PLAYNOTE 東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』

2014年08月14日

東浩紀『弱いつながり 検索ワードを探す旅』

[読書] 2014/08/14 08:14

本は死ぬほど読んでいるんだが、尊敬する知人から勧められた&次回作とちょっと関わりあるので読んでみた。もう眠たいので短めに雑感。

その尊敬する某知人へのメールから引用。

弱いつながり、読みました。
読み物としてはとてもおもしろかった!
これで1400円か……、と思うと、
食い足りない感もありましたが。

エッセイって、読解が難しい気がします。
もちろん東さんが本文で言っていること、論旨はよく掴める。
ただし、論旨の裏側にある著者の思想まで読み取ろうとすると、
恣意的になってしまう。

ただ、なんとなく感じたのは、
東さん自身が既存の/現行の/旧来の、
何でもいいですが、
これまでの言論・評論の在り方に大いに違和感と転換の必要性を感じているだろうということです。
言ってみればインターネットの出現は、
グーテンベルク以上の革命を我々にもたらしたわけです。
活版印刷が近代を準備した一つの要素であったように、
インターネットはさらに次代を用意する一つの要素なのかもしれませんね。

一般意志2.0もべらぼうに面白い本だったが、インターネットの台頭による言論および人間の行動の変化というものについて論考している人であるから、東浩紀は面白い。グーテンベルクの活版印刷革命、あるいは明治維新、あるいは産業革命、なんでもいいけど、歴史的な変化を目の当たりにしたかった、してみたかったという欲望が僕にはある。もしかしたら、ネットはその一つなのかもしれないね。

……いや、確実に、その一つなのだろうな。