PLAYNOTE 田辺聖子『源氏がたり(1)』

2009年02月25日

田辺聖子『源氏がたり(1)』

[読書] 2009/02/25 01:30

CoTiK『源氏』終了後に古本屋にて100円でゲット。良著である。

講演会の内容を下敷きにしているようで、語りかけるような口調で読みやすい。

平安時代の文化や風俗を紹介するところから始まり、その後は桐壺~松風までのエピソードをわかりやすく紹介。あちこちに古典に関するエピソードが散りばめられていて、読んでいて飽きないし、筆者の才気・博識を実感させられる。

それ以上に、本当に『源氏物語』を楽しんでいるのだな、ということが伝わってきて、読んでいてビシビシ触発させられる。演劇だって野球だって文学だって、「ワタシこれ超面白いと思うマジで」という人から講義された方が面白いに決まっている。田辺女史の語り口は親切で身近でフレッシュで、好感が持てまくる。

『源氏』の内容をある程度知っている人には相当楽しんで読めると思う。これが100円なのだから、ブックオフ系の古本屋はマジで功罪相半ばと言った感じだな。マックポークと同じ値段なのだから…。