PLAYNOTE 心が目を覚ます

2009年09月24日

心が目を覚ます

[公演活動] 2009/09/24 23:46

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本番まであと2週間を切った、原作:サラ・ケイン、翻訳・翻案・演出:谷賢一の『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』。写真は左から出演者の堀奈津美、谷賢一。何故か俺は今金髪だ。お写真は稽古場見学に来て下さったすしこさんが撮ってくれたもの。どうもありがとうございました。

今日は稽古場に元チェリーブロッサムハイスクールの天才作家にして稀代のハイパーマルチクリエーター、現キコ主宰の小栗剛氏と、前回のブランヴィリエに出演してくれた演劇アブノーマル・塚越健一、高校生のくせに演出助手やってる酒井一途、ハッピー・スプリンクラーの二つ名を与えたい制作・北澤芙美子らが参加し、すさまじく有意義な稽古であった。

台本について

翻訳は今週頭に終わっていて、今はその翻訳を元にどうアレンジするか、上演台本の策定中。書いては稽古場に持ち込み、やってみて、修正する。俺と奈津美の2人だからできるフレキシブルさ。もっとも、決定稿が出ないという苛々な状況に、奈津美は奈津美で気が気じゃないと思うが。作・演出として俺は彼女にとても信頼されているし、俺の芝居の役者として僕は彼女をとても信頼している。だからこそできるような傍若無人である。

昨日稽古場見学に来て下さったすしこちゃん(通称)は、テキストを読み合わせしているのを聴いているだけで泣きそうになった、と言っていた。今日来てくれた塚越さんは、思わず自分も声に出してしまいたくなるような台詞がたくさんある、と言ってくれた。今日稽古場にいやがった酒井一途は、K(登場人物)の台詞が本当にいい、と言っていた。今日稽古場にお出でなすった小栗さんは、芯がしっかりしているからどんな味付けもできる、と言ってくれた。

嘘だろう、と思うが、割と大丈夫なようだ、この本。本当に自分は根がポップらしい。これでもちょっとわかりづらいかな、とか思いながら書いているし訳しているし演出しているんだけれど、どうやら十分伝わったようで一安心。

ラストシーンとかテーマとか

稽古終了後、出演者2人+スタッフ4名=6人で、缶ビールで乾杯。小栗さんが、鬱で自殺してしまった知人の話をしてくれて、一気にラストのイメージが固まる。この上演を通して生と死を相対的に描くことができそうだ。テーマが「生と死」なんてあんまりにも大上段に構えすぎていて、決してオリジナルじゃできないのだが、死んでしまったサラと、まだ生きている俺、2人で作る芝居である。その2人に、奈津美が加わり、周囲をいろんな人が固めてくれる。生と死、それくらい言ったっていいじゃない、って気になる。

このテキストを書いていたとき、サラも27歳、俺と本当に同い年だったんだよなぁ、と思うと、本当に不思議な気持ちになる。

その他

劇中のワンシーン、俺と奈津美が全く喋らず、カセットテープの音に合わせて「あること」をするシーンがとても楽しそうで、演劇的にスリリングで、今からわくわくする。ここは、今すぐにでも上演したい。

役者・谷賢一も頑張っています。まじで。今日は2度ほど通して、自分で翻訳・構成したテキストなのに全くしっくり来ず、時間堂方式に切り替えて、テキトーにぶらぶら歩いたり屈伸したり柔軟したり、ピッチを変えたり呼吸を変えたり、体勢を変えたり距離感を変えたりしながら読み合わせまくってみたら、すごく自由になれた。腹の底から声を出して、心の底を振るわせる。役者ってこれ本当に疲れるね。

もちろん作家も大変です。自殺するくらい。僕が今ギリギリ生きていられるのは本当にただの偶然でしかないし、俺が今刑務所に入っていないのも本当にただの偶然でしかない。こうして今生きているという味付けの濃い不幸が、サラ・ケインというどす黒いお皿の上に乗っかって、いずれ優しい味付けの明日に変わっていますように。

『プルーフ/証明』も観に来て欲しいけど、サラの方は3日5ステしかないので、ご都合お早めにおつけ下さいませ。タイムテーブルと予約URLは以下の通り。

DULL-COLORED POP vol.9『プルーフ/証明』『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』

原作・デヴィッド・オーバーン(プルーフ)、サラ・ケイン(4.48サイコシス)
翻訳・翻案・演出 谷賢一

■出演
『プルーフ/証明』・清水那保(DULL-COLORED POP)、木下祐子、小栗剛(キコ)、中田顕史郎
『心が目を覚ます瞬間~4.48サイコシスより~』・谷賢一、堀奈津美

■作品紹介

『プルーフ/証明』:
アメリカで数多の演劇賞を受賞し、評価が高く完成された戯曲に散らばるアメリカ現代口語を若い感性で軽妙に訳し、全編通して「ひりひり」する心と心の対立を演出でえぐり出します。

『心が目を覚ます瞬間 ~4.48サイコシスより~』は、サラ・ケインの遺作となった『4.48サイコシス』を翻訳・翻案したものです。原文から溢れる鬱病による煩悶・愛への渇望といった苦痛を、インスタレーションやエチュード的な「遊び」を通して提示します。

いずれも精神の病を扱った作品でありながら、かたや骨太な会話劇、かたや破綻した脳内イメージの直接描写、まるで違う2作品です。心が壊れて青空が割れるような音がする瞬間を、聴きに来て下さい。

■日程

10/07(水) 19:00 プ
10/08(木) 19:00 心
10/09(金) 14:00/19:00 プ
10/10(土) 14:00/19:00 心
10/11(日) 14:00/19:00 プ
10/12(月) 14:00/19:00 心
10/13(火)19:00 プ

※受付・開場は開演の30分前です。

☆今回のDULL-COLORED POPは2作品日替わり上演!
プ=『プルーフ/証明』
心=『心が目を覚ます瞬間』

■会場

新宿サンモールスタジオ
(丸の内線・新宿御苑前、大木戸門出口より徒歩5分)
〒160-0022 新宿区新宿1-9-10

■チケット

前売:2,500円 当日:3,000円
学割:前売・当日共に500円引
リピーター割引:1,000円引
(全席自由席)

■ご予約

http://ticket.corich.jp/apply/15621/006/

メールやmixiメッセージでも受付中。お名前・ご観劇日時・人数・割引の有無をお知らせ下さい。

リピーター割引は別演目をご観劇なさる場合もご利用可能です。是非ご利用下さいませ。

コメント

投稿者:search engine optimization vancouver (2012年01月13日 06:47)

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