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月: 2020年2月

『福島三部作(「1961年:夜に昇る太陽」「1986年:メビウスの輪」「2011年:語られたがる言葉たち」)』が第64回岸田國士戯曲賞を受賞しました

先般、第23回鶴屋南北戯曲賞を受賞しただけで僕としては十二分に報われた気持ちでいましたが、これに続くかのように『福島三部作(「1961年:夜に昇る太陽」「1986年:メビウスの輪」「2011年:語られたがる言葉たち」)』が、第64回岸田國士戯曲賞を受賞しました。

朝日新聞出版の月刊誌『Journalism』2020年2月号「特集 原発と民主主義」に寄稿しました

トルストイ『アンナ・カレーニナ』

  

いつか読もう、いつか読もう……と思って本棚で眠っていたのを正月休みに引っ張り出してきてコツコツ読んだ。結局1ヶ月かかっちゃったけど、仕方ないよこれは。上中下って別れてるけど一冊の長さが普通の文庫本の3~4冊分はあるしさ。現代の小説読む10倍大変だった。

内容も、ちょっと最近の小説では味わえない読書体験であった。基本的には、とにかく退屈である。上巻は100ページくらい読んでも主人公アンナ・カレーニナが全く登場せず知らねえおっさんの不倫騒動とか社交界でのちょっとしたご挨拶とかが延々続いてのたうち回るくらい退屈するんだが、突然面白くなった。