PLAYNOTE ENBUゼミナール2012・春季演劇コース昼間部公演『図書館の自由に関する戦線 ~北の大地・クマ死闘編~』公演告知

2012年12月10日

ENBUゼミナール2012・春季演劇コース昼間部公演『図書館の自由に関する戦線 ~北の大地・クマ死闘編~』公演告知

[公演活動] 2012/12/10 13:53
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くま

今年もやってるENBUゼミの演劇先生。また今年も一本、書いてしまいました。いくら生徒発案のプロットがあったとは言え、馬鹿なのでしょうか。いや違う。常にベストを目指さないなら、演劇なんか辞めて、二股ケーブルで首吊って死んだ方がマシなんだ。だから今年も書きました。こんなの書きました。

飛び交う怒号! 漂う悪臭! 振る舞われる石狩鍋!
迫り来るヒグマの魔の手と、迎え撃つ図書館員たちの激闘! そして魂は天に登る!
自由とは? 共生とは? そして触れ合う、人の心、ヒグマの心!
図書館とクマを愛するすべての者共に捧ぐ、こげ茶色のレクイエム。
君は……羆の涙を見る……!

えーと。本当にこういうお話です。12/11・12の2日間のみ、シアター風姿花伝でやっております。詳しい公演情報やご予約なんかは以下のサイトからどうぞ。

どんな芝居だかさっぱりわからないよ! って言うか真面目にやってんの?? と聞かれそうだから、台本の一部を抜粋してご紹介致します。

鈴木 ……ヒグマの皮下脂肪は、たいへん分厚く、成長した個体では、10cmを超えることもあるそうです。
上山 あ、そう……。
鈴木 包丁を、仮にまっすぐ、垂直に突き刺すことができたところで、……致命傷を負わせることは不可能です。クマは、守りも鉄壁なんです。
河原田 兄ちゃん。詳しいな。
鈴木 ……はい。
河原田 他に、知ってることは。
鈴木 ……そんなには。
河原田 言ってみろ。
鈴木 ……でも、
森本 鈴木くん。
鈴木 はい。
森本 こうなった以上、私たちみんな、知っておいて損はないから。
鈴木 ……はい。

一同、息を呑み、鈴木に注目が集まる。
鈴木、緊張を押し殺しながら、静かに喋り出す。

鈴木 ──ヒグマ。学名、ウルスス・アルクトス。ネコ目クマ科に属する雑食性の哺乳類で、日本に生息する陸棲動物としては、間違いなく最大のものです。成獣の体長は、平均2メートルから2・5メートル。さらに大きなものでは、3メートルを超える個体も確認されています。体重、200キログラムから300キログラム。一見、鈍重そうに見えますが、動きは大変機敏で、力も強く、最大時速50キロのダッシュから繰り出される、体重をかけた前足でのクマパンチの破壊力は、軽自動車と正面衝突したくらいの破壊力があります。並の人間なら、……鎖かたびらでも着ていない限り、助かりません。

水を打ったような静けさ。沈黙。

森本 ……続けて。
鈴木 つまりヒグマは、走ってよし、守ってよし、攻めてよし、走攻守、三拍子揃った、……奴らは悪魔です! 怪物なんです! ……

「あ、たまたま時間あいてるよ」という方、よかったら遊びに来て下さいね。初舞台の生徒も多い中、我道を淡々と追求しております。君は、ヒグマの涙を見る!