PLAYNOTE ユニークポイント『通りゃんせ』

2010年08月11日

ユニークポイント『通りゃんせ』

[演劇レビュー] 2010/08/11 00:18
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宮嶋さんと金恵玲さん

ご案内を頂いたのでのこのこ観に行った。初ユニークポイント。座・高円寺にて。

誰も知り合いいないぞ今回はー、と思って観に行ったら舞台上に知り合いだらけであった。開演前から『マリー・ド・ブランヴィリエ侯爵夫人』でご一緒した宮嶋美子ちゃん(超いい奴)とタイニイアリスの国際交流プログラムで何度かご一緒している金恵玲(キム・ヘリョン)さんが、写真のような衣装をつけてずっとぶらぶら遊んでいる。

そのまま懐かしの「通りゃんせ」を二十人近い出演者が全力投球で遊ぶとこから舞台は始まる。ちなみに俺はこのブログでさんざん偉そうなことを書いているが、この芝居の冒頭が「通りゃんせ」でタイトルまで「通りゃんせ」なのはどういう意味なのかはさっぱりわからなかった。

しかし、人が走ったり遊んだりしているのを観てるだけでも僕にとっては演劇は十分面白い。演出が全体的に面白かった。エリアライティングでぱんぱん切り替えて、物にも音にも頼らず、空間をどんどん作っていく。こういうの好きなんだ。

異文化コミュニケーションが主題の芝居とは言え、作・演出の山田裕幸はさらに深く斬り込んでいく。言葉と言葉が違うから、文化と文化が違うからわかりあえないのではない、人間同士がわかりあうことは、言葉と文化が一緒でも難しいことだ、という部分まで。何だかお互い好きっぽいのに全然先に進まないカップルとか、むしろ衝突が兄弟同士とか恋人同士で先に起きちゃうところとか。すべての他者が異邦人なのだ。

脚本的には前半ちょっと退屈したし、後半も予定調和なエピソードが多かった印象で今ひとつだったが、全編通して楽しく見れた。メモ:アリスのキム・セイルを久々に見た、挨拶しなかったけど。

コメント

投稿者: (2010年08月15日 19:51)

最初にやったのは「通りゃんせ」ではなくて
「はないちもんめ」だと思いますよー。

投稿者:Kenichi Tani (2010年08月16日 17:27)

まったくもって、その通りです。失礼しました。

……暑さで脳みそが溶けています。