PLAYNOTE 夜更けのはらひれ鳥

2013年03月21日

夜更けのはらひれ鳥

[雑記・メモ] 2013/03/21 03:44


Théâtre des Annales『従軍中のウィトゲンシュタインが、(略)』の稽古でパンパンの私ですが、明日も早起きの私ですが、どうにも頭にハラヒレ鳥という謎の鳥が飛び回って眠れないので、一筆書いて眠ります。最近やってなかったしな。演劇以外のことを書こう。

いろいろ、人間心理というやつを、研究してきた。文学、歴史、心理学、精神医学、哲学、脳科学、そして演劇など、いろいろ横断しつつ、研究してきた。結果、何だか今は、ありとあらゆる人の苦悩と打算と欲望と本音が、手に取るようにわかる気がする。

謎であったものが解明されると、とても、世界がカラカラに乾いてしまう。男心も女心も、謎と神秘に満ちている方がいい。僕は今、いわば計算式を弾くように、人の心を推測している。特に理解できない仕組みがなくなってしまった。自分の心でさえ。

神秘であると言えるのは、せいぜいが音楽くらいだ。あれは本当に、芸術の王様だね。

人の気持ちがわかるというのは、なんだか不幸なことな気がする。僕も大概だらしなさ満開の人間だが、それも、もっと大切なことに気を取られているからであって、本性はだらしなさ男ではないはずだ。しかし今はやらねばならぬことが多過ぎる。これは幸福と言えるのだろうか?

いやきっと、今の自分は幸福ではない。演劇に対しては誠実であろうと努めているが、それとて、勤めているようにも、務めているようにも思う日さえある。日本語すげぇな、豊かだな。

Théâtre des Annalesの稽古場は実にクリエイティブだから救われている。この時間を大事にしたい。そして、自由が欲しい。そして、不正と虚実を排撃したい。