PLAYNOTE 演劇と悪魔

2016年04月18日

演劇と悪魔

2016/04/18 04:38

劇団として、看過しがたい、巨大な問題が立ち上がり、しかし私はプロであるので、そんな巨大な問題を理由に、作品のクオリティを落とす訳にはいかない。しかし、私も人である。

演劇に対しては、悪魔のように振る舞いたいが、人に対しては優しくありたい。

なので今日、一つ大きな決断をした。しかし、そのためには、この決断をすることで作品が良くなり、同時に本人も幸せになる演劇的工夫・脚本的発明をしなければならない。それがないまま、決断をすることは、お客に割りを食わせることになる。

お客さんが損をするような決断をするくらいなら、関係者が不幸になる方がいい。大事な仲間を踏みにじる方がいい。

お客さんが損しなくて、本人も幸せになって、そして演出家・脚本家としての私もより満足できるアイディア。一個の独立した作品として筋が通っていて、しかし同時に観客・本人・私も救うやり方。そういうのは、ないだろうか。普通、見つからないのだけれど、私は今日、何とか見つけた。苦しみ抜いた上で、見つかった。

本当に苦しかった。が、苦しんで良かったと思う。あぁ、しんどかった。

DULL-COLORED POP『演劇』。素晴らしい作品になりそうです。ウェルメイドだけど実験的、見たことないけどよく知ってる、そういう話になりました。乞うご期待。私達の思いのすべてが、詰まっています。