"2004年02月"
携帯を機種変した / 『岸田國士全集1・3巻』 / 『チェーホフ全集 11・14巻』(中央公論社) / 音楽史上最も偉大なアルバム、ベスト500 / ジャネット・ジャクソンの乳首について / 如月逍遥・湯島聖堂~湯島天神 / 安部公房『箱男』(新潮文庫) / サルトル『蝿』 / カミュ『誤解』 / ジャック・リチャードソン『放蕩息子』 / CD借りまくり / みうらじゅん原作『アイデン&ティティ』 / 実家に帰ってみた / パイパイ祭 / 『ロードオブザリング 王の帰還』 / 騒動舎、練習開始 / ビザを取らないと! / バイト終了 / 庶民の愚痴 / 漫画『新巨人の星』 / トップにもどる
2004年02月01日
携帯を機種変した
携帯の受信メールがいっぱいになったのだが、消すのも何だか忍びないので思い切って機種変した。古いメールが入ってる旧機種(J-K51)は、「なくしちゃったんでー」と言って回収させず、手元に残した。これで一応メールはいつでも見れる。
機種は安くてカッコよかったV301Dを選んだ。Javaアプリが使えないのが残念だが、あれは暇つぶしと思ってやり始めると暇じゃない時間まで潰されてしまったりするので、元からなくて正解だと思い込むことにする。
いつも待ち受け画像は自分で作っているので今回も自作してみた。元画像は割と気に入ってたんだが、縮小したら潰れた…。待ち受け画面だと153x132しか画像の表示領域がないから、かなり窮屈。うーん。
以前はバドワイザーのラベルを待ち受けにしていてそれがかなり気に入っていたので、また暇を見て自作しようかな。
『岸田國士全集1・3巻』
次の公演でどれ演ろう、と思って借りてきた(※あらかじめ断っておきますが、このエントリーは岸田國士賞とは何の関係もありません)。いくつか感想とメモを。
『チェーホフ全集 11・14巻』(中央公論社)

真理ばんざい!
さすがに俺も四大戯曲(『かもめ』『ワーニャおじさん』『桜の園』『三人姉妹』)以外は読んだことがなかったので、この機会に借りてきて読んでみた。そんなに数はないんだな。全集が全16巻とかだったからちょっと身構えたが、やはり予想通り小説が大半だった(チェーホフは実はモーパッサンと肩を並べる短編小説の名手でもある)。
2004年02月02日
音楽史上最も偉大なアルバム、ベスト500

奇跡のカバーアート
米ローリングストーン誌が選ぶ、音楽史上最も偉大なアルバムベスト500ランキング。十位以内に四枚もビートルズが入っちゃって、ビートルマニアの自分としてはニヤニヤしっぱなしのランキングとなったわけだが、この結果を巡ってアメリカではネット上で喧喧諤諤の大議論が巻き起こっているらしい。
一位は『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』。これは妥当だろう。ネットでこのランキングへの反応を見ると「Abbeyの方が傑作」みたいな意見が多いけど、音楽史や社会・文化への影響や、コンセプトの真新しさを考えるとやはりこれしかない。そもそもローリングストーン誌もこう言っている。
Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band is the most important rock & roll album ever made, an unsurpassed adventure in concept, sound, songwriting, cover art and studio technology by the greatest rock & roll group of all time.
2004年02月04日
ジャネット・ジャクソンの乳首について
モダシンさんで「病気でしょうか、乳首?」というエントリーがありましたが、どうやらニップル・ハッガーという名前の大人のアクセサリーみたいですよ。画像をクリックして大きな画像でお楽しみ下さい。
しかし、こんなもんが流行ってんのか?? 確かにパッと見病気みたいでキモい。もしくは手裏剣みたいだ。武器じゃないのか?
如月逍遥・湯島聖堂~湯島天神

