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映画『シェイプ・オブ・ウォーター』鑑賞

2017年アカデミー作品賞。アカデミー賞は伊達じゃない、やっぱり観ると外れがないね。どの作品もどこかしら突き抜けたところがあって、見続けないといかんなと本当に思わされる。特にこの『シェイプ・オブ・ウォーター』はジャンル的には俺はとても苦手で、映画館で予告編は観ていたんだけど観る気になれずにいた。そういう食わず嫌いを払拭する意味でも、アカデミー賞作品くらいは演劇屋としても毎年ちゃんと観ておかないといかん。

この監督は、世界一の想像力だ。クリエーターの想像力はここまで現実を超えていくのか、と感動した。

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お話としては人魚姫の現代版みたいな感じで、喋れない女と半魚人の男(?)の恋愛ドラマなんだけれども、物語の展開のさせ方がとてもうまくて引き込むし、CGを多用した描写力が本当に凄まじい。実写にしか見えない背景、怪物、水滴、洪水……。メイキングのPVを観ていると、CGもここまで来たのかとため息が出る。

パンチの効いたシナリオとエグいくらい緻密なCGでぐいぐいお話に引き込んでおいて、ラストではさらに遠くまで想像力を爆発させてぶっ飛んでいき、終わる。もう置いてかれるくらいすごいラストだった。監督が本当に好きで好きでたまらなくて作ったんだろうということがフレームの隅々から伝わってくる。お見事でした。

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