』に参加するよ!
国際演劇協会(ITI/UNESCO)日本センター、というところが主催する、『養成プログラム―演劇の再生―』に参加することになったよ!
fringeのTopicsで知ったんだけど、駈け込みで応募して何とか合格。未来の演劇人育成のため、来年の一月までかけて、日本の前衛演劇・全七作品を鑑賞・評論するようだ。
2006年06月13日
下北沢・駅前劇場のトイレ
こないだ仕込みに行って久々に目の当たりにしたんですが、駅前劇場のトイレっておかしいよね。男子用。通りから丸見えの間取りで、しかもあんなでかい窓を配置。トイレの中からも、下の通りからも、お互いよく見えちゃって気まずいことこの上ない。
用を足していたら妊婦と目が合ってかなり気まずい思いをしました。まる。
2006年05月29日
カカフカカ・高山銀平ワークショップ
ワークショップの様子
早稲田のお笑い演劇・映像サークル・カカフカカを主宰する高山銀平氏のワークショップに参加して来た(PROJECT STARLIGHT主催)。どんな内容やんのかなーとワクテカしてたが、意外にもどストレートに来た。高山流のコントの作り方について、であった。
早稲田大学新学生会館東棟四階練習室にて。
2006年05月27日
母校の演劇部を視察して来た
ゲキ部の若人たち
ちょうどいい時間に柏にいたので、母校・千葉県立東葛飾高等学校の演劇部®の稽古風景を覗いて来た。平均年齢17歳くらいだから、俺ともう七つも違うのか! ゲキ部にいた頃がもう七年前。衝撃。年だなぁ。
2006年01月17日
加藤康介逮捕
以前「演劇ストーカー・K(加藤康介) リンク集」で随分詳しくとりあげた加藤康介が逮捕された。芥川賞作家・荻野アンナ氏の母親への脅迫で。おかげで同記事にはすさまじいアクセスが集中している。
2006年01月14日
スタニェフスキ氏講演会
ポーランドの演出家・スタニェフスキ氏の講演会に行って来た。「ガルジェニッツェ」演劇実践センターの主宰にして芸術監督。グロトフスキーの下で一時期活動し、メイエルホリドのビオメハニカやアルトーの残酷演劇に影響を受けている、らしい(全然無知なので検索とかで飛んできた人は信じないで下さい)。
2005年12月27日
2005年11月08日
2005年10月08日
新説・シェイクスピアは外交官ヘンリー・ネヴィルだった?

ヘンリー・ネヴィルの肖像
シェイクスピア別人説という奴がある。学のない田舎男だったシェイクスピアが、どうやって古典やラテン語、法律や宮廷生活の知識をちりばめた戯曲群を書いたというのか? 一度も海外旅行をしたことのない彼が、どうしてヴェローナやウィーンの街をあれほど見事に描写できたのか? いやそれ無理、きっと誰か別の男が書いたものを、シェイクスピアの名前で発表したに違いない……。というもの。
過去様々な文筆家や知識人が「本当の」シェイクスピアとして名前を挙げられてきたが、また新説が登場した。「本当の」シェイクスピアは、廷臣であり外交官であったサー・ヘンリー・ネヴィル(Sir Henry Neville, 1562-1615)だった、というのだ。今までとはちょっと毛色が違って面白い。
2005年09月27日
マクベスの Tomorrow Speech について
公演が終わって十日も経ってまたマクベスのことを書くのも野暮ったいが、これだけはちゃんと書いておきたかったので書く。 "Tomorrow Speech" と呼ばれるマクベスの最後の独白の解釈について。
2005年09月16日
黒と赤の戯曲『マクベス』
戯曲には色がある。比喩としての色ではなく、戯曲を読み情景を脳裏の画布に描いたときに浮かんでくる色彩としての色が。『ロミオとジュリエット』は燃えるような赤、『オセロー』は嫉妬の緑、『ハムレット』は高貴だが同時に陰惨で狂気を思わせる紫、『テンペスト』には何故だか透き通った青を僕は思う。
では、『マクベス』は?
