PLAYNOTE 何を喋ればいいのか

2011年05月20日

何を喋ればいいのか

[雑記・メモ] 2011/05/20 02:33

いつも途方に暮れている。何を喋ればいいのか。稽古場で、帰り道で、劇場のロビーで、自宅で、そしてブログで。伝えたい事の本質は多分ラブとかファックとか単純なことなんだけど、一体どう喋ればいいのか。そのまま喋ればいいんだろうけど、毎日ラブラブファックファック言ってるわけにもいかない。言葉は積み重ねると朽ちてしまう。

モリー・スウィーニー、稽古は順調。今日はちなみに5/20だからな。俺からメールが行った人、どうぞ一度、メールの文面を読み返してみて下さい。

南果歩、相島一之、小林顕作といったベテラン勢に囲まれて、毎日四苦八苦しているが、最近ふとわかった。演劇を愛する人間に歳の差はないんだな、いくらでも通じ合うための共通言語があるのだな、ということが。まだまだ僕らは言葉を探している状態だけど、いい芝居作ろうぜ、そのために自分がやれることやろうぜ、ってとこで、限りなくシンクロしている。

今日は小林顕作主催? なのかな。明大前フォーク集会というユルい名前のイベントに行ってきたが、内容はちっともユルくなかった。フォークだしロックだしパンクだったし、お腹よじれるほど笑った。顕作さんは本物だなって思った。

そして忌野清志郎を聴いて泣きそうになる帰り道。

内ポケットに いつも トランジスタ・ラジオ
彼女 教科書 ひろげてるとき ホットなナンバー
空にとけてった
ああ こんな気持
うまく言えたことがない ない

「うまく言えたことがない」って言いながらも、どこか満足気な声のキヨシロー。

* * *

こないだENBUゼミの初回授業をやってきて、俺が演劇悪魔と呼ばれるに至った経緯を話のついでに話したが、今思い返しても笑える話であった。

俺は演劇が憎くて憎くてたまらない、グハハハハ、演劇で人々の心にカオスと混乱を振り撒いてやる、フハハハハハ、そんな感じで一回使ったのがきっかけだった。一日のすべての時間を演劇に割いて、おかげでなくしたものがたくさんある。時間、金、友人、恋人、親の期待、健康、その他もろもろ。

今思うと、どれもつまんないもんだったから、さっさとぶん投げちまってよかったんだな。捨てれば捨てるほど、身軽になる。割と裸一貫、徒手空拳でも人生は生きていけるし、捨てて捨てて捨て続けて、それでも残ったものにこそ、本当に大事なものがあるんだぜ。

明日は何を捨てよう。明後日は何を捨てよう。いっそ自分自身を捨てちまいたい。自分自身を捨てちまっても、まだ何か残る気がするんだぜ。

* * *

明日もモリー・スウィーニー稽古。日々是精進。日々是好日。ナイスサンキュー!