PLAYNOTE チェルフィッチュ『ゾウガメのソニックライフ』

2011年02月15日

チェルフィッチュ『ゾウガメのソニックライフ』

[演劇レビュー] 2011/02/15 23:45

ちょっと見ておかなければならない事情があったので、神奈川芸術劇場へ初詣。五年ぶりのチェルフィッチュであった。

五年前に観て、「もう観なくていいや」と思った。今回観てみて、また「もう五年観なくていいや」と思った。

世間で評判のいい劇団を観に行くと、自分の好みには合わなくても、いやしかしこれは凄い、技術的に、あるいはセンスとして凄いことをやっているんだ、ということはわかるものだが、チェルフィッチュに関しては僕は完全に不感症のようだ。理屈の上で「あれが、これが」というのは理解できるのだが、うーん、自分が観たいとは思わないなぁ。

物語はあってないようなものだし、身体性にも興味が持てない。空間美術としても、もっと美しいものはいくらもある。驚きも感じられない。チェルフィッチュに60~80点をつける人は身近にもたくさんいるが、100点! チェルフィッチュ最高! という人に会ったことがない。誰か、理屈ではなくて、どうお前の心が震えたのか、それを教えてくれる人はいないか。その感覚は、俺も味わってみたいんだ。