PLAYNOTE 松岡和子訳『タイタス・アンドロニカス』

2009年02月25日

松岡和子訳『タイタス・アンドロニカス』

[読書] 2009/02/25 01:24

最近ぜんぜん本が読めない…。忙しすぎる。

でも電車の行き帰りは「もう仕事しない」って決めたんだ! で、稽古場・家の1.5往復で読破。

前に読んだのいつだか覚えてないが、相変わらず血みどろ・やりっ放しでどん引きするテンション。はっきり言って、構成はろくでもないと思う。いや、一幕一場でその後のドラマの原動力となる関係性を全部描いちゃって、そこから展開・収束させていく点はさすがなのだが、いろいろ展開が強引と言えば強引。『テレウスとプロクネとプロメラ』とかいう『変身物語』をプロットの随所にちりばめて、劇展開をなぞらえているところは当時にしてみれば効果的だったんだろうから、参考にはなる。

初期の悲劇だけあって、後の悲劇にあるような巧妙なアレゴリーの連鎖が感じられない点、文体としても他の作品に一歩譲る感あり。ただ、演出欲はすごくそそられる。『マクベス』とか『ロミジュリ』はどう料理しても平均点出せちゃうと思うけど、これは難しいだろうなぁ。自由だが。

結論としては、死ぬほど面白かった。

コメント

投稿者:マダム ヴァイオラ (2009年02月27日 20:10)

是非、演出してください。
できたら、オールメールで。
話がエログロスプラッタ過ぎて、女優だと見るのが辛い。
シェイクスピア時代はオールメールだったから客も平気だったんじゃないか。と、これは私の推測ですけど。
歌舞伎のスプラッタはだいじょぶなのも、オールメールなのが大きい気がするんです。

投稿者:Kenichi Tani (2009年02月28日 02:12)

オールメールって、えらいハードル高いので多分無理ですよう。
どっかが予算持ってくれるならやれそうですが笑