PLAYNOTE ずぶずぶと水中

2013年12月11日

ずぶずぶと水中

[演劇メモ] 2013/12/11 02:58


生きていて、いま、いちばん充実感のあること、それを終えて、眠りが訪ねてくるのを待っている。東京33ステージ中、まだたった6回しか水中に潜っていないのに、次の深海を探し始めている。

清水那保は明日、っつか今日でサヨナラだが、覚醒して全てを貪り食ってくれるだろう。明後日、っつか木曜日には、山崎彬が現れて、僕の全く想像しなかった新たな水中を発見するだろう。

2人に読んでもらっている挑戦状は、多少の手直し入れているがAくんの書いたほぼそのままであり、同時に僕からゲストのみんなへの挑戦状でもある。君の演劇的想像力は、どこまで透明になれるかな?

ロングランは、なかなかしんどい。どうしてもお客さんがバラけるので、満席の日もあれば、ガラガラの日もあり、普通の日もある。しかし俳優たちは、動じずに、今日もまた新たで確かな生命を生きなければならない。そのために、稽古を重ねる。試される舞台だ。

私は*****と***に操られている。しかし、耳と目は確かなようだ。今年だけでも恐らく100か200は自分の演出する舞台の本番を観ている。オートマチックに、フォーカスが合ってしまう。修羅の道を歩んでいる気がする。戦いの無間地獄を。

戦うこと自体にアドレナリンと喜びを感じるように、プログラミングされてきたはずの私だ。小屋入りすれば、勝手に戦っている。演劇悪魔なんていう呼称は、元々は演劇が憎くて憎くてたまらない、というところからスタートしたはずだったが、今やファウストのまわりをウロチョロするメフィストフェレスよろしく、憎悪なのか契約なのか、それとも情愛なのか、わからないところを、生きている。

明日はマチソワ、昼夜2公演なので、早めに眠って万端準備を整えよう。その戦いの眠りのために、甘いものの一つくらい食べたってバチは当たるまい。『アクアリウム』は完成を永遠に見ない作品になるだろう。全49ステージ、ただただ潜り続けるしかない。

息を止めて。しかし、息を止めていることには、自ら気がつかないように。嗚呼。明日は百花と一色をいじめよう。寝る。明日の本番のために。