PLAYNOTE DCPOP10『Caesiumberry Jam』全情報解禁

2011年08月04日

DCPOP10『Caesiumberry Jam』全情報解禁

[公演活動] 2011/08/04 01:06
dcpop10-a2.jpg
フライヤー表

ようやく全ての情報解禁。前からほのめかしていた「初日・二日目特典:フルカラーパンフレット」や「豪華日替わり出演ゲスト」など、全貌が明らかになっちまいました。DULL-COLORED POP第10回&活動再開記念公演『Caesiumberry Jam』、改めましてご案内です。

2007年に初演されて好評を博し、劇団飛躍の契機となった作品を、再筆・推敲してバージョンアップ。音響を排し、「眼前で起こること」だけを頼りに新演出。平均年齢が初演より15歳くらい上がったりして(笑)、ぐっと濃密に、ぐっと鮮やかに、あの冬の大地を回想します。以下公演情報。

★専用予約フォーム 携帯対応。ご予約はこちらからどうぞ!

DULL-COLORED POP第10回&活動再開記念公演『Caesiumberry Jam』

作・演出:谷賢一(DULL-COLORED POP)

2011年8月20日(土)~8月28日(日)@シアターグリーン Box in Box(池袋駅・東口より徒歩約7分)

あらすじ

四谷にある雑々たる仕事部屋で、カメラマンは思い出していた。十年前、あの渇いた大地、打ち捨てられた寒村、そこに住む人々との思い出を。男は古いネガ・フィルムとボロボロのノートを取り出し、一つ一つ、噛み含めるように、あの土地での記憶を掘り起こしていく。1991年、1993年、1994年、1995年、そして1986年。あの土地で何が起こったのか? ジャムを食ってたあの糞坊主、あいつは今、何をしているのだろうか? いや、いや、問題の核心はそこではない。俺たちは確かにあの土地にいた。しかし、一体何が起きたのか、覚えているだろうか、俺たちは?

人類史に深く刻まれたあの大事故を、綿密な取材に基づきオリジナル・ストーリーとして著した初演版から約4年。劇団躍進の契機となった野心作を新アレンジで再録した待望の再演。劇団活動再開記念&第10回記念公演として、2011年の今、上演します。

casts.jpg
左上からあいうえお順

出演者

東谷英人、大原研二、塚越健一、中村梨那、堀奈津美、若林えり(以上、DULL-COLORED POP)、石丸さち子(Theatre Polyphonic)、井上裕朗(箱庭円舞曲)、加藤素子(さいたまゴールド・シアター)、佐賀モトキ、芝原弘(黒色綺譚カナリア派)、田中のり子、細谷貴宏、百花亜希、守美樹(世田谷シルク)、吉永輪太郎

スタッフ

舞台監督:棚瀬巧+至福団 照明:松本大介 美術:土岐研一 制作:北澤芙未子(DULL-COLORED POP)、会沢ナオト(劇団競泳水着/mono.TONE) 演出助手:元田暁子(DULL-COLORED POP)、南慎介(Minami Produce)、海野広雄(オフィス櫻華)、竹田悠一郎 宣伝美術:鮫島あゆ(DULL-COLORED POP)×堀奈津美(DULL-COLORED POP/*rism)

協力

青山小劇場、アトラプト・カンパニー、オフィス櫻華、劇団競泳水着、黒色綺譚カナリア派、Theatre Polyphonic、青年団、世田谷シルク、T1project、箱庭円舞曲、松本デザイン室、Minami Produce、mono.TONE、ライドアウト、(株)ワーサル、医療法人社団 宇都宮病院

タイムテーブル

8月20日(土) 19:00~
8月21日(日) 14:00~、19:00~
8月22日(月) 19:30~
8月23日(火) 14:00~、19:30~
8月24日(水) 19:30~
8月25日(木) 14:00~、19:30~
8月26日(金) 19:30~
8月27日(土) 14:00~、19:00~
8月28日(日) 12:00~、17:00~

