PLAYNOTE 「読書」カテゴリー

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2008年07月21日

北区立中央図書館が新設で親切で綺麗でお洒落で素晴らしい件

読書, 17:11
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ちょっとマイナーな本を借りようとして、図書館横断検索を使って都下の図書館を調べたら、北区中央図書館というとこに蔵書されていることがわかった。JR王子駅から歩いて15分くらい。まぁ王子は行きなれているし、来週もreset-Nで行くだろうからここに決めた! と思い、行って来たんだが、これがまぁえらい親切で綺麗でお洒落で素晴らしい図書館でした。

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2008年04月21日

パウロ・コエーリョ『悪魔とプリン嬢』

読書, 04:05

毎日の稽古とプランニングと打ち合わせに疲れた自分へのご褒美。コップ一杯の日曜日は無理なので、せめてしずく一滴の日曜日を飲み干したい。読むという行為は自発的な思考力を奪う、とか何とか、確かキルケゴールが書いていたが、だからこそ読みたい。何も考えずに読書の愉楽と光悦に身を浸したい。そんなときに信頼できるコンテンポラリーの作家はもう、パエロ・コエーリョくらいしかいないのかもしれない。

ある閉鎖的な村に一人の異邦人が現れる。彼の提案するゲームは実に単純で、一週間以内に一人の村人の遺体が村の広場に晒されたら、11個の純金を村に与えよう、というもの。過疎と疲弊が募るこの小さな村に、あっという間に活気と贅沢をもたらすのに十分なだけの値打ちを持つものだ。そして村人同士の心理ゲームが始まる、というもの。

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2008年04月15日

古川日出男『gift』

読書, 14:17

「小説家」ではなく「詩人」と呼べそうな作家は現代において非常に少ないが、古川日出男は間違いなく「詩人」の一派である。この超短編集『gift』には、全部で20の短編が収められている。

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最近読んだ本:名言集3つ

読書, 14:08

次の芝居の参考にするため、名言集をいくつか読んでみた。ネットにも名言集の類は多く、プラス、Wikiquoteなんかも使えばかなりの数が収集できるのは間違いないのだが、くちゃくちゃにしわがれていくA4サイズのプリントアウトではなく、永遠に本棚に収まっていられる本の形できちんと購入。本にだけは金を惜しんではならない。

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2008年04月11日

サン=テグジュペリ『星の王子さま』

読書, 02:24

次の芝居の参考にしようと思って買った。ところでこの本、小さい頃うちのガキ用本棚にもあったのだが、そのときは何か表紙が怖いと思って読まなかった。今見るとヘタウマなほんわかさが出ていて実にいい絵なのだが。

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永井均『<子ども>のための哲学』

読書, 02:22

自分は最近、「考え抜く」ということに対して最近とんと勇気を失い、功利主義的な立ち回りに慣れて来たがために、すっかり闘争心というものを見失ってしまったような気がしていた。「それもありかな」「これでいいじゃん」みたいな。たいへん大人になったと思う。そして、それは作家にとって、心臓を抜かれるような喪失なのだ。

別のことを調べようと思って購入した本なのだが、上に述べたような弱気な自分を吹き飛ばすような勇気をもらった。

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2008年04月09日

パウロ・コエーリョ『11分間』

読書, 03:07

次のページが読みたくて読みたくてたまらない。電車の中はもちろん、駅の階段を上りながらも読み耽った。パウロ・コエーリョにハズレはないが、この一冊もまたそうだった。

ブラジルの片田舎に生まれた普通の女の子が、普通に恋して普通に結婚する生活を夢見ながら、いつの間にかスイスで娼婦になってしまうお話。セックスの問題を、パウロ・コエーリョならではの求道的姿勢から崇高に追求し描いた見事な小説。

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2008年01月26日

2008年01月24日

夏目漱石『門』

読書, 05:21

『三四郎』『それから』に続く、前期三部作の最終作。

内容(「BOOK」データベースより)

「誠の愛」ゆえに社会の片隅に押しやられた宗助とお米は、罪の重荷にひしがれながら背をかがめるようにひっそりと生きている。宗助は「心の実質」が太くなるものを欲して参禅するが悟れない。これは求道者としての漱石じしんの反映である。三部作の終篇であると同時に晩年における一連の作の序曲をなしている。

