PLAYNOTE おもちカレー

2010年05月04日

おもちカレー

[ハムスター] 2010/05/04 19:57
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カレーとおもち

今日は一日中机に向かっていたので頭に来て、カレーを作って食った。写真は今まさに食べられようとするカレーとおもち(うちのハムスター)

カレーはチキンサグカレー(ほうれん草カレー)に挑戦してみた。60点くらい。玉ねぎをたくさん使ったカレーが好きなので玉ねぎ4玉入れて、おかげでカレーとしてはそこそこうまかったのだが、相対的にほうれん草の存在感が薄れてしまった点と、カレー粉を使わずにスパイスだけで味付けした結果、色が今ひとつパッとしなかった点が残念。だがしかし、あらためてカレーにおける鶏肉の安定感と、ビールのマッチングに舌を巻く。

おもちはこの後おいしく頂きました。小骨が奥歯にはさまったぜ、げっぷ。

そう言えば、スーパーから帰ってみると、玄関前ににゃんこ先生がいて、なにやら必死に毛づくろいをしていた。おいちょっとそこどいて、ここ俺んちのドアだからさ、と声かけると、にゃんこ先生は、

「お前そろそろ怒られるからさっさと脱稿しちゃえよ。
 こまこまこだわってもそんなに変わんねーし、誰もそういうの期待してないから。
 わかりやすい見せ場が2・3個ありゃ十分だろ? 最後に主役がいいこと言えば展開も無理矢理だって大体オッケーだし。

 俺もさ、疲れてるわけよ、ねこ的な生涯に。
 人間だって同じなんだろ? アフター5に小難しい哲学とか思想とか要らんのよ。
 ちょっとありがちな台詞とかシーンとか多くてもさ、そこそこ笑えてちょっとほろっとできればオッケーじゃん。
 違うかニャ?」

最後だけ語尾が「ニャ」だったのにすごく腹が立ったが、かわいいねこだったので憎まれ口も飲み込める。とりあえずなでなでしたが、一向に逃げない。こないだは環七で犬の捕獲に成功したし、写真のおもちもグラスに入れても逃げ出そうともしないし、どうも最近動物に好かれる気がする。

だがしかしそんなちょっとほっこりした日常の一コマのすぐ横を、時間がひゅんひゅん飛んでいく。一歩も動けない俺は、そんな中でただ右往左往している。こないだは、何故かニューヨークのバーにいて、ギネスを頼んだら黒人のウェイターに「俺の故郷のアラバマでは、ギネスを頼むジャップにはみんなこうするんだ、HAHAHA」と笑われた上でケツにコルトパイソンを押し込まれ、「締め切り日にはBANG! だ、わかるな?」と脅される、という夢を見たし、さっきも買い物に出て「ひゃあ、今日は空が青いなぁ、雲が白いぜ」とへらへら笑っていたら、みるみるうちに白い雲が形を換え、「納期」という漢字に変化したりしたものだ。明日は『日本語を読む』の初日なので、できればぐっすり寝たかったんだが、光明が差すまでキーボード叩いてるしかないようだ。

なのでどうかそっとしておいて下さい。

* * *

最近割とうまいものを食っている。先週は好物のサブウェイをたらふく食った。日曜日には「心のくっつくタイ料理屋」という胸キュンなキャッチフレーズが踊るタイ料理屋・ティッチャイで異国の料理と酒をたらふく召し上がった。昨日は代田橋の沖縄タウンにある首里製麺という沖縄すば(そばのこと、らしい)屋で全部乗せ食った。

ちょっと前まで、食に金をかけるのを極端に嫌っていた。生きていければ別にそれでいいし、安物だろうが粗食だろうがアフリカの子どもたちよりよっぽどいいもん食ってるじゃん俺ら、みたいな発想で、浮いた金で本を買ったり芝居を見たりして生きていた。去年くらいから、週に一度はなんかうまいもん食っちゃう自分になったのは、きっと心が疲れているからなのだろう。一番コストが少なく得られる快楽の1つである。睡眠やらセックスやらその他趣味的なものは、時間的なコストがかかり過ぎるから、意外や意外、メシが一番コストが低い。

そうしていろいろ食っていると、あぁなるほど、食に心が癒されるのは、作ってる人間のピュアピュアな感情がこぼれ落ちているからなんだ、みたいなことに気がついた。生きてくだけならパンの耳でもかじってりゃ十分だし、牛丼だろうが卵かけご飯だろうが、お腹ぺこぺこなら大抵うまい。でも、手間暇かけて作ったものには、「おいそれ無駄だろ」ってくらいの愛が詰まっていたりする。そして、無駄なことこそ世界で一番ビューティフルな時間を与えてくれる。

一番わかりやすいのは、店員の顔だよなぁ、と思う。うまいもん、というか、心のこもったもん作ってる店の店員は、マニュアルに書き込まれた笑顔じゃなくて、自由な顔をしている。屈託のない顔をしている。あるいは真剣な顔をしている。作り物のスマイルがこれだけ氾濫していて、作り物なのにそれがないと「お客様は神さまだろーがタコ、何だその態度は」とファビョっちゃう素敵な神さまが多い現代日本では、そういう顔は珍しい。

* * *

世間はどうやらゴールデンウィークのようですね。