PLAYNOTE 主犯は俺、共犯はお前ら

2014年07月04日

主犯は俺、共犯はお前ら

[公演活動] 2014/07/04 01:43

音楽劇・河童の稽古は続くわけだが、4曲ほど振付付きの楽曲があって、みんなヘトヘト筋肉痛バリバリになっている。すごく頑張ってくれてるので僕はのんきにわぁわぁ応援したり素人考えで口出ししたりしているが、もし誰かが怪我でもしたり、倒れたりでもしたら、僕の責任である。主犯は俺だ。踊らせ過ぎ。みんなごめん。でも頑張って。

しかしやはり目の前で人のエネルギーが爆発してるのを見るのは、とっても楽しい、とってもエンターテイメント。『河童』という暗すぎる背景を持つ作品だからこそ、この生命力の爆発は、あって欲しい要素であり。

ぼく自身、いきなり演劇で踊るのが大変きらいな人なので、今回も「どうやったらキモくなく音楽に渡せるか」ということを考えてやっておる。ならそもそも音楽劇なんかやるな、という声も聞こえてきそうだが、いい音楽劇はとても好きなんだ。ミュージカル演出も過去4~5本やったことがある。とても力のある媒体だと思っている。

今日は音楽じゃないシーンの稽古もたっぷり6時間くらいやったが、とても楽しい。選択肢が多過ぎて絞れないくらい。前回『アクアリウム』で密室の会話リレーのお芝居をやったものだから、今回は絶対、抽象セットにしようと思っていた。演劇にはいろんなスタイルがあって、プロの演出家を名乗る以上は、いろんなスタイルをやりたいと俺は思っている。イギリスの演出家みたいになりたい。

とても明るい作品だが、透き通るほど明るい空がかえって悲しいように、この突き抜けた明るさが澄み切った悲しさにつながるといいなと思って、バカバカしいシーンをゲラゲラ笑いながら稽古している。緻密に、精密に、バカバカしいことをやる。それはとても難しいことだ。バカ騒ぎをした瞬間に、観客は離れてしまうだろう。統制された混沌が必要だ。デザインされた混乱が必要だ。

寝ます。河童、ぜひ観に来てね。これが僕のやりたかったお芝居です。