PLAYNOTE 雑筆

2013年06月19日

雑筆

[雑記・メモ] 2013/06/19 00:44

マイナス一年記事。

取材を兼ねて、おやすみ間際の絵本がわりに、酒鬼薔薇くんの本を読んでいる。親からの愛情の欠落が、あの少年にどんな痛手を与えたか。いかに彼を歪めたか。そんなことを読んでいる。

僕には彼が、どうしても偶然の被害者にしか思えない。両親ともに、彼を愛していた。しかしそれは些細な掛け違えで、取り返しのつかない傷を、あの少年Aに残すことになる。

今日はニュースで、若者の死因率ナンバーワンが自殺らしい、先進諸国ではあり得ない話にだ、ということを聞いた。日本人の自殺率は、何だか我々、当然のようになっちまっていて、何とも思っていないけれども、よほどあり得ない話なのだ。20代で命を断つということは。

ばかやろう、そらそいつが弱かったからいかんのだ。そんな言説を、僕は憎む。弱いことがなぜ悪い。弱いからこそ、人の気持ちがわかるのだ。

これだけ、学校でも、会社でも、競争競争と言われて育ってきて、しかし「人に優しく」なんて、不可能じゃないか。社会の誰一人として優しさで成功していないのに、「人に優しく」なんて、無理だろう。

愛や優しさや寛大さが、賞賛としてではなく、間抜けの証明のように語られる時代です。弱さが次々と、弱点のように排撃されて、切り捨てられる。そんな時代に、どうやって優しさを人の心に育てることができましょう。

この先何年生きるんだか、生きられるんだか知らないが、自己責任、弱肉強食、要領だけがモノを言う。そんな時代をずーっと見ていくのかしらん。だとしたらあんまり、余生も楽しくなさそうである。

みんな、堂々、ポジショントーク。人を助けている暇があったら、自分に投資しろ。俺も俺でこすっからい計算をしながら生きている。そんな私を排撃したい。真っ暗である。