湯島聖堂の閑静さ
家庭教師で教えていた教え子がいよいよ大学受験本番なので、湯島天神へ行ってお守りを買うことにした。千代田線で湯島まで行ってしまえばすぐなのだが、せっかく時間もあることだし、小雨の降る街を逍遥するのもいいじゃないか、ということで、JRお茶の水駅に降り立った(本当は単に電車賃が惜しかったので、定期が通ってるお茶の水から行っただけ)。
右の写真は湯島聖堂入ってすぐのとこの写真(ケータイカメラで撮影)。お茶の水駅の聖橋口から歩いて三分とかからない場所にありながら、すっげー静か。さすがに傍らを走り過ぎる車の音は遠く聞こえるが、聖堂(閉まってたけど)の荘厳さとあいまって割といい雰囲気。
安部公房『箱男』(新潮文庫)

※画像は本文と一切関係ありません。
ネットで安部公房+箱男で検索すると評論じみたものが沢山乗っていて、素直な感想が少ないことに気づく。まぁ映画のパンフレットを読むくらいの面白さは得られるが、感想が読みたい。実験小説を読んだからって難しいこと書かなくたっていいんじゃないの? と思う。
率直な感想。安部公房の作品をまともに読むのははじめてだったが、正直、読後、混乱した。別に話の筋に関してではなく、何かこう、文章が体験したことのない手触りをしていたので、どう言葉で表現していいのかわからない。この感覚はすごく好きだ。
サルトル『蝿』

パイプとサルトル
実存主義の哲学者として有名なサルトルが物した戯曲。白水社『現代世界演劇 5』収録。唐十郎がサルトルに大きく影響を受けていると聞いて読んでみた。アイスキュロスのオレステス三部作の翻案だが、筋立てがサルトル流にアレンジされていて面白い。
2004年02月05日
カミュ『誤解』

Albert Camus (1913-1960)
ちょっと前は不条理の作家として全共闘世代に愛読され、最近ではセイン・カミュの親戚として有名なアルベール・カミュの戯曲『誤解』を読んだ(白水社『現代世界演劇 5』収録)。『異邦人』『ペスト』は読んだが、『誤解』はよりわかりやすい形でカミュの人生に対する哲学を提示している。
短いし、次へ次へと読ませる筋立てをしているし、読みやすかった。それにしても言葉の一つ一つが重い。何気ない会話の裏にも、通奏低音として陰気で薄暗い不幸の旋律が流れている。次に引用する台詞、これが若い娘の台詞だろうか?
「なるようになっただけよ。お母さんだっておっしゃったでしょう、この世は理屈どおりにはいかないのよ。」(p238)
「私だって自分の家があると思っていたわ。罪こそわが家だ、この罪こそ母と私を永久に結びつけてくれるんだと思っていたわ。私がこの世でほかにいったいだれを味方にできて? 一緒に人殺しをやったものでなくて?」(p244)
2004年02月06日
ジャック・リチャードソン『放蕩息子』

“伝説の”オレステス像
サルトル『蝿』と同じオレステス伝説のアナザー・ストーリーなのだが、設定がすごい。オレステスは何に関してもシラけた態度を取り、女遊びにふける放蕩息子として描かれている。気高い生を訴え掛ける父の言葉に冷笑的な皮肉を浴びせ、刃を手にしたアイギストスを止めようともせず自分は旅に出てしまう。最後にはようやく復讐の刃を手にするが、それも嫌々ながらと言った態度。
初演は1960年。戦後世代のオレステスだ。白水社『世界現代演劇 5』収録。
2004年02月09日
CD借りまくり

Pile of CDs
今日までTSUTAYAがレンタル半額だったので借りまくってみた。22枚、計3800円。最近聴くジャンルが偏っていたので、ベスト盤を中心にちゃんと聴いたことはないけど何となく聞いたことはあるアーティストを片っ端から借りてきた。
2004年02月13日
みうらじゅん原作『アイデン&ティティ』
みうらじゅんの人気コミックを映画化。つってもそんなコミック知らん。タイトル的にはイマイチながら、どっかで予告編を見て惚れた。風采の上がらないロック青年の主人公・中島(峯田和伸)がボーカルのジョニー(中村獅童)と言い争うシーン。こういうお洒落じゃない映画を観たい、ザラついた映画が観たいと思った。
個人的には90点。いい映画だった。これは映画として見てはいけない。ロックとして聴くものだ!シネセゾン渋谷にて。
2004年02月15日
実家に帰ってみた

