PLAYNOTE サヨナラ2012&よろしく2013

2013年01月03日

サヨナラ2012&よろしく2013

[雑記・メモ] 2013/01/03 21:29
あけおめことよろ

あけましておめでとうございます。2012年を簡単に振り返って、2013年の抱負なんかを簡単に書きます。

2012年の振り返り

1月『ヌード・マウス』。緑色の液体ジュルジュル、凍ったアスファルトを憎む。なるほど亜熱帯!
3月~4月『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』。やはり亜熱帯か! しかしそこは私だけの場所。
5月『カフカの猿』翻訳。小さな巨人に踏み潰された! 俺はまだまだ子ども。
7月『リボン』。連続魔の使用によりプラスチックな世界を踊った。
8月『SHINSAI for Japan』。アンドロイドの微笑みと、あの頃の私たちの発熱に癒される。仙台で出会ったペンペン草の花。
11月『完全版・人間失格』。これを機に演劇悪魔への復帰が決まった。円形で踊った16人のアニマルZOO。
12月『俺とあがさと彬と酒と』。マボロシの国でレッドグレープフルーツを丸かじり。世界の車窓から。

俺と僕と私と自分と、バラバラに分離していくような年であった。『完全版・人間失格』で、カットしたけれど気に入っていた台詞があったので、引用してみる。

葉蔵/ヨウゾウ
「僕は、私は、自分は、俺は、──一人称が安定しません。僕は、朝昼晩と、違う私を生きているようで、俺は、自分が何者なのか、おのれでもわからず、しかしそれは決して、自分探しなどというものではなく、自分、そんなものはとっくにポイ捨て、放り投げ、美大に入りたかった俺は、官僚になれという父の言葉に自分を従え、おのれ自身で決めたかのように東京の大学を受け、桜の頃、晴れて僕は大学生、そして私は、」

お芝居の台本で、一人称が揃っていないと、怒る人がいる。いけませんよ。人間の一人称なんて、安定しないものです。

作り上がった作品はどれも愛着と思い入れの残る大事な子どもら。であったが、右往左往の果てに、随分足を痛めてしまった。砂漠にいるわけではないが、水辺で遊んでいるわけでもない。都会だ。都会に迷い込み、暗い道をとぼとぼ歩いている。たまにコンクリートの大地に、誰かが落としたネックレスとか、きらきら光る瓶のカケラとか、ステキなシールとか、いろいろ見つかる。だけど、都会にいちゃいけない。

2013年の抱負

『無駄なことをやらない』。そして、一つ一つを丁寧にやる。

何かをやるためには、何かを切り捨てなくちゃいけない。東浩紀さんが、35歳くらいで、未来と過去の総量が逆転する、つまり「この先やれるかもしれない」という可能性の量を、「今までの人生でやれたかもしれない」という完了してしまった可能性の量が、ちょうど逆転する、というようなことを書いていた。そういうことだ。

もう一つ。先ほど、64歳になった自分を想像してみた。死神博士みたいになっていたくない。ハーディ・シュタイナーかマスターアジアみたいになりたい。夢を見るのは今からでもできる。いい本書きたい。そんなことは当然だ。だけど、それ以外の目標も、きちんと持ちたい。人間になるためではなく、悪魔として強く明るく元気よく生きていくために。

今年もよろしくお願い致しますっ!