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2008年01月20日

夏目漱石『道草』

読書, 01:08

今回、初めて読んだ。全102回の新聞連載小説だが、一回ごとに興味がそそられ感心が尽きず、一気に最後まで読み通してしまった。

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夏目漱石『夢十夜 他二篇』

読書, 00:41

内容(「BOOK」データベースより)

漱石には小品とよばれる一群の短篇がある。小品とはいうがその存在は大きく、戦後の漱石論は『夢十夜』の読み直しから始まったとさえ言われる。ここには荒涼たる孤独に生きた漱石の最暗部が濃密に形象化されている。

『夢十夜』『文長』『永日小品』の三作を収録。三作、と言っても、『夢十夜』は短編×10みたいな作品だし、『永日小品』も2.5ページ分くらいの短編をぎっしり詰めたものだから、さしづめ夏目漱石短編集と言ったところ。

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2008年01月12日

江戸東京博物館・東北大学編集『文豪・夏目漱石 そのこころとまなざし』

読書, 03:06

何か昨年やってたらしい江戸東京博物館での展示に即した公式ガイドブック、という体裁をとっているが、資料写真つきの評伝として素晴らしい出来。紀伊国屋とジュンク堂で探した限りでは、漱石の作家研究のための資料としてはベストだった。文章も写真もコラムも豊富で飽きさせず、漱石の人生の全体像をきちんと俯瞰させてくれる。いい買い物をした。満足。

新潮日本文学アルバム2『夏目漱石』

読書, 03:03

夏目漱石 新潮日本文学アルバム〈2〉

漱石の人生を豊富な写真と解説を交えて探る一冊。作品研究としても作家研究としてもさらりとしたもので、突っ込んだ豊穣さはないが、カラー写真も多く気軽に読める一冊。つか、一時間くらいで読めてしまった。

夏目漱石『こころ』

読書, 02:20

ふとしたことから、漱石作品を片っ端から読み返してみようという心持ちになった。漱石の代表作はほとんど高校生の頃に読破している。「こころ」も例外ではない。教科書に載っており、「こころ」を題材に勝手に何か研究発表をやれ、という授業があったのを覚えている。ということは、実に十年ぶりの再読になる。

内容(「BOOK」データベースより)

……鎌倉の海岸で出会った“先生”という主人公の不思議な魅力にとりつかれた学生の眼から間接的に主人公が描かれる前半と、後半の主人公の告白体との対照が効果的で、“我執”の主題を抑制された透明な文体で展開した後期三部作の終局をなす秀作である。

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2008年01月03日

佐藤雅彦×竹中平蔵『経済ってそういうことだったのか会議』

読書, 17:44

知人の激賞・絶賛に押されて手に取ったが、確かにこれは面白い。「ポリンキー」「バザールでござーる」「だんご三兄弟」などを生んだメディアクリエーター・佐藤雅彦氏と、泣く子も黙る小泉経済改革の立役者・竹中平蔵氏による、「経済」=「共同体のあり方」に関する対談集。

章立て:
第1章 お金の正体 … 貨幣と信用
第2章 経済のあやしい主役 … 株の話
第3章 払うのか 取られるのか … 税金の話
第4章 なにがアメリカをそうさせる … アメリカ経済
第5章 お金が国境をなくす … 円・ドル・ユーロ
第6章 強いアジア、弱いアジア … アジア経済の裏表
第7章 いまを取るか、未来を取るか … 投資と消費
第8章 お金儲けはクリエイティブな仕事 … 起業とビジネス
第9章 人間とは「労働力」なのか … 労働と失業
終章 競争か共存か
会議を終えて
会議 その後

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2007年11月21日

2007年08月09日

山崎努『俳優のノート―凄烈な役作りの記録』

読書, 14:42

人から借りて読み始めた。黒澤映画からテレビドラマ、さらには劇場でのシェイクスピア俳優としても有名な、山崎努氏の芸談である。芸談、というより日誌に近い。新国立劇場の柿落とし公演の一つとして準備された、鵜山仁演出『リア王』の準備と稽古と本番の記録である。

いつもの癖で、付箋を貼りながら読んでいったら、貼った付箋の総数が100枚以上になってしまった。2~3ページに一枚の割合である。演劇論としても面白いし、いかに俳優が熾烈な課題を己に課しているのか、いや、本物のプロフェッショナルはここまでやるのだ、ということが、無垢ながら流麗な文体で綴られている。すべての演出家と俳優に読んでもらいたい一冊。

