PLAYNOTE 戯曲論と演出論まとめ

2010年10月30日

戯曲論と演出論まとめ

[公演活動] 2010/10/30 02:47

復讐することは大事。って書いてびっくりしたぜ、おいおい、シャレにならねーよ。復習することは大事。俺が真っ先に復習する。

戯曲論について

重要な点は、この辺かと思う。各論や細かいコツ・テクニックに関しては書かない。パクられるから。

  • 物語本能と抽象思考能力←→演劇
  • プロタゴニスト設定型プロットと、場・状況・問題に着目する現代口語演劇的プロット
  • 趣向・ギミック・スタイルにこそ作者の意図が現れる

そうして、トイ・ストーリー2の戯曲構造分析は、ただひたすらに面白いだけであった。Interestingってことで。あれは要は一人のアーティストが主導するタイプの戯曲なり演出なりに対するアンチテーゼである。しかし、構造的によくできすぎているし、しかし意外とリア王に見られるダブルプロットやイメージの連鎖など、高度なテクニックを盛り込みまくっている。実に素晴らしい構成を持った「戯曲」であった。

演出論について

  • 「ある一点」の設定と、プランニングこそ演出であり、演出の領分は「輪郭がもやもやする、全体を包む霧」。
  • 読み取る力、構想力、説明力、人間力。
  • 演出は神であり演劇作品の著者であり、しかしだからこそ芸術上の責任を追う。逆もまたしかり。

こっちの方が語るべきことは多かったように思う。3点に絞って書いたけれど、ちっとも実態を伝えきれていない気がする。

ただ、あんまり詳しく書くと、セミナー参加した人々のアドバンテージがなくなってしまうので、これくらいにはしておく。……もう一点だけ。自分にとって、演劇とはやはりPresence(現前性)に関する問いなのである。すべてはここからはじまり、ここに帰着する。

僕にはわかっている。僕は正しいのだと。十年後、それが証明されるだろう。この文章の真意は、今日の演出論を聴いた人にしかわからないだろうね。だがそうなのだ。そして僕は、今ここでそれを明言しておくべきなのだ。