PLAYNOTE 頭を垂れる

2011年10月18日

頭を垂れる

[雑記・メモ] 2011/10/18 04:58

世間の様々な才能に対し、頭を垂れる夜である。

酷く冷える夜である。妻は隣室で静かにしているから、寝てるか死んでいるかであろう。死んでいる可能性は1%にも満たないから、寝ていると捉えるのがいいだろう。最近元気がいいのですくすく成長する金魚かオットセイを見るようである。

反面自分は、創作の泥沼の最深部に再び足を踏み入れたお陰で、せっかく朝方に調整がつきつつあった生活リズムに歪みが生じ始め、封殺していたブラックニッカが俺のステージで主演を張り始め、まこと厄介な思いをしている。

モチーフ、という言葉に限りない憧憬を感じる夜である。私は一匹の猫を虐殺した。元はと言えばくだらん脱走劇を繰り広げたあの赤坂の夜に対し、私がストレートであったから、こうして蝶々が今もこの部屋を待っているのである。親戚に足を切断した元箱根駅伝のマラソンランナーがいるが、彼とてその選択を悔いてはいまい。明日は何十年生きても新しいのだし、偶然は何百回体感しても驚きを与えてくれる。我々は今を生きているのか、それとも明日を生きているのか? あるいは、我々は今を生きるべきなのか、それとも明日を生きるべきなのか? 俺は敢然とこう答える。明日をこそ生きるべきである。

と言いつつ今の俺には今しか見えない。明日は重要な顔合わせがある。しかし、今の俺には今しか見えない。どうしたものだろうか。やり残した仕事に未練がある限り、コーヒーの湯気は収まらない。