『マクベス』執筆年代の特定
シェイクスピアが『マクベス』を書いたのは、およそ1606年頃と考えられています。この推定執筆年が正しければ、『マクベス』はシェイクスピアの四大悲劇(『ハムレット』『オセロー』『リア王』『マクベス』)の中で最も後、シェイクスピア42歳という円熟の年に書かれたことになります。
史実の中のマクベス2
『ジュリアス・シーザー』『アントニーとクレオパトラ』などのローマ悲劇や、『リチャード三世』『ヘンリー八世』など歴代のイギリス王を主人公に据えた一連の史劇など、シェイクスピアは実在の人物を題材に多くの劇を書いていますが、『マクベス』も例外ではありません。予言や亡霊など超自然的なものが多く登場し寓話的とさえ言えるこの作品が実際のスコットランド正史に取材しているというだけでも驚きですが、実在のマクベスは1040年から1057年まで17年もの長きに渡ってスコットランド王として君臨し、武将としては勇名を馳せ、国王としては善政を敷き、その上、法と秩序を重んじた敬虔なクリスチャンだった…というのだから、驚きも二倍です。
『マクベス』に登場するヘカテの謎
今回の上演台本には松岡和子訳『マクベス』(ちくま文庫)を使用していますが、微小な改訳の他に二つ大きなカットを施しています。ジェイムズ一世の御前公演のために後に挿入されたとされる「王の奇跡」の一節(四幕三場、l139~159)と、ヘカテという魔女の親玉が登場する三幕五場全体および四幕一場の一部がそれです。劇の中盤で登場し、それまでの筋や他の人物と直接関係しないこのヘカテは、現在ではシェイクスピア本人の筆によるものではないとするのが通説となっています。
『マクベス』に登場する門番の謎
ヘカテと同様、長年研究者の間で真贋論争が繰り広げられてきたのがニ幕三場に登場する門番です。この重苦しく陰鬱な戯曲における数少ない喜劇的な人物であり、卑猥なジョークを連発することから一座の喜劇役者が勝手に付け加えたのだとする説や、何物かがシェイクスピアに無断で加筆したのだとする説が20世紀初頭までは通説でしたが、今日ではヘカテとは逆にシェイクスピア自身の手による創作として認められています。そして、従来コミック・レリーフ(喜劇的救済)として捉えられていたこのキャラクターが、実は単なる喜劇的人物ではなく中世聖史劇と関連したアイロニカルな機能を果たしており、『マクベス』に見る地上の地獄をキリスト教的な意味合いでの本当の地獄と結びつけるものだとする見方が今日では強まっています。
2005年07月17日
演劇ストーカー・Kリンク集
「演劇ストーカー」と呼ばれ、多くの小劇場関係者の怒りを買っている "K" という人物がいる。深夜だろうがお構いなしに電話をかけまくり、「自分を出演させろ」とか「オーディションを受けてやるからギャラをよこせ」などを強気で要求し続け、断られると「お前を業界から追放してやる」と脅迫めいたことを言い出す。あちこちの劇団がこの被害にあっており、ひっきりなしにかかってくる着信におびえて精神的に追い詰められてしまった制作者もいたという。
もう五年も六年も前からこんなことをしていたそうだが、最近また活動を活発化したらしい。ちょっと興味を持ったのでウェブ上で手に入る情報をまとめてみた。
2005年07月11日
2005年05月15日
血と悪夢と『マクベス』
「血だ、もっと血を。シャロンの流した血はこんなものじゃなかった」
一九七一年公開の映画『マクベス』の撮影中に、監督のロマン・ポランスキーが叫んだと伝えられる言葉である。妻・シャロンの惨殺から二年、事件後初めて撮った作品がこの『マクベス』だ。劇中、マクベスが血の呪いから逃れようとして逆に血の海に踏み込んでいくように、ポランスキーは己の記憶と歴史にこびりついた血の残像と悪魔の影を洗い落とさんとしてあえて血みどろのショットを求めたのではないか。そんな想像をさえ誘う、鬼気迫る言葉である。
2005年03月28日
わからなさ
ハケン生活者さんでまた面白いエントリーが。「分からないと、だめですか?」
昨日観に行ったダンス公演でのこと。休憩時間に私の斜め後ろにすわっていた男性が、「これの言わんとしていることが分からない」「こんなだったらミュージカル観に行きたい」「テレビとかCMみたいに分かりやすくなきゃ意味ない」とさかんに連れの女性に愚痴っていた。
2005年02月23日
Comic Elements in Macbeth and King Lear
The genius of Shakespeare is most impressed to us by his conception of great tragic characters, who possess both enormous grandeur of, say, Greek tragedy's protagonist and psychologically convincing subtlety of human nature. In Macbeth and King Lear, the courses of both protagonists' tragic destinies forcefully lead us to the bleakest scenery of the world in which even the word 'absurd' seems to be appropriate. However, what astonishes and strikes me is not only his creation of gigantic characters, but the details he gave which provide