※上記はすべて開演時間です。開場は開演の30分前となります。
※開演時間になりましてもご到着が確認できない場合、ご予約がキャンセル扱いとなる可能性があります。

☆初日・二日目特典: フルカラー特製パンフレット

8/20(日)・21(土)にご来場のお客様に限り、本公演のフルカラー特製パンフレットをプレゼント!
インタビュー、設定資料集、役者紹介、ここでしか読めない後日談小説など情報満載。
3日目以降も数量限定・有料にて若干数販売しますが、是非初日・二日目にどうぞ。

☆豪華・日替わり出演ゲスト

全ステージ、ある重要な役どころで日替わりゲストが出演致します。

  • 瀧川英次(七里ヶ浜オールスターズ): 21(日)14:00・19:00
  • 窪田道聡(イキウメ): 22(月)19:30、25(木)19:30、27(土)19:00
  • 荒井志郎(青☆組): 20(土)19:00、23(火)14:00、24(水)19:30、28(日)12:00
  • 堀越涼(花組芝居): 23(火)19:30、25(木)14:00、28(日)17:00
  • 藤尾姦太郎(犬と串): 26(金)19:30、27(土)14:00

チケット(全席自由)

前売 3,000円 当日 3,500円
学生 2,000円(前売のみ)

★専用予約フォーム 携帯対応。24時間ご予約受付中です。

リンク

この公演についていくらか書いていくよ。

忘れんなよ、劇団再開公演だ

何だかもうすっかり風化した感があるが、劇団活動再開公演だ。俺ももう半分忘れかけていた。それくらい、新しい座組は手に馴染んでいる。やはり頼るべき人や愛すべき仲間、育てたい人間や長く付き合いたい人がいると、また違った確かな決意がわいてくるものだ。まぁ人間は離散集合し裏切り裏切られしていくものだけれど、今は目前の台本と出演者に惜しみない愛を注ぎたい。

かつ完全セルフプロデュースなのでやりたい放題やれている。もちろん外での仕事にも俺らしさや野心・挑戦は必ず盛り込んでいるものだが、心持ちが違うものだ。

演出について

「眼の前で起こっていること」「俳優の身体」「観客との関係性」

この辺が最近のテーマであり、これから先もテーマだろうと思うんだけど、一つの冒険をしている。あれだけ音響にこだわりのあった俺が、今回は音響を入れていない。金がないからでも面倒くさいからでもない。あったらあったで助けられるのはわかっている。その助けを敢えて振り払って、眼前性・身体性・関係性に賭けてみようというわけだ。

と言ってもアヴァンギャルドな演劇ではなく、きちんとお話のある、割と見やすい、しかしごりっとえぐる作品に仕上がると思います。

美術が素敵。イキウメやPARCOプロデュースで活躍中の土岐研一氏と二人三脚で、ミニマルながら最大効果の、まさに眼前性に焦点を絞ったストイックな美術になっています。照明はどうせ素敵。師匠にして朋友・松本大介氏の明かりに外れはないぜ。初演でも素晴らしい明かりを見せてくれていたが、今回も楽しみだ。俺が。

出演者について

何と言うか、相変わらず、個性偏重・相性重視でわけのわからない人たちをたくさんキャスティングしました。フィードバックが実に多く、自主的・自発的な俳優が大変多く、素晴らしい座組です。どうやったらまとまるのこれ! って感じのトゲトゲした人たちばかりですが、長めに稽古期間をとったから、というわけでもないのでしょう。一人一人がきちんと考えているからだと思うのだが、いいグルーブを生みつつある。俺の突飛な思想もきちんと組もうとしてくれていて、結果、それで余計苦労してるんだけど、いい共同作業ができています。

* * *

観に来てもらえばわかると思うけど、題材といい、演出といい、再演のくせに挑戦作と言っていい仕上がり。脚本はとっくに脱稿したので、今はただひたすらテキストと向かっている、否、俳優と向き合っている。テキストなんか屑だ、ゴミだ、澱だ、塵芥だ。とまでは言わないが、俳優の身体からしか演劇のリアリティは立ち昇り得ない。

とんでもなく残酷で、でもとんでもなく控え目な、静かな愛と生命のお話です。DCPOP活動再開のご祝儀に、是非ご来場下さいませ。