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サイモン・シン『フェルマーの最終定理』

読書, 14:10

先だって、David Auburn の "Proof" という戯曲を翻訳しました。来週月曜から王子小劇場で行われる「おやつの時間堂」という企画公演で使って頂く運びです。

David Auburn の "Proof" は、ある天才数学者とその娘を描いたお話。死去したその老研究者の書斎から発見された「ある証明」を劇作上の小道具として使っており、数学にまつわる興味深いエピソードが様々な形でプロットに咀嚼されており、実に巧妙。

で、演出を担当される黒澤世莉氏が、「数学の話を演出する以上、数学について少しは勉強しなければ」と考えてこの本を購入されました。『フェルマーの最終定理』。借りたので読んだよ。全編を通して数学についてしか書いていないはずなのに、ページを繰る手が止まらないほどスリリングで疾走感があってドラマチックな名著。

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2007年07月25日

桜井亜美『イノセントワールド』

読書, 16:54

著者のデビュー作。この人、どうやってデビューしたんだろ? エピローグに当たる文章では「ミヤダイ」なる人物に薦められて自分のことを小説にすることにした、とあるが、実際に出版を勧めたのは宮台真司だったみたいだし、小説のカバーデザインは今をときめく蜷川実花。随分恵まれたデビュー作だよね。

しかし才能は本物である。

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今日Amazonで買った本

読書, 05:54

よく「ブログ見てるんですが、たくさん本読みますね」と言われるが、実際にはブログに書いているものの数倍読んでいる。いちいちレビューを書く気がしないものや、飛ばし読みをしたものはブログの記事にはしないし、面白かったけどレビュー書くの忘れちゃってそのまんま、という本もかなりある。

最近、DCPOP次回作("Cesiumberry Jam"というタイトルになりました)の取材のためにある分野の本を乱読しているのだけれど、それがどいつもことごとく凹む内容なので、気晴らしにとあれこれ本を注文した。Amazonはこういう衝動買い気分のときにあっさり買い物できて便利ですね。クレジットカードは母親のものだからマネーの面でも問題ない
(※実際は、明細書が来た時点で払ってますよ、ちゃんと)

で、今日買った本とか、以前買ったけどまだ読めてない本とか。

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2007年07月19日

寺山修司『サザエさんの性生活』

読書, 04:23

寺山修司は常人からすると馬鹿馬鹿しいと思えるようなことを真剣・全力で考察していたりして時々ふと、「馬鹿だなぁ」と思う。それはもちろん畏敬という意味だが。全力で馬鹿をやる奴は常に時代のトップランナー足り得る資格を持つ。前に「この先、野球よりサッカーが人気が出て来るのは当然。球が大きい方に男は惹かれる」とかも書いてたなぁ。

そんな寺山に「サザエさんの性生活」というエッセイがあるらしい(笑)。筑摩書房『寺山修司』に収録されている模様。

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2007年06月26日

David Auburn "Proof"

読書, 02:35

久々の英語読書。やばい電子辞書が手元にない、と思ったが、意外とノー辞書で読めた。まだそれくらいの英語力はあんのかな。ってことはどんどんペーパーバックとか読めるんだな。

David Auburnはアメリカはシカゴ生まれの劇作家。ジュリアード音楽院の劇作コースで学んだ後、オフ・ブロードウェイでスタートし、2000年にこの作品でトニー賞とピューリッツァー賞をとりやがった新進気鋭のシカゴ野郎。あとはよく知らん。この Proof は、日本でも『Proof/証明』としてひょうご舞台芸術とかで上演されてるぽい(参考: 現代演劇上演記録 検索結果一覧

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2007年05月24日

イプセン『幽霊』

読書, 02:27

昨日読んだ『ヘッダ・ガーブレル』と同様、Amazonで注文してさくっと読んだ。性病と因襲の問題を中心に据えた、イプセンの自然主義的・家庭劇。全三幕。

出版社/著者からの内容紹介

愛のない結婚を否定しつつも,因襲的な観念に縛られて放縦な夫のもとに留まり,家名を守るため偽善に終始してきたアルヴィング夫人.夫の偽りの名誉を讃える記念式典を前に,可愛い一人息子のオスヴァルも帰ってくるが,因襲の幽霊がふたたび夫人の前にあらわれる.ギリシャ悲劇に比せられるべきイプセンの傑作.

