PLAYNOTE 『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』、開幕

2012年03月15日

『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』、開幕

[公演活動] 2012/03/15 11:55

DCPOP11、『くろねこちゃんとベージュねこちゃん』、昨日無事にアトリエ春風舎にて初日を迎えました。『ヌード・マウス』に続く、家族モノ第2弾として、ねこちゃんたちとのミラクル不思議ツアーにご一緒しませんか。

変な芝居ができました。何か新境地だし、何か温故知新だし、何か騒動舎っぽくもあり、何かギリシャ悲劇っぽくもあり、現代口語演劇的でもあり、よくわかりません。にび色ポップという劇団名を一番よく体現した公演になった感じです。

今回は「劇団員のみで何でもやる」という劇団的筋トレ公演なので、まぁ準備は超大変だったんだが、きっちりプレビュー初日に「お芝居」をやれた。来年でぼく、演劇生活15周年なんですが、いろんなことを勉強してきたんだなぁ。改めてスタッフの大変さを思い知り、改めて俳優のつらさを思い知り、改めて執筆のしんどさを思い知り、改めて演出の楽しさを思い知り、改めて主宰の重荷を思い知り。

でも、舞台上にいい瞬間が生まれれば、頬もほころび疲れも飛び、一瞬の愉楽のために長い長い山道を膝擦り剥き血まみれになって登っていく。何だろうこのドマゾ感覚。

昨日のトークゲストは岡田あがさ嬢であり、信頼する演劇人であり最大級の友人でもある彼女が、絶賛の笑顔で帰ってくれたことは大変な励ましになった。やばいですよ、やばいですよ谷さん、と酒をがぶがぶ飲む彼女に、何だか変な芝居を作ったなぁとドギマギしている俺は、どれほど救われたことか。個人的には超面白いんだけど、あんまり変な芝居なので、受け取られ方に敏感である。

あと『ヌード・マウス』で共に血を舐めた戦友・増田俊樹の野郎がやってきて、「途中から本当に見たくなかった」「ホントに嫌な本書きますね」とお褒めを頂いた。何だか彼は俺が以前言ってた「客出しでのおべんちゃらトーク苦手」という言葉を覚えていたらしく、「おれホンネで喋りますけど」と、芝居の感想、自分の家族のこと、母親のこと、いろいろ語ってくれた。久々に会ったけど生意気で精悍で、いい男であった。

初日の感触は大変よかった。これから洗練と安定、あと変化を加えていくわけで、是非、DCPOPの謎の挑戦、勢い余った跳躍を、目撃しに来て下さいませ。