PLAYNOTE 不快感

2011年10月05日

不快感

[雑記・メモ] 2011/10/05 08:48

あまりにたくさん郵便物が届くので、うさぎのルーはすっかり辟易してしまっていた。市長執務室の扉を締め切って、手を止めひっそりとパイプに火をつけた。宮殿みたいに大きくて真っ白でゴージャスな市役所に、今は彼女一人しかいない。市の人口は二十万人を超えたところで数えるのを諦めた。どうやったら市長一人で二十万人の市民に行き届いた行政サービスを提供できるはずがあるだろうか?

私は郵便の封を開けて、中身を確認する。でも返事は書かない。どれもこれもややこしい、極めてややこしい案件ばかりで、今すぐ手をつければ破綻するのは目に見えている。

部屋の隅には観葉植物が置いてあったはずだが、枯れて腐って今はもう汚い土色のオフィス用プランターしか残っていない。ラジオでもつけようか? やめておいた方がいいだろう。情報をこれ以上、耳に入れたくなかった。ご自慢のふさふさの長い耳も、今は毛が抜けて赤剥けの地肌が見えるグロテスクな肉の塊だ。

私は市長だったはずなのに!