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2007年05月23日

イプセン『ヘッダ・ガーブレル』

読書, 23:14

次回「本読み会」の課題図書に指定されたので、数年ぶりのイプセン再読。実は未読だった『ヘッダ・ガーブレル』。最も上演回数が多いイプセン作品の一つとされる、中期の傑作。

出版社/著者からの内容紹介

ガーブレル将軍の娘ヘッダは美しく魅力的な婦人.暇で退屈だけれど自分では何をしたらいいのか分らない.そして何もしない.でも他人の成功には平静でいられない.強そうで臆病,望みが高いが平凡,気位が高いくせ嫉妬深い,複雑で矛盾した性格のヒロイン.1891年の初演以来,各国女優の意欲をそそる役柄の一つとなった.

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2007年05月22日

浅井健一『Jet Milk Hill to Sherbet Street』

読書, 01:53

Blenkey Jet City 解散後、SHERBETS、AJICO、JUDEなどで感傷性と暴力性が同居する独自の世界をぶちまけ続けているロックンローラー、ベンジーこと浅井健一。まだ生きてるアーティストの中では一番好き。俺の血はそいつで出来ている。

そのベンジーの「画集」が出たので買ってしまった。もう一度書くが、「画集」である。ファンの間ではベンジーが絵にも奇才を発揮していることはおなじみなのだが、あまり一般には知られていないかも。あれだ、『HERLEM JETS』のジャケットの絵とか彼。

4800円、手痛い出費ながら、200~300ページはあるボリュームと、クオリティの高さにパーフェクトな満足。まるでベンジーの脳内を覗き込んでいるような興奮。中身をちらちらと紹介するよ。

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2007年05月16日

とんぼの本『やさしい「禅」入門』

読書, 20:47

以前 d-labo でふと手にとって激しく心惹かれ、ISBNを控えておいた本。Amazon図書券が手に入ったので買ってみた。

禅! 高校生の頃ヘルマン・ヘッセと日本史の川端先生の影響で(←笑)仏教思想に一時期ハマったことがあり、いつかは一度密教修行か座禅修行はせねばなるまいと思っていたのだが、とりあえず手軽にできる座禅について詳しく書いてあったので購入。

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2007年05月14日

劇団ひとり『陰日向に咲く』

読書, 23:14

タレント本などすべて焚書にしてしまえ。ただしこの『陰日向に咲く』を除く。

劇団ひとりの処女小説。括りとしては完全に「タレント本」なのだが、短編小説集として突き抜けた個性とそこそこの完成度を持っており、見事という他ない。「彼の芸風には奥深いものがある」とお笑い芸人志望の友人に説かれて以来、劇団ひとりは気になっていたのだが、とにかく評判がいい小説だったので借りて読んだ。さくっと読めた、二時間弱。

内容(「MARC」データベースより)

お笑い芸人・劇団ひとり、衝撃の小説デビュー! 「道草」「拝啓、僕のアイドル様」「ピンボケな私」ほか全5篇を収録。落ちこぼれたちの哀しいまでの純真を、愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説集。

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よしもとばなな『デッドエンドの思い出』

読書, 16:11

以前『キッチン』と『白河夜船』だけ古本屋で買って読み、どちらも退屈して途中で放り出してしまった思い出のあるよしもとばなな。苦手だなぁ、という先入観しかなかったんだが、ある人にとても強く勧められたので、『デッドエンドの思い出』を読んでみた。

内容(「BOOK」データベースより)

つらくて、どれほど切なくても、幸せはふいに訪れる。かけがえのない祝福の瞬間を鮮やかに描き、心の中の宝物を蘇らせてくれる珠玉の短篇集。

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2007年05月09日

アニエール・セルカン『宇宙エレベーター』

読書, 01:46

先に紹介した『タイムマシン』と同じく、トルコ人の物理学者・アニエール・セルカンが物した著。セルカンの多才多能を充分に感じさせてくれる科学的妄想の数々を通して、とっくり自分の頭で考えてみること、常識を疑い穿つこと、夢を見ること、などについて心打たれる一冊。

