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カテゴリー: 公演情報

DULL-COLORED POP vol.23『丘の上、ねむのき産婦人科』

2021/8/11(水)~8/29(日)@下北沢ザ・スズナリ
2021/9/1(水)~9/5(日)@大阪in→dependent theatre 2nd
2021/8/27(金)17時~9/26(日)23時59分@配信・観劇三昧 

駅の北側、商店街を抜けた先、丘の上にある「ねむのきさん」は、昭和のはじめ、古くから続く産婦人科で、私も私の母も祖母もここで産み、生まれたらしい。今日のロビーは少し混み合っていて、私たちを含めて12人の男女が座っている。年齢も服装も表情もバラバラ。みんな一体何を考えているのか。しかし決して会話は起こらない。6組の悩み、いや12人の別の考えが、誰も喋らない静かなロビーにぽっかり浮かんでいる。

「妊娠」をテーマに数十名に取材を行い、7つの連作エピソード集にまとめあげた新作戯曲。とある架空の地方都市に存在する産婦人科の人々の姿を通じて浮かび上がる現代社会の様相、――少子化・晩婚化・ジェンダーロールやジェンダーギャップ・若者の貧困・不妊治療・中絶・ひとり親・モラルハラスメント・反出生主義、そして男女の意識の違い。「自分と異なる性/生を想像する」というテーマに基づき、男女入替えA/Bキャスト2バージョンで上演するDULL-COLORED POPの最新作です。

キャスト

東谷英人、内田倭史(劇団スポーツ)、大内彩加、倉橋愛実、塚越健一、宮地洸成(マチルダアパルトマン)(以上DULL-COLORED POP)、岸田研二、木下祐子、冨永さくら、湯舟すぴか、李そじん、渡邊りょう

スタッフ

作・演出:谷賢一 脚本監修:北村紗衣 医療監修:稲田美紀(医師)

美術:土岐研一 照明:松本大介 音響:清水麻理子 衣裳:及川千春 舞台監督:竹井祐樹(StageDoctor Co.Ltd.)配信映像監督:松澤延拓、神之門隆広 照明操作:和田東史子 舞台監督助手:澤田万里子 宣伝美術:平崎絵理  制作助手:佐野七海、柿木初美(東京公演)、竹内桃子(大阪公演) 制作:小野塚 央
助成:芸術文化振興基金 協力:城崎国際アートセンター(豊岡市) 主催:合同会社 DULL-COLORED POP

配信 9/26(日)23:59まで視聴可能

女性俳優が女性役を演じるAバージョンと、女性俳優が男性役・男性俳優が女性役を演じるBバージョン。

公演情報・詳細

http://www.dcpop.org/vol23/

翻訳・演出『17 AGAIN』

脚本:マルコ・ぺネット 作曲・作詞:アラン・ザッカリー&マイケル・ウェイナー 翻訳・演出:谷賢一 訳詞:高橋亜子 音楽監督:長谷川雅大

マイク(マーク):竹内涼真
スカーレット(妻):ソニン
ネッド(親友):エハラマサヒロ
マギー(娘):桜井日奈子
アレックス(息子):福澤希空(WATWING)
スタン(マギーの彼氏):有澤樟太郎
マスターソン校長:水夏希

マーフィーコーチ / 用務員:角川裕明
ネイオミ:安田カナ
ディーン:大原研二

(以下五十音順)岡田治己、小原悠輝、松谷嵐、鯨井未呼斗、長澤仙明、松村桜李、熊澤沙穂、坂口杏奈、佐藤彩香、中西彩加、町屋美咲、森莉那

公演日程

2021年5月16日(日)~6月6日(日)
東京都 東京建物 Brillia HALL(豊島区立芸術文化劇場)

2021年6月11日(金)~13日(日)
兵庫県 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール

2021年6月18日(金)~20日(日)
佐賀県 鳥栖市民文化会館 大ホール

2021年6月26日(土)
広島県 広島文化学園HBGホール

2021年6月30日(水)~7月11日(日)
愛知県 御園座

ウェブサイト

https://horipro-stage.jp/stage/17again2021/

『戯曲 福島三部作』が、「脱原発を目指す文学者の会」文学大賞を受賞しました

TPAM版・福島三部作、終演しました

最後のカーテンコールを見守る舞台監督・竹井の後ろ姿

TPAM=国際舞台芸術ミーティング in 横浜版、福島三部作再演、全日程ぶじ終了しました。ご来場頂いた皆様、支えて下さった方々、どうもありがとうございました。

約半月で3部作分ぜんぶ思い出し稽古をし、毎日1つ&3日連続で初日を開けて、その後3日連続で3部作連続上演を行う……という狂気のスケジュール。1つ初日が開けてもその10分後には「さぁ、明日の第二部へ飾り替えだ」「場当たり前に確認しておくことは……」とすぐに動き出し、演劇作ってるはずなのにまるでベルトコンベアで流れ作業をしているような、凄まじい日々を送りました。

