PLAYNOTE 思わず手が止まる

2012年07月22日

思わず手が止まる

[雑記・メモ] 2012/07/22 22:54
だりや

友人のご家族が急逝された。という知らせを聞いて、思わず手が止まってしまった。かれこれ30分くらい、何も手につかない。動揺が収まる気配もないので、風呂に入ろうとしたが、時間を無駄にしてしまうようで恐ろしく、本を読もうとしたが、集中もできないので読めもせず、心臓を落ち着けるためにキーボードを叩いている。

まだ20代半ばの至って健康な方だったそうだが、朝起きたら冷たくなっていた。病気でも事故でも自殺でもなく、突然死という奴らしい。調べてみると、心臓麻痺や脳卒中などが原因で、ままあることらしい。何の理由も原因もなく、ましてや前兆も予告もなく、いきなりカットアウトとは。ご家族の心痛を察するだけで、心臓が大人しくならない。本当にいたましいことだ。

当然、バタバタしてる最中のことだろうから、電話もできず、ただメールだけは書いてみたが、声のかけようもないから、ろくなことが書けず、自分がひどく無知で無能な人間に思えた。

死を、わかったような顔で語ったり、考えてはいけない。俺たちは本当に何も知らないのだ。いろんなお喋りや涙を繰り返して、何とかやり過ごしているだけなのだ。

死を考えると、今を大事にしようという気持ちが湧いてくる。ポジティブな意味ではなく、首筋にナイフをあてがわれて前を向けと強要されているような、背筋の冷たくなるような「今を大事に」という気持ちだ。くだらないお喋りや意味のないから騒ぎではなく、せめて何か価値のあることをしなければならないと、脅迫されているような気持ち。だから何か、せめて今をきちんと生きるために必要な、執筆や事務連絡をやろうと思うのだが、どうにも気持ちが収まらない。本当に恐ろしいことだ。本当に恐ろしく、悲しい、悲しい出来事だ。

何より亡くなられたご本人に、深く深く哀悼の意を伝えたい。伝えられないのだけれど、伝えたい。会ったこともない、友人の兄妹、つまりは他人なのだけれど、他人のような気持ちがせず、ただ彼女の冥福を祈るばかりである。どうぞ安らかに。