「お国の為に!」
祖父母が住む福島の実家に帰ってみた。留学前の最後の帰郷だろう。イギリス留学の報告をして、一緒にテレビを見て、メシを食って帰ってきた。
数年前、軽自動車を運転中にトラックと正面衝突して以来、じいちゃんは寝たきり。普通だったら100%死んでる事故だから、生き残ったのは奇跡だった。痴呆が始まったのはそれからだ。前に帰ったときは軍歌をひたすらに歌っていた。晩年になると誰もが人生の最も輝かしかった瞬間に帰ろうとすると言うが、大正生まれのじいちゃんにとってのそれは、出征の思い出なのだろう。
2004年02月19日
2004年02月21日
『ロードオブザリング 王の帰還』

Frodo Baggins
よかった! とにかくよかった。納得の出来。原作への思い入れが強過ぎるので、到底客観的な評価はできそうもないが、手放しで喝采したい。よくもここまで原作の情感と世界観を映像化したものだ。新宿ピカデリーにて鑑賞。
原作の『指輪物語』は、オックスフォード大学の言語学教授でもあったJ.R.R.トールキンが十年以上の歳月をかけて執筆し、1950年代に出版され世界的な大ベストセラーとなった長編小説。作品にはトールキンの創作言語であるエルフ語(シンダール語とクウェンヤ語)が用いられ、また、随所に中世英雄詩や北欧神話の影響が見られる。
2004年02月24日
騒動舎、練習開始

お菓子日和だった
騒動舎28期ユニット・怪奇ヒューマン人間の練習が始まった。作演の向山くんは早くも熱心に駄目出しを始めている。俺が作演やった時にはちっとも演技指導なんかしなかったけど、向山くんは偉い。だが最近彼の一人称が「私」で気持ち悪いので、それは何とかして欲しい。
ビザを取らないと!
留学ってビザが必要だったんだ! 完璧に忘れていた。さっそくネットで調べる。
イギリス外務省のサイトから申請書をダウンロード。これに記入して東京にある英国大使館に送付すればいいんだな。って、申請書が12ページもある。もちろん全部英語。しんどい…。
まだ航空券も取ってないしなぁ。ダラダラしてらんないな。
2004年02月25日
バイト終了

脱ぎ捨てられたスーツ
バイトが終わった。この一年間、ただ留学費用を溜めるためだけに、週五日のペースでバイトをしてきた。二日は家庭教師、三日は塾。家庭教師の方はちょっと前に切り上げていたのだが、塾の方も今日でラスト。やっとスーツを脱ぎ捨てることができた。
庶民の愚痴

「くわっ」
最後のバイトが終わって感傷に浸りながらぼけーっと体を休めていたら、クラスメイトから一通のメールが届いた。原文ママは書けないので、雰囲気だけでも再現。
谷く~ん、こんばんわぁ~☆ 遅い時間にごめん! 私ね、三月から留学することになったの☆ミ
一気に気分が暗澹となった。何だこの軽いノリは。温泉旅行にでも行こうってのか。そうなのだ。所詮留学なんて金持ちの道楽なのだ。
2004年02月29日
漫画『新巨人の星』

こういう漫画です
コンビニで単行本が売ってたので買ってみた。左腕を故障して球界を退いた星飛雄馬が、今度は打者で復帰を狙う! というすげー展開。花形満とキャッターのデブは大企業の重役になっている辺りも強引で素敵だ。ぐいぐい引き込まれ、結局漫画喫茶行って全巻読破してしまった。