僕も大変だったけれど、スタッフはもっと大変だったでしょう。照明・音響はシフトを組んで交代しながらやっていたけれど、ずっと全体を統治していた舞台監督竹井&演出部さわちゃんは、10円ハゲの1つや2つ、できていてもおかしくない。彼らは今回時間がないことを見越して、稽古に入る前にすべての役物(演技に関わる小道具や衣裳・セットなど)を用意し、初日からフルスケールで通し稽古ができるように準備してくれていた。こんなことは、よほど規模の大きな商業演劇の現場でもなければあり得ないことだ。

わたし個人的にも、作品との向き合い方が大きく変わった。いい機会を頂いた。実を言うとTPAMの話が決まるまで、福島三部作は当分封印、なるべく触らないようにしよう……とさえ思っていたのだ。

TPAM再演『福島三部作』

以下の通りです。

脚本:PARCO『チョコレートドーナツ』

トラヴィス・ファイン監督、2012年公開の映画『チョコレートドーナツ』が演劇化。演出は宮本亞門。僕は脚本・翻案を担当しました。

原作:トラヴィス・ファイン/ジョージ・アーサー・ブルーム
(トラヴィス・ファイン監督映画「チョコレートドーナツ(ANY DAY NOW)」より

翻案・脚本:谷賢一
訳詞:及川眠子
演出:宮本亞門

期間:2020/12/07 (月) ~ 2021/01/31 (日)

出演:東山紀之、谷原章介、堀部圭亮、八十田勇一、妃海風、まりゑ、大西多摩恵、下総源太朗、エミ・エレオノーラ、矢野デイビット、高橋永、丹下開登(ダブルキャスト)、穴沢裕介、佐々木崇、高木勇次朗、シュート・チェン、米澤拓真、モロ師岡、高畑淳子

https://stage.parco.jp/program/choco/

DULL-COLORED POP『福島三部作』TPAM再演

KAAT『人類史』(作・演出)

来週から私、KAAT神奈川芸術劇場にて『人類史』という作品を上演します。私が作・演出、振付がイスラエル人のエラ・ホチルド、音楽が志磨遼平(ドレスコーズ)! 舞踊・音楽・台詞を駆使して、200万年に渡る人類の歴史を一気に駆け抜けるサーガです。巨匠・堀尾幸男の美術が素晴らしく、 それを齋藤茂男の照明がさらに研ぎ澄ませます。

『人類史』10/23~11/3
https://www.kaat.jp/d/jinruishi

DULL-COLORED POP vol.22『アンチフィクション』

作・演出・出演 谷賢一
2020/7/16(木)~26(日) 計14ステージ@シアター風姿花伝

◎公演概要

作・演出・出演のみならず、照明操作・音響操作などすべて一人で手掛ける、谷賢一による完全一人芝居。たった一人が繰り広げる演劇のめくるめく世界をお楽しみ下さい。

――作家は模索していた、今の時代にどんな物語が可能なのか? コロナ禍の中、演劇は一体どんな物語を生きるべきか? 劇場とはどうあるべきか? 作家・谷賢一自身の葛藤をそのまま剥き出しにして舞台上に乗せる“アンチフィクション”演劇。
「ここで起こることはすべて本当です」

谷賢一、岸田國士賞・鶴屋南北賞ダブル受賞後、初の新作。劇場での生上演の他、オンライン配信も実現! 客席数に「とても」限りがありますので(当初予定の半数です)、お早めのご予約をお願いします。

◎出演者・スタッフ

作・演出・出演・照明操作・音響操作:谷賢一

舞台監督:竹井祐樹 照明:松本大介 音響:佐藤こうじ 映像:松澤延拓 制作:德永のぞみ 制作協力:三坂恵美(Booster)

而立書房より戯曲集『演劇』が発売されました

而立書房より戯曲集『演劇』が発売されました。表題作であるDULL-COLORED POP vol.17『演劇』の他に、同時期に「傑作短篇集」として上演した『全肯定少女ゆめあ』『エリクシールの味わい』が収録されています。また巻末には私の演劇論『演劇とは何か、どう生きるべきか』が収録されています。