PLAYNOTE くろべ、追加公演・残席わずか

2012年04月07日

くろべ、追加公演・残席わずか

[公演活動] 2012/04/07 09:29
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Ohara Kenji

4/8(日)の夜、18時から急遽決定された追加公演、あと10席くらいです。くろねこちゃんとベージュねこちゃん。お早めにご予約どうぞ。追々加公演なんて、ないからにゃん。

ずっと移動→仕込み→本番→バラシ→安宿→移動→仕込み→バラシ、と、根無し草のデラシネ生活を送っていたので、アトリエ春風舎に腰を据えて返し稽古をする時間がとれるのが、すごく楽しい。僕も大人になったので、昔のように深夜まで追加稽古して朝早く入って返し稽古やって、ということは、さすがにしないが、少しずつ、少しでもよくしようとして、1mm、2mmの微調整を、ずっとやっている。

大枠の演出プランも、本も変えない。演劇は精密な仕事だ。そして〆切のある仕事だ。現場時点で板に乗せているものが、自分の力量と思い知るべし。

今回、作風が変わった、というようなことをよく言われる。結婚したからでしょう? とか、30代に向かっているからね。とか、いろいろな視点からそれを観察される。そしてどれも当たっているとは思うが、本質的な部分は他にあると思っている。すげぇ簡単に言うと、観客、客席というモンスター、あるいは有機体、あるいはハイエナ、あるいはお母さん、あるいは主役たちと、どう付き合うか。という問いを、昨年、モリー・スウィーニーのときに長塚さんに突きつけられて、少しずつ変化している。あと、ようやく自分らしさというものを肯定できるくらいに、年をとり、自省し内観し、トラウマも癒え、未来を見つめ直している。この神経の過剰さ、神経質の敏感さだけが恐ろしい。理性もない、思想もない、自分にはただ神経があるだけだ、と言ったあの作家のことを思い出す。思い出してしまう、これもまた神経質で自意識過剰な自分のダサいところである。

そろそろ家を出なくちゃ。くろねこちゃんとベージュねこちゃんとの旅も、間もなく終了。4週間に渡る本番期間というのは人生初で、胃袋も肝臓も神経もズタズタだが、対処の仕方を少しずつ覚えてきている。あと4ステージ、是非にお運び下さいませ。