PLAYNOTE 抱えているものの違い

2009年05月05日

抱えているものの違い

[演劇メモ] 2009/05/05 02:51

まだ公演中、5/6まで本番中なのだが、間もなく売り止めの回ばかりでありがたいばかり。今日はアフタートークイベントの感触なんかをちょこっとだけ書くよ。

DULL-COLORED POP7.7『ショート7
2009/4/29(水・祝)~5/6(水・祝)@Pit北/区域 ☆ 前売2500円・当日3000円

「キャバクラードポップ」とかバカなタイトルつけたけど、論客ばかり集めました。詳しくはこちらを。

小芝居が入ったり美麗女優陣による茶化しが入ったりと変なイベントではあるが、それぞれの抱えているものが透けて見えて大変面白い、俺が一番面白い思いをしているくらいのイベントである。

初日、中屋敷くんは意外にも、もっともっと演劇を妖怪めいたものにしていかねばならぬ、的な話をしており、意外であったが、彼の作品に潜む狂気なりシニカルさなり残酷さなりを考えると頷ける。

二日目の船岩くんとのトークは、彼の知性と問題意識の強さをしっかと実感。確実のこの先の演劇界を思想的に引っ張る演出家であろうと思う。

三日目、北嶋さんはさすが年の功、俺やキャバ嬢の茶化しにもめげず、淡々とレビューが演劇界のためでなく社会の中でどう機能するかということについて語っており、学ぶところが多かった。

四日目、松枝氏は切れ味の鋭さでは抜群、某有名ミュージカルを実名でこき下ろし、その反骨精神と作家的な芯の強さを見せつけた格好だが、同時に教訓を叩き込まれた感もあって恐縮であった。

五日目、アユムさんは、さすがに現代を見る視点としては鋭利鋭敏であるなぁと感じたし、演劇界に留まらない視野を持っていて頷くことしきり。自分および自分の劇団のプロデュース能力の高さにも勉強させられた。

六日目、小栗さんは、さすがに盟友・親友だけあって話しやすく突っ込みやすかったが、全然話し足りない。初見の人でも小栗さんの面白さの少しは伝わっただろうが、あと二時間三時間は話さねばあらましは伝わらないだろう。チェリーは必見である。

明日はreset-N夏井さん。大物、って言うか、大先輩であるので恐悦である。自分がまだ単なる大学生だった頃から第一線でやっていた人だし、フランスまで行って自分の演劇を壊そうと脱皮や再生を繰り返している人だから、楽しみである。

短編集も、あと二日。どいつもこいつも、きちんと成仏させたい。