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2007年05月07日

アニリール・セルカン『タイムマシン』

読書, 22:48

先の時間堂公演『ピンポン、のような』終幕間際、編集者ハトヤマと小説家チヅルの会話中に登場した一冊。大量のコピー束と一緒に、ビニール袋に入れてハトヤマからチヅルに手渡されました。

そして、そのビニール袋は、バラシ中に僕へと渡ってきました。ビニール袋の中身、使っていたコピー束が谷の私物(イギリス留学中や明大在学中の文献コピーの山)だったので、そのまま紛れて一緒に俺の元に。一瞬「しまった!」と思ったけれど、楽しんで読ませてもらいました。ありがとう、ごめんなさい、世莉さん。

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2007年04月10日

渋澤龍彦『女のエピソード』

読書, 05:30

古今東西の歴史や文献に、その名と共にその鮮烈な生き様を刻み込んだ十数名の女たち。そのエピソードを読みやすい短編エッセイにまとめたもの。著者はマルキ・ド・サドの翻訳で有名な、あの渋澤龍彦。さぁ興味が湧きますね、血が沸きますね。ビレバンにて購入。

内容(「BOOK」データベースより)

時代・風俗は変われども、女の人生は本質的に変わらない―。マリー・アントワネットやジャンヌ・ダルクなど史上名高い女性たち、サロメやヴィーナスなど神話・宗教上有名な女性たちのさまざまなエピソードをとりあげながら、古今東西の女の生き方をデッサンふうに描く、渋沢龍彦の魅力あふれる女性論。ベストセラー『世界悪女物語』を補完するエッセー集。

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2007年04月06日

みうらじゅん『アイデン&ティティ』

読書, 14:18

新宿ビレッジ・バンガードにて購入。「この本を薦めるために八年間店員をやってます。それくらい好き」みたいなポップが書いてあって、あぁ、こういうビレバンなポップに負けて買うことなんてあるんだなぁ、と自嘲しつつレジへ。もう一冊、澁澤龍彦の本も買ったが、そういうのが同居している辺り、やっぱりビレバンは二十代サブカル好きにとっていい本屋なのだよな。

もちろん読んだこともあったし、映画は映画館で観て、割と感動してしまったクチ→記事はこちら。ぐずぐずに行けばいつでも読めるんだが、手元に置いておきたくて購入。読むの何度目だ。

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パウロ・コエーリョ『アルケミスト―夢を旅した少年』

読書, 13:56

以前読んだ『ベロニカは死ぬことにした』がズキズキと胸に迫ったパウロ・コエーリョという作家の本。古本屋で安かったので購入。

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2007年02月02日

2007年01月18日

野田正彰『犯罪と精神医療―クライシス・コールに応えたか』

読書, 12:01

これは名著だなぁ。絶版になっていたもののジャーナリストらによって読み継がれ、復刊を求める声に応じてこの度タイトルを改め出版された、精神病と犯罪の関係について詳述した一冊。絶版になっていた『クライシス・コール―精神病者の事件は突発するか』は、元々1982年に日本弁護士連合会・刑法「改正」阻止実行委員会(「改正」とは当時叫ばれていた保安処分のことを指す)の依頼で書かれた『精神病による犯罪の実証的研究』に手を加えて出版されたもの。このためか、著者が足で稼いだフィールドワークによる事例報告の豊かさに加え、統計データや精神医学の専門知識を交えて記された論考は実に骨太、読み手がある。

出版社/著者からの内容紹介

精神病者の犯罪が起こるたび,保安処分の実施が叫ばれる.しかし,著者はなによりも事件のフィールドワークが重要と考え,13件の重大事件を調査する.患者や家族は精神的危機を訴えるクライシス・コールを発していた.それに応えられる医療制度や精神科医の診断能力はあったのか.調査の分析から精神医療に対して提言する.解説・鎌田慧.

