PLAYNOTE ENBUゼミナール福原クラス卒業公演『墓場、女子高生』

2011年04月10日

ENBUゼミナール福原クラス卒業公演『墓場、女子高生』

[演劇レビュー] 2011/04/10 00:23

この秋から講師をさせて頂くENBUゼミの卒業公演なので+新しくてぶっ飛んだ異常な若者を探しに観に行った。笹塚ファクトリーにて。

脚本はピチチ5の福原氏によるもので、コメディとしてのフレームを外さず、メッセージと言うか哲学と言うか世界観と言うか、そういうものも盛り込んであり、さすがに巧みであった。ブラックユーモアもかなりな数あったものの、安心して楽しめる、という形容ができるのは、経験のなせる技なのだろうか。

出演者にも個性のはじけた人が何人かいて目に止まったが、もっとぶっ飛んでくれればいいのに、というクソみたいな期待を抱いてしまったのも事実だ。若い連中はばちこーんと世界をぶっ壊してくれ、なんて思い始めたらおっさんの仲間入りなのだから、変な期待を寄せるのはハタ迷惑と知りつつも。皆さん達者で落ち着いていたのだが、その分、大人しく優等生的に感じたのも事実で、お前らの臓物を舞台にぶちまけて俺を射殺してくれと気持ちがもぞもぞしていた。

唯一知り合いの細谷くんが飄々とした佇まいでユニークな存在感を発揮していたのは嬉しかった。来年に劇団を旗揚げするらしいので、彼独特の脱力したセンスで演劇界に風雲を巻き起こしてくれることを期待。