PLAYNOTE 『河童』全キャスト紹介

2014年07月12日

『河童』全キャスト紹介

[公演活動] 2014/07/12 01:52

前からやりたい、と思っていた、河童全キャスト紹介。無理矢理やってみることにした。今回、21人というダルカラ史上最大の人数が出演しているが、計画通り、一人のカブりもなく個性を発揮してくれておる。そしてその個性は、紹介し、書き残しておきたい。それは僕の責務でもあると思っていたので、眠い目こすりながら頑張って書いた。

皆様、彼らの奮闘を、是非に記憶に留めて頂きたい。

* * *

東谷英人(DULL-COLORED POP)

いつの間にかダルカラ古参、僕の良き理解者になった東谷くん。今回、「これは俺と東谷、俺達の人生の話だ」と謎のダメ出しをしたのが印象深いが、劇中盤の転換点を任せました。きっちり渋くやり切れ、東谷ナイン。

天羽尚吾

抜群にキレる身体と個性的なルックスも武器だが、演技・演劇への真っ直ぐな姿勢が何よりの武器だと思う座組最年少。難役を渡したもののダメ出しを一つ一つ柔軟に吸収している様に、若さゆえの成長率を感じる。

一色洋平

今回、主役は河童たちですが、そのセンターに立ち全体を俯瞰する重大な役を任せました。国体レベルのズバ抜けた身体、そこを褒めるのはもう十分。この大渦の中心に立つに足る、確かな声と存在感を持った俳優です。

井上裕朗

精神的にも技術的にも人柄的にも、そして役的にも今回の座組の中心点。今回一番多く「任せて」いる俳優だが、それも最年長の一人にも関わらず誰より真摯にやっているからこそ。僕の脳みそを補完して欲しい。

今村洋一

前々からご一緒したいと思いつつ、今回まさに最高のタイミング、最高の配役で抜擢をしたなと個人的にしたり顔の今村くん。芸の幅が広い上に、いわゆる「小器用」ではなくきちんと台詞を身体で言う良い俳優です。

岩瀬晶子(日穏-bion-)

明らかに美人なのに明らかに三枚目というおいしすぎる美徳を持ったマルチタレント。引き出しが多過ぎて「岩瀬さんその引き出し閉めといて下さい」と言うことさえある、技術と愛嬌を持った俳優の鏡です。大好き。

内田悠一(レボリューションズ)

演劇もダンスも幅広く手掛ける若駒の一人。周囲に達者な人が多いのでダメ出しされる機会も多いが、彼の年であれくらい出来た人は僕の周りにはそうはいなかった。圧と華という演劇の資質をきちんと持った人です。

大原研二(DULL-COLORED POP)

前回の「部長」に続き、またしても濃いキャラを任せたが、それも彼の地に足の着いた演技力ゆえのこと。技術と魅力を兼ね備えた、ダルカラ的には一番バランスのとれた俳優。しかしまたこんな役振られた。そんな大原くんをお楽しみに。

港谷順(劇団→ヤコウバス)

「6年来」と本人の言う念願叶ってのダルカラ出演。だったらなぁ! まだまだ頑張ってもらわなけりゃなぁ! 資質とセンスはあるんだから、全員ぶっちぎるつもりで飛び跳ねきらめき輝いて欲しい。

小角まや(アマヤドリ)

アマヤドリでの多才ぶりと活躍ぶりはご存知の通り。話してみると実にまともな、素直な良い子。十分に主役の張れる質実剛健な俳優。後半の2シーンほど彼女を中心に進むのだが、20人を前にして戦える逸材です。

澄人

一見デブなんだけど動けて声もいい俳優向きのデブ。当初は引っ込み思案に心配もしたが、飲み込みも早いし努力家だし、とても素直なので僕は大好き。きちんと気持ちを動かして台詞を言う点も信頼している。

平佐喜子(Ort-d.d)

走・攻・守、3点揃ったバイプレーヤー、かつ右打ち左打ちどっちでもイケるスイッチヒッターで、代打起用もOKだし、4番任せてもいける、実に器用でパワフルな俳優さん。Ort-d.dに金払ってうちに引き抜きたいくらい。

ドランクザン望

ルックス100点、個性も満点、天が与えた俳優の資質を持ち合わせておる。真面目でナイーブなのも魅力。僕の面倒くさい演出に当たって苦労はしているが、一つずつ消化してくれているので伸び代は随一。

中村梨那(DULL-COLORED POP)

待ってましたの中村梨那ちゃん。ダルカラで見る梨那が一番面白いと言わせたいし思わせたいし、今回はきっとそう。観ていてワクワクする発想と無邪気さ、エネルギーが最大の武器です。あといい子。

ナカヤマミチコ(アロッタファジャイナ)

付き合いは長いが今回初共演。散々年下の僕の言葉を反論一つせず食らいついて来てくれる俳優の鏡です。苦労していたダンスも板についてきたし、座組随一の存在感と個性で観客の印象を総取りして欲しい。

浜田えり子

奇妙な人と出会ってしまった。超絶美人なのに性格はヘンテコ、演技も器用だし技術も確かなのに質感はフワフワ。今回、一番いい配役をしたと自負する一人。あれもこれもやらせたくなる演出家冥利に尽きる俳優。

東ゆうこ

いい声、いい顔、いい身体と、三拍子揃っているので、困ったときには「東さん」となっている現状。だがしかし僕は俳優の最大条件は技術だと思っているので、彼女の対応力には惚れる。単サスのシーンが楽しみ。

三津谷亮

胸の奥底に渦巻く情念と、さすが一輪車世界一、卓抜な身体感覚で、難しいシーンも一つずつモノにしている。あるシーンの演技で彼が流した涙は僕の胸を震わせたね。本番に強いタイプだろうからさらなる進化に期待。

百花亜希(DULL-COLORED POP)

ダルカラの年増マスコットキャラクター。今回のような起用は俺でなければできまい。そういう意味で、客演先では絶対観れない百花をやっておる。劇団をやる一つの意味には、こういう奇跡の起用ができるからだと思う。

山中一美

いいところがあり過ぎて書き切れないが、きちんと芝居を良くするために、縁の下の力持ちまで買って出てくれるアツい女である点が僕は好きだ。とてもキュートな、とても真っ直ぐな、そして個性的な俳優であり、あれこれやらせたい。

若林えり(DULL-COLORED POP)

ダルカラ史上初、「えりっく綺麗」「えりっく可愛い」と思ったのが今回である。おまけに歌って踊れてフザけられるので、今回の芝居の随所随所をキメてくれておる。えりっくにこういう役もっとやらせたいなぁ。

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以上、書き散らかしたが、いかがだろうか。嘘は、書かなかった。

時間さえあれば、一人ずつ、丸一日でも稽古つけてたい感じはする。それは仕上がってないからとかではなくて、僕がもっと、いじって遊びたいからだ。そういう意味で、結果的に、とても座組に恵まれたとは思う。

『アクアリウム』は少人数&長期間の芝居だったので、必然的に濃密だったし、あのメンバーには特殊な思い入れはある。あるが、過去を見てても仕方がないし、もし今回のメンバーとまた5ヶ月演劇やったら、似たようにコツコツ細々と演劇蟻地獄を下り続けるんだろう。叩き甲斐のある人達ばかりなので、一人ずつ叩きたいが、今は全体を見ている。そういう感じである。

そんな河童も、間もなく幕を開ける。これは、僕の演劇人生にとって、重大な作品である。抜かりなく戦い切りたい。そのためには、↑に紹介した連中こそが、中心的な存在である。もう、頑張ってもらうしかない。がんばれー! がんばれー!