PLAYNOTE おもち、学習する

2010年04月11日

おもち、学習する

[ハムスター] 2010/04/11 08:57

今日でおもちくん(うちのハムスター)が我が家へやってきて一週間が経ちます。わずか一週間でおもちくんはたくさんのことを覚えました。給水器の使い方、トイレの場所、巣穴の場所、回し車の楽しみ方……。そして最近になってついに手から僕の餌を食べることを覚えました。手乗りハム(=ケージに手を突っ込むと勝手に手に乗るハムスター)まであと一歩です。

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瞳に宿る好奇心

今日はそんなおもちくんの写真を6点紹介します。

飼い主の手の匂いにも慣れたらしく、僕が本を読んだりしていると、近づいてきます。

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「出してー」

出してやらない。

出たいあまり、こういうことになったりする。

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外への好奇心が彼の顔を圧迫する

まぁ死にはしないから放っておく。

そしてとうとう、手から餌を食べることを覚えました。これで餌付けし放題だぜ……!

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手から餌を食べている様子

手の匂いに慣れた、というのは、ハムスター飼育にとって重要なことです。ハムスターはド近眼な上に色盲なので、匂いがすべて。自分の巣穴も匂いで判断するし、居心地いい場所も自分の匂いがついているところ。他者の存在も匂いで把握します。

つまり、ハムスターにとっては、匂い=実存であるのです。匂いを持ってして自身の縄張りおよび自分の過去を認識し、匂いを通じて他者の存在を近くする。視覚や言語を介してのコミュニケーションが主である我々人間とは、おそらくまるで違う世界を見ていることでしょう。

心の哲学の領域における思考実験を扱った論文に、「コウモリであるとはどのようなことか」というものがあります(→『コウモリであるとはどのようなことか』)。超音波を介して障害物の存在を察知しているコウモリが認識している世界は、おそらく我々人間が感じているような光によって構築された世界と全く別物であるはずです。同様に、匂いによって世界を認識し識別しているハムスターが見ている世界は、我々のものともコウモリのものとも異なります。

もっと突っ込んだ話をすると、同じ人間同士といえども「私」が見ている世界と「その他の誰か」が見ている世界が同じであるということは絶対に証明することができません。これを意識のハード・プロブレムと呼ぶのですが、まさかハムスターを観察していて心の哲学を想起するとは思っても見ませんでした。

ハムスター画像の紹介に戻ります。

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登る。よいしょ、よいしょ。

最近は壁面に登るだけでは飽き足らず、天井面の網を前足で掴み、運悌のようにしてブラブラとあっちへウロウロこっちへウロウロ移動したりしています。落ちると痛いというのはさすがにわかっているはずなのに、やめません。

餌をあげると、気に入らない餌はほお袋に溜め込みますが、特にお気に入りの餌はその場で一挙に食い尽くします

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「たまんねーぜ」

* * *

大変多くの方からおもちくんへのご質問やご意見を頂いております。いくつか紹介します。

Q. おもちくんはオスですか?
A. オスって書いただろ。

Q. どうしておもちって名前なんですか?
A. 直感です。

Q. ハムスターって臭くないですか?
A. 今のところ、あまり匂いません。彼は割と利口で初日からトイレの場所を把握しました。トイレの中には専用の砂が敷き詰められており、水分を吸収して固まります。こうなると匂いはほとんど致しません。一番最初に彼のおしっこが染み込んだティッシュをトイレの中に配置した私の作戦勝ちです。

Q. よい趣味を見つけられましたね。これで少しはお酒も控えるかな?
A. 余計なお世話だ。

Q. おもちくんを飼うことで、あなたの精神が少しでも安定し、執筆が捗るとよいのですが。
A. 全くもって同感です。

Q. 締め切り過ぎてるのに、ハムスターと遊んでる暇なんてあるんですか?
A. ごめんなさい。

……実際には、餌をあげるのに1日5分もかからないし、お掃除なんか週1で十分というほど手の掛からない動物なので、ほとんど観賞用になっています。