another depth and dimensions to dramatised world and stimulate our poetic imagination, although they do not seem of much significance at a glance. The significance of this essay's topical characters, the Porter in Macbeth and the Fool in King Lear, are often considered as marginal characters by the audience, readers and even directors and critics until very recently. Nahum Tate completely omitted the Fool in his notoriously famous 'happy-end' Lear and the Fool had not appeared on stage until 1868 when Macready "ventured to restore the role",1 and the instances of that "the Porter's rowdy interlude was cut" can be found as late as 1927.2 Added to these miserable treatments in productions, the Porter has been suspected of being interpolated by other hand than Shakespeare, because the language is "low". However, if looked at closely and precisely, the effectiveness of these two characters can not be insignificant or irrelevant; or rather I dare say each role can be regarded as one of the most brilliant theatrical inventions done by Shakespeare in these plays. Thus, this essay will try to illustrate the necessity and effectiveness of the roles in the plays by uncovering the underlying meaning, poetic power of their speeches and dramatic functions contrived by Shakespeare.
2005年02月17日
串田演出『コーカサスの白墨の輪』、演出と批評について
あちこちで話題になってる串田和美演出の『コーカサスの白墨の輪』。いつも率直でキレのいい演劇レビューをなさってる『ハケン生活者』さんで以下の記述を見つけて、演劇学的見地からちょっと興味がわいたのであれこれ書いてみる。
この作品は、後半はじめのアズダックが民衆の裁判を執り行うシーンで、舞台の周りに観客を座らせたり、ウェーブを煽ったり、最後のダンスパーティシーンで役者が観客席の人々を舞台に誘い、一緒に踊るなど、随所に観客を取り込む仕掛けを盛り込む、サービス精神溢れる舞台だった。
この「観客を取り込む仕掛け」というもの、実はブレヒトがひどく嫌った手法なのです。
2005年02月03日
想像を絶するブレヒト演出
ブレヒトが能の台本を元に書いた芝居がある。"The Man Who Says Yes" "The Man Who Says NO" という対をなす二つの戯曲で、ブレヒトの初期の教育劇として割と有名なもの。世阿弥の娘婿にあたる金春禅竹が書いた『谷行』という曲を元に書かれている。クルト・ヴァイルが曲をつけ、学生向けのオペラとして完成された。
これ、授業で触れる際、ぜってー「ヘイ、ユー・ジャパニーズ! ワッツ修験者? ワッツ谷行?」とか聞かれるに違いない、と先読みしてちょっと検索してみたんだけど、したら何かとんでもない上演記録が残っていた。
2005年01月24日
2005年01月21日
2005年01月13日
ピナ・バウシュとダンスシアターについて書いたよ。
ピナ・バウシュとダンスシアターについてエッセイを書いたよ。2500 words。
ここには載せない。ちょっと自慢できる出来ではないので。が、あれこれアーティクルを読んでるうちに、バウシュのあのバカバカしいけど物哀しい、ハッピーだけどメランコリック、な何とも言い難い世界観についてあれこれ考えたのでメモ代わりに書いておく。
2005年01月10日
2005年01月07日
MONO、イギリス帰り第一作目
ネットが自由に使えるようになって、MONO『相対的浮世絵』の劇評を貪るように読んだ。作・演出の土田英生氏、一年のイギリス留学から帰ってからの第一作目ということで大注目。MONOという劇団のテイストも好きだし土田氏のロンドン日記も愛読してたし興味深々だったのだが。
2004年11月26日
シェイクスピアは何故悲劇を書き始めたのか
1600年くらいからシェイクスピアの作品が急に暗くなって、いわゆる四代悲劇とか問題劇とか、人間の輪郭を暗く刻んだ劇が突然増える。この時期の作品にありありと見えるシェイクスピアの人間不信。何があったのか?


