PLAYNOTE デジタルメモ『ポメラ DM5』購入

2010年11月16日

デジタルメモ『ポメラ DM5』購入

[ネット・PC] 2010/11/16 04:39

酔っ払った勢いでネットブックがぶっ壊れたので、モバイルの仕事環境を大幅に整理することにした。一発目にまず購入したのがデジタルメモ・ポメラ。開いて2秒で起動するまさに爆速の瞬発力と、連続使用20時間に耐えるバッテリーコスト、テキスト入力にのみ特化したがゆえのキビキビした動作。出先でのメモおよび原稿執筆はほぼこいつに任せようと思う。

以下、使用感など。

一番気に入っているのが、やっぱり起動の早さ。いくらSSD搭載のネットブックが起動が早いとは言え、2秒で起動するOSを搭載しているのは今のところ世界中でポメラだけ。開く、書く、書き終えたら問答無用でパタンと折り畳む。次に電源ONすると、編集していた文書が勝手にOPENされているから、すぐさま続きを書き始められる。すごい。

大きさはニンテンドーDSくらいで重さは電池込みでも400g以下だから、文庫本と同じくらいの軽さ。いくらネットブックが軽いとは言え、いつでもどこでもカバンに入れて持ち歩くとなるとやっぱり重い。「行くぞー」と気合を入れる重さになる。持ち歩いているのを忘れるくらいの軽さ。

キーボードにこだわる自分としてはキータッチも気になったのだが、まぁ合格と言っていいだろう。ネットブックやノートPCでの入力に慣れている人なら、キーピッチ17mmのパンタグラフ式キーボードを搭載したポメラでの入力に戸惑うことはないと思う。

起動が早くて、重量が軽くて、動作も軽い。とにかく軽快。弱点はテキスト入力以外、一切、まったく、マジで何もできないので、ノートPCの代わりにはならない。ネット通信はおろか表計算も電卓もついていない。ざまあみろ。

でも、何もできないというのが逆にいい感じなんだ。わかるかな、この感じ。原稿書き用のテキストエディタが画面センターにあって、バックグラウンドにウェブブラウザーとTwitterクライアントを走らせていたりすると、ふとしたことで検索を始めてしまったり、つぶやいちゃったりしてしまう。最悪、やりたくもないマインスイーパーやらソリティアやらを始めちゃったりもする。ポメラならマジで何もできない、本当に何もできないので、書くしかないというところに追い詰められる。

先日スティーヴン・キングが語る「小説家として成功するために知るべきすべてのこと」という文章を読んだのだが、そこにこんな一説があった。

5.最初の草稿を書き上げるまで参考図書は見ない

物語を書きたいって? それは素晴らしいことです。では、辞書や百科事典、ワールド年鑑などをすべて片付けて下さい。ゴミ箱に放り込むとなお良いです

辞典から探し出さなけばならない単語は、間違った単語です。この規則に例外はありません。誤字をしてしまったかもしれない? それなら、印をつけておいてひとまず発音通りに書いておき、あとで修正してください。ブラジル最大の都市がどうしても頭の中でわからないのなら、とりあえずマイアミやクリーブランドと書いておけばいいのではないですか、確認できるのだから……ただし、あとで。

書くために机に向かったら、ひたすら書いて下さい。トイレに行く以外、絶対に延期できない用事以外は何もしないで下さい。

(改行筆者)

途中で「必要だから」とか言ってWikipediaとか見ない。途中で「ちょっと刺激を」なんつってGoogle画像検索とかしない。ましてや「息抜きに」とかつぶやかない。幸いなるかな、ポメラなら何もできない。ノートと鉛筆でも落書きくらいできるが、ポメラはマジで何もできない。。。

この、「何もできない」というところをあげつらって「ポメラはうんち」という人もいるみたいだけど、全くのナンセンスだ。ポメラのいいところは、とにかくテキスト入力に特化されたキーボードデバイスであるというところ。ATOK搭載だから変換効率も悪くないし、何より前述の軽快さが素晴らしい。

出先で書いた原稿は、USB接続すればPCで表示できる。MicroSDカードを購入すれば最大16GB分も文章が書けるようだよ。16GB分のテキストファイルというと、単純計算で

16GB = 16,000MB = 16,000,000kb = 16,000,000,000byte = 80億文字分(日本語の場合)

だってさ! 80億文字! プルーストの『失われた時を求めて』が960万9000文字、栗本薫の『グイン・サーガ』が全部で3022万5000文字だから、うん、何でも書けそうだ。

ここまでお膳立てをしてはっきりするのは、あとはとにかく、机に向かうことが大事ということだ。ポメラくんとは長い付き合いになりたいな。