PLAYNOTE 福岡が間もなく終わる

2014年01月12日

福岡が間もなく終わる

[公演活動][公演活動] 2014/01/12 01:33

福岡3ステージが終わった。東京は、走っても走っても終わらないロングマラソンのような感覚であったが、福岡はもう終わる、短距離走のようである。小さな喜びであるが、今日の夜のステージが、今までの全36ステージ中、最も出来の良いステージであった。ここに来て、まだ良くなると思えるということは、まだ13ステージ残っている我々にとっては、とても心強いことである。アクアリウム。

福岡の観客は暖かく、熱い人が多く、楽しい。木村カエラをネタにしたからといって怒るのはどうかと思うが、それも熱意という意味ではとても良いことだ。僕は木村カエラが嫌いではない。むしろ好きだ。だからこそネタにしたのだと、僕に向かって「木村カエラに謝った方がいいと思います」と語った彼には伝えたい。少し電波が出ているくらいがちょうどいいではないか。

福岡では、FFAC+招聘枠としての歴代動員数記録を大幅に塗り替えるということになりそうである。僕が自慢することではなく、支えてくれたホールの人々や、協力してくれた現地制作の人々、そして何より口コミしリピートもしてくれたお客さまたちのお陰様である。

長塚兄さんが観に来てくれて、アフタートークが終わった後、「わかるよ。物語を書かなきゃなあと、俺も思っていた」とニコニコしながら言ってくれて、僕は何だかおかしな気分だ。僕は20代前半で、彼がどこかに書いていた、「物語の力を信じる」みたいな言葉に強く背中を押されたし、その後長塚さんが路線を変えてからの演出的奇跡に常に感動していたクチなので、彼と物語について語るというのは嬉しい時間であった。福岡のおいしい屋台を教えてもらったが、行けるかどうか、ちょっと定かではない。

水中を走り続けながら、毎日の水中を走りながら、次やその次のことも考えている。物語を考えなければならないのだ。DULL-COLORED POPの次回公演は、吉祥寺シアターである。物語を書こう。