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大平健『顔をなくした女―〈わたし〉探しの精神病理』

読書, 11:41

『やさしさの精神病理』『豊かさの精神病理』『診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界』など多くの著作を持つ大平健医師の精神病診察事例集。診察室を訪れた患者たちのエピソードを詳しく紹介しながら、精神病理について堅苦しくなく記したエッセイが7つ収録されている。

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中谷陽二『精神鑑定の事件史―犯罪は何を語るか』

読書, 11:01

ちょっと前だと宮崎勤、ついこないだだと宅間守で騒がれた精神鑑定の問題。何で鑑定医によって結果が違うんだ、そこに科学的客観性はあるのか、そもそも何で精神鑑定なんてものが必要なんだ、歴史的経緯は? などなど、様々な問題点について、精神鑑定を多く引き受ける筆者が、歴史上の様々な事件を紹介しながら説明している。

内容(「BOOK」データベースより)

異常な犯罪が起きるたびに話題になるのが精神鑑定。しかし、精神鑑定は期待されるように、出来事の真相を明らかにできるのだろうか。本書は、レーガン元米大統領暗殺未遂事件、多重人格者の連続殺人、哲学者の妻殺し等々、社会を揺るがせ、鑑定人を悩ませた有名な事件を取り上げる。貴重な資料や証言をもとに犯行と裁判の経過をふり返り、精神鑑定のむずかしさを浮き彫りにしながら、異常な事件を生んだ心の世界を探る試みである。

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2006年12月31日

熊木徹夫『精神科医になる―患者を“わかる”ということ』

読書, 03:44

精神医学関連書まとめて一気に大人買い、読んだ本第二段。まだ30代半ばの著者が、精神科医が患者を「わかる」までのプロセスを、実地の精神科医としての経験に膨大な学術的検討を加えながら論じている。割と安っぽいタイトルでありながら、最近読んだ本の中ではぶっちぎりに歯応えのある骨太の論評。始発待ちの深夜のマックで一気に読んでしまった。

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2006年12月29日

大平健『診療室にきた赤ずきん―物語療法の世界』

読書, 07:31

Amazonで精神医学の新書を七冊ほど大人買い。高い専門書は図書館で、新書や文庫はAmazonで、が最近のスタイル。これは図書館で発見、タイトルと表紙からしてずば抜けて面白そうだったので購入。読みやすかったので最初に読んだ。

内容(「BOOK」データベースより)

「むかしむかし、あるところに…」まさか精神科を受診して、昔話や童話を聞かされるなんて誰も思ってもみなかっただろう。でも、患者たちの当惑はすぐ驚きに変わる。そこに繰り広げられるのは自分の物語なのだ。悩みを抱えた心の深層を「赤ずきん」「ももたろう」「幸運なハンス」「三びきのこぶた」などで解き明かす、ちょっと不思議で、ほんとうは不思議じゃない12話の「心の薬

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2006年12月25日

B.トポルコフ著『稽古場のスタニスラフスキー』

読書, 00:00
表紙

1927年にモスクワ芸術座に俳優として参加し、スタニスラフスキー最晩年の仕事をつぶさに観察・記録したトポルコフが著した一冊。名著である。俳優として苦闘する彼にスタニスラフスキーが与えた助言・講話の数々が収められており、スタニスラフスキー本人が語った身体的行動の具体的解説がはっきりと理解できる。絶版なのが惜しい。

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2006年12月23日

ジーン・ベネディティ『演技-創造の実際』

読書, 02:45

『スタニスラフスキー伝 1863‐1938』の著者でもあるジーン・ベネディティの、スタニスラフスキー・システム実践マニュアル。システムの基本概念の解説と具体的なエクササイズを収めているのだが、ちょっと驚くほど平易かつコンパクトにまとめられていて、難解で神秘めいていたスタニスラフスキー・システムの印象をがらりと変えかねない良書。

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ジーン・ベネディティ著『スタニスラフスキー伝 1863‐1938』

読書, 02:15

スタニスラフスキー研究の第一人者である筆者がまとめた、スタニスラフスキー評伝の決定版。上下ニ段組×471ページのボリュームで、彼の誕生から逝去までをくまなく辿る、スタニスラフスキーを学ぶ人の必読書と言える。

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中島らも『心が雨漏りする日には』

読書, 01:59

Amazonにオススメされたので衝動買い。らもさん自身の躁うつ病(とアル中)の体験記。結構壮絶な体験をあれこれしているのだけれど、「闘病記」というようなヘビーなテンションではなく、「病院行って薬もらえば、治る治るー!」とあっけらかんと病気と付き合っている珍しいうつ本。読んで気分がすっと楽になる、精神病の本って珍しい。

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2006年12月06日

『DSM‐IV ケースブック』

読書, 22:44

総ページ数約600。235もの精神疾患の症例が紹介されている。これが、えらく面